Bee Gees／『Bee Gees Greatest』

昨夜のアメリカン・アイドルのテーマが『ディスコ』だったので、また聴きたくなって引っ張り出してきたのが、Bee Geesが1979年にリリースしたベスト盤の『Bee Gees Greatest』だ。

リリース当時、この2枚組みのLPは友人間で流行っていて、確か実家にもこのLPが残っているはず。1975年の『Main Course』から1979年の『Spirits Having Flown』までのディスコ全盛期にヒットした曲が網羅され、もちろん、映画『Saturday Night Fever』で使われた『Night Fever』などの曲もしっかり収録されている。

このLPがリリースされた当時、1枚目の特にA面ディスコ5曲はそれこそレコードの溝が擦り切れるほど聴いていた。家に誰もいないときは、許せる範囲内の大音量でこのLPをかけていた。

このベスト盤には各サイドにそれぞれ特徴があり、A面はディスコ、B面はバラード、C面はシングルB面や他のアーティストがカバーした曲、D面は上記アルバムの佳曲といった感じだった。

CD時代になってBee Geesのベスト盤は2001年に全キャリアを網羅した『Their Greatest Hits: The Record』が発表され、あらゆる時代のヒット曲を多く網羅している。しかし、Bee Geesの活動期間中のディスコに的を絞って編集されたこの『Bee Gees Greatest』には、1つのテーマに沿って作られたアルバムのような雰囲気があり、思い入れはこちらのベスト盤のほうが強い。

『Their Greatest Hits: The Record』がベスト決定版のような扱いだったこともあり、CD時代に入っても長いこと廃盤状態にあった『Bee Gees Greatest』だが、2007年に突然、ボーナス曲を追加して再リリースされた。

このリイシュー盤はBillboard誌のポップ・カタログ・チャートで見事No.1を獲得。ディスコ時代にこのベスト盤を愛聴した方は、リマスターされたそれぞれの曲を懐かしい思いで聴いたことだろう。

Billboard誌では通常のアルバム・チャートでも上位にランクされる売り上げを記録した『Bee Gees Greatest』だが、同誌の新譜扱いになるにはアルバムの約1/3が新曲であることを必要としている。『Bee Gees Greatest』では追加された新たなボーナス曲の比率が約28%だったので、新譜ではなくリイシュー扱いとされている。

『Bee Gees Greatest』
【Side A】
Jive Talkin'
Night Fever
Tragedy
You Should Be Dancing
Stayin' Alive
【Side B】
How Deep Is Your Love?
Love So Right
Too Much Heaven
(Our Love) Don't Throw It All Away
Fanny (Be Tender With My Love)
【Side C】
If I Can't Have You
You Stepped Into My Life
Love Me
More than A Woman
Rest Your Love On Me
【Side D】
Nights On Broadway
Spirits (Having Flown)
Love You Inside Out
Wind Of Change
Children Of The World

タグ：Bee Gees 1979

コメント 2

ビージーズですね。私も大好きです。
ビージーズのライヴでアンディをトリビュートしたものがあるのですが、ご覧になられたことあります??
記事一応TBさせて頂いたのですが、この映像、いつ見ても涙を誘います。
そしてモーリスまで・・・。
ホントいいグループでした。
by 240 (2009-05-17 23:50) 

こんばんは、240_8さん。このときのライブは残念ながら見たことがありませんでした。

今、240_8さんのところで当時のステージを拝見しましたが、ステージ上のBee Geesの3人も、Andyの映像にグッときているようで切ないですね。

そのBee Geesも、あの美しいハーモニーが今や聴けないのは残念でなりません。
by MCMLXV_65 (2009-05-18 00:23)