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Sheena Easton/『The Lover In Me』 [CD]

The-Lover-In-Me.jpgこの Sheena Easton が1988年にリリースした通算10枚目のスタジオ・アルバム『The Lover In Me』は、以前、紹介したデビュー盤の『Take My Time』と同じく Cherry Red Records というレーベルから2006年にリイシューされた。その際には4曲のボーナス曲が追加されたが、今、手元にあるのは1988年にリリースされたオリジナルの10曲入りのバージョンになる。

1980年代中盤の Sheena は1984年リリースのアルバム『A Private Heaven』の頃から Prince との関係が始まり、曲の提供を受けたり、Prince のアルバムでデュエットを披露したりしていた。

Prince との関係はこの『The Lover In Me』でもあり、『101』と『Cool Love』は Prince 提供の曲で、アルバムに収録された他の8曲とは少し違う雰囲気を持っていた。

『The Lover In Me』は今までの Sheena のアルバムをリリースしていた EMI を離れて MCA に移籍しての最初のアルバムだった。プロデューサーには Babyface、L.A. Reid、John Jellybean Benitez らの名前があり、EMI 時代の雰囲気とは違うダンサブルな曲も多かった。

アルバムに先行してリリースされたタイトル曲の『The Lover In Me』は、アメリカでは1985年のシングル『Sugar Walls』以来となる Top10 入りを果たして最高2位を記録。惜しくも『9 To 5 (Morning Train)』以来となる2曲目の全米 No.1 は逃したが、北米市場での Sheena 復活を印象づける曲になった。

このタイトル曲の『The Lover In Me』は Babyface と L.A. Reid による曲で、全英チャートでは最高15位と惜しくも Top10 入りを逃したが、全英チャートでは1981年の『For Your Eyes Only』となる久々にヒットしたシングルになった。

アルバムからは Prince 提供の『101』も3枚目のシングルに選ばれ、全米ダンス・チャートで最高2位を記録、全英チャートでは最高54位を記録した。

また、この頃の Sheena は女優としても活動していて、テレビドラマの『Miami Vice』では主役の Don Johnson の妻役を演じ、劇中で披露した『Follow My Rainbow』もこの『The Lover In Me』に収録された。

レーベル移籍に伴ない従来の雰囲気からダンス系の曲を多く含んだ『The Lover In Me』だったが、『Without You』や『If It's Meant To Last』というそれまでの路線を踏襲したポップな曲もあり、デビュー時から Sheena を追いかけてきたファンには安心できる面も『The Lover In Me』にはあった。

全米アルバム・チャートで『The Lover In Me』は最高44位とあまり奮わなかったが、全英チャートでは最高30位を記録と、1982年の『Madness, Money & Music』以来となる久々の好結果も残した。

The Lover In Meicon
No Deposit, No Return
The Lover In Me
Follow My Rainbow
Without You
If It's Meant To Last
Days Like This
One Love
101
Cool Love
Fire And Rain



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