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Vanessa Paradis/『Live』 [CD]

VanessaParadisLive.jpgきのう、1960年代の香り漂う Emma Bunton のアルバムを紹介したので、今回もそんな雰囲気のある Vanessa Paradis が1994年にリリースしたライブ盤を紹介!

このライブ盤は全ての曲を完奏しているが、曲と曲の合間がフェードイン・フェードアウトで繋がれているため、連続したライブ感は残念ながら損なわれている。しかし、ライブ盤らしく時々ファンのドッと湧き上がる歓声や、「Venessa!」というファンからの掛け声も聞こえ、ライブならではの楽しげな雰囲気は十分伝わってくる。

1987年の『Joe le Taxi』でデビュー以来、Vanessa Paradis はスタジオ・アルバムを5枚、ライブ盤を3枚、そしてベスト盤を1枚と、もう20年以上にそのキャリアは及ぶが、意外とリリースしたアルバムは少ない。

このライブ盤は以前紹介した自らの名前を冠した『Vanessa Paradis』のリリース後に続くツアーの音源が収録されているが、初期の2枚のアルバムからもお馴染みのヒット曲が網羅され、この頃の Vanessa Paradis にとってベスト盤的な意味合いも持っていた。

その内訳はデビュー盤の『M&J』と2ndアルバムの『Variations sur le même t'aime』から3曲ずつ。そしてこの当時の最新作『Vanessa Paradis』から8曲。この他に Jacques Dutronc の『Les Cactus』と The Roling Stones の『As Tears Go By』という2つのカバー曲を収録。『Les Cactus』はこのライブ盤からの1stシングルにも選ばれた。

Lenny Kravitz の影響が大きく反映されたアルバム『Vanessa Paradis』は全仏チャートで初の No.1 を記録。その当時の Vanessa Paradis の勢いがこのライブ盤には詰まっていて、ハイライトはやはり終盤のアルバム『Vanessa Paradis』からの7曲だろう。

The Velvet Underground のカバー『I'm Waiting For The Man』、全仏チャートで最高5位をマークした『Be My Baby』、そしてこのライブ盤の最後もアルバム『Vanessa Paradis』と同じく『Just As Long As You Are There』で幕を下ろす。

このライブ盤の後、Vanessa Paradis の次のアルバムは2000年の『Bliss』まで約6年を待つことになる。『Bliss』のリリース後も、新たなライブ盤『Au Zénith』をリリースしている Vanessa Paradis だが、この2枚のライブ盤では20代になったばかりの頃と30代を目前に控えた頃というふたりの Vanessa Paradis というキャラクターが楽しめ、なかなか興味深いライブ盤だ。

Live
Natural High ※III
Les Cactus
Marilyn & John ※I
As Tears Go By
Tandem ※II
Dis-lui toi que je t'aime ※II
Joe le Taxi ※I
La Vague à lames ※II
Maxou ※I
Sunday Mondays ※III
Silver And Gold ※III
Gotta Have It ※III
Lonely Rainbows ※III
I'm Waiting For The Man ※III
Be My Baby ※III
Just As Long As You Are There ※III

※I:『M&J』収録
※II:『Variations sur le même t'aime』収録
※III:『Vanessa Paradis』収録




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