Vanessa Paradis/『Best Of』 [CD]
年末になり、今年もベスト盤ラッシュの時期になった中、到着を心待ちにしていた1枚が、この Vanessa Paradisの『Best Of』だった。2枚組のベスト盤は、1枚目が新曲『Il y a』を含む過去のスタジオ・アルバムから選ばれたグレイテスト・ヒット集で、2枚目はライブやレア・テイクを集めた17曲という構成になっている。
Vanessa Paradis のアルバムは1988年のデビュー盤『M&J』以降、スタジオ・アルバムが5枚、ライブ盤が3枚と、約20年にもなるキャリアにおいて、リリース枚数は多い方ではない。特に Lenny Kravitz がプロデュースした、自らの名前を冠した『Vanessa Paradis』を1992年にリリース以降は、次の『Bliss』が2000年、さらに最新作の『Divinidylle』が2007年と、アルバム・リリースの間隔は空く一方だった。
しかし、本国フランスではこの3枚がいずれもチャートの No.1 を獲得、『Bliss』はゴールド・ディスク止まりだったが、他の2枚はプラチナ・レコードに輝いている。
このブログでも取り上げた通算3枚目のアルバム『Vanessa Paradis』で、その魅力にハマってしまったわけだが、以前、勤めていた会社の都合でフランスへ出張した際、現地法人の先輩にこの話をしたところ、評判は全然芳しくなかった。むしろ、一過性のブームみたいなもので、万人受けするようなタイプではないと、散々な評価だった。
フランス滞在中にフランス語を母国語にした曲を頻繁に聴いていたが、その中でも英語圏のアーティストの香りもする Vanessa Paradis の曲は、フランス語と英語のいいところが融合しているようで、とても耳に優しく感じた。
『Vanessa Paradis』以降、スタジオ盤もライブ盤もリリースされると欠かさず手に入れてきたが、そのどれもが親しみ易いメロディに溢れ、フランス語という英語よりも高いハードルを感じさせなかった。もちろん、歌詞の意味が分かれば、もっと楽しめることに間違いないが。
ライブでは初期2枚のアルバムからの曲もよくプレイされるので、これらのアルバムのオリジナル・テイクもこの『Best Of』で初めて耳にした。どれもシンプルな演奏をバックに、当時16~18歳だった Vanessa Paradis のボーカルがとても瑞々しく、改めて曲の良さに気づいた次第だ。
今回の『Best Of』も、ここ最近のアルバムで恒例となった限定版がリリースされ、EP 盤サイズのハードカバー・ブックレットに2枚のディスクが収まっているコレクターズ・エディションを入手した。
デビュー当時の幼い頃の写真は本当にフランス人形のような立ち振る舞いで、スタジオでレコーディングに臨むショットやアルバム・カバーの別テイク、最近の様子などを捉えたモノクロの写真がたくさんあり、この手のブックレットにありがちな長文のライナーノーツは全くないので、パラパラとページをめくるだけでも楽しめる。
夫の Johnny Depp とたまに来日しているらしいが、シンプルなバンドをバックにした生のライブを Billboard 東京あたりでやってくれないかと、いつも思っているのだが、どこか招聘に手を挙げてくれないだろうか…?
『Best Of』
【CD 1】
Il y a
Pourtant
Marilyn & John
Dis lui toi que je t'aime
Joe le taxi
Maxou
Sunday Mondays
Tandem
Natural high
Commando
Be My Baby
Divine Idylle
Des que j'te vois
Just as long a you are there
Que fait la vie
L'incendie
【CD 2】
Marilyn & John (accoustique)
Dans mon café
La déclaration d'amour(en duo avec M - Live)
Jackadi
I Love Paris
Emmenez-moi (Live)
La ballade de Johnny Jane (en duo avec Jane Barkin - Live)
When I say
Concia Chachacha
St Germain
This will be our year (Live)
Les filles électriques (en duo avec Alain Souchon - Live)
Made in Asia
Abracadabra
I Wouldn't Dare
Sacarabee (accoustique)
Varvara Pavlonia
Vanessa Paradis のアルバムは1988年のデビュー盤『M&J』以降、スタジオ・アルバムが5枚、ライブ盤が3枚と、約20年にもなるキャリアにおいて、リリース枚数は多い方ではない。特に Lenny Kravitz がプロデュースした、自らの名前を冠した『Vanessa Paradis』を1992年にリリース以降は、次の『Bliss』が2000年、さらに最新作の『Divinidylle』が2007年と、アルバム・リリースの間隔は空く一方だった。
しかし、本国フランスではこの3枚がいずれもチャートの No.1 を獲得、『Bliss』はゴールド・ディスク止まりだったが、他の2枚はプラチナ・レコードに輝いている。
このブログでも取り上げた通算3枚目のアルバム『Vanessa Paradis』で、その魅力にハマってしまったわけだが、以前、勤めていた会社の都合でフランスへ出張した際、現地法人の先輩にこの話をしたところ、評判は全然芳しくなかった。むしろ、一過性のブームみたいなもので、万人受けするようなタイプではないと、散々な評価だった。
フランス滞在中にフランス語を母国語にした曲を頻繁に聴いていたが、その中でも英語圏のアーティストの香りもする Vanessa Paradis の曲は、フランス語と英語のいいところが融合しているようで、とても耳に優しく感じた。
『Vanessa Paradis』以降、スタジオ盤もライブ盤もリリースされると欠かさず手に入れてきたが、そのどれもが親しみ易いメロディに溢れ、フランス語という英語よりも高いハードルを感じさせなかった。もちろん、歌詞の意味が分かれば、もっと楽しめることに間違いないが。
ライブでは初期2枚のアルバムからの曲もよくプレイされるので、これらのアルバムのオリジナル・テイクもこの『Best Of』で初めて耳にした。どれもシンプルな演奏をバックに、当時16~18歳だった Vanessa Paradis のボーカルがとても瑞々しく、改めて曲の良さに気づいた次第だ。
今回の『Best Of』も、ここ最近のアルバムで恒例となった限定版がリリースされ、EP 盤サイズのハードカバー・ブックレットに2枚のディスクが収まっているコレクターズ・エディションを入手した。
デビュー当時の幼い頃の写真は本当にフランス人形のような立ち振る舞いで、スタジオでレコーディングに臨むショットやアルバム・カバーの別テイク、最近の様子などを捉えたモノクロの写真がたくさんあり、この手のブックレットにありがちな長文のライナーノーツは全くないので、パラパラとページをめくるだけでも楽しめる。
夫の Johnny Depp とたまに来日しているらしいが、シンプルなバンドをバックにした生のライブを Billboard 東京あたりでやってくれないかと、いつも思っているのだが、どこか招聘に手を挙げてくれないだろうか…?
『Best Of』
【CD 1】
Il y a
Pourtant
Marilyn & John
Dis lui toi que je t'aime
Joe le taxi
Maxou
Sunday Mondays
Tandem
Natural high
Commando
Be My Baby
Divine Idylle
Des que j'te vois
Just as long a you are there
Que fait la vie
L'incendie
【CD 2】
Marilyn & John (accoustique)
Dans mon café
La déclaration d'amour(en duo avec M - Live)
Jackadi
I Love Paris
Emmenez-moi (Live)
La ballade de Johnny Jane (en duo avec Jane Barkin - Live)
When I say
Concia Chachacha
St Germain
This will be our year (Live)
Les filles électriques (en duo avec Alain Souchon - Live)
Made in Asia
Abracadabra
I Wouldn't Dare
Sacarabee (accoustique)
Varvara Pavlonia
2009-12-19 14:04
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コメント(2)
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こんにちは、twitterでvanessaのbotをやっています!
確定情報ではないのですが、来年からインターナショナルツアーがあり、2月後半にtokyoの名前が挙がっているとのことです!来てくれたら嬉しいですよね♪このニュースさっき知ったばかりでいきなりのコメントすみません*
by vanessablissbot (2010-11-14 09:21)
vanessablissbotさん、ようこそ! Charlotte Gainsbourgに続くふたりめのフランス人アーティスト、待望の来日決定ですか…ね!! これは嬉しいニュースです!!!
会場はどこになるでしょう? 東京だと国際フォーラムあたりでしょうか?? あまり大きくない会場で声が隅々まで届くような小さめのホールだと、好きなファンで埋め尽くされそうで楽しいんじゃないでしょうか?! 具体的なことが早く決まること願っています!!
by MCMLXV_65 (2010-11-14 12:53)