Huey Lewis and The News/『Sports』 [CD]
このブログでは主に1980年代によく聴いていたアーティストを紹介しているが、今回取り上げる Huey Lewis and The News が1983年にリリースした通算3枚目のアルバム『Sports』は、間違いなく1980年代を代表するアルバムの1枚に数えられるだろう。
このアルバムがリリースされたのは1983年の9月だが、発売当初は全米アルバム・チャートでの動きも鈍く、今でこそ当たり前となった「◎◎位に初登場!」というアルバムではなかった。
しかし、アルバムに先行してカットされたシングル『Heart And Soul』を始めとしたこのアルバムからカットされたシングルが次々ヒットを記録すると、アルバム・チャートでの順位も次第に上昇カーブを描き、アルバム・リリースから9か月後の1984年6月、とうとう全米アルバム・チャートのトップに躍り出た。
アルバムに収録された全9曲中5曲がシングル・カットされ、そのうちの4枚が全米チャートで Top10 ヒットを記録。その4枚はどれも No.1 にならなかったが、この時代ならではのキャッチーなサウンドとメロディは多くのファンを魅了した。
その結果、アルバム『Sports』はアメリカだけで1000万枚以上のセールスを達成し、1984年の Billboard 誌の年間アルバム・チャートでは2位にランクされた。(ちなみに1984年の年間アルバム・チャート No.1 は Michael Jackson の『Thriller』)
Huey Lewis のしゃがれ声が特徴の『Sports』は、The News の5人の個々のプレイにも魅力があり、そして Huey Lewis とのコーラス・ワークも見事だった。ライブでの個々のソロ・プレイは見せどころの1つでもあった。
レコードでも楽しめた Huey Lewis and The News のライブは幸運にも2度足を運ぶことができ、まだ後楽園球場時代のスタジアム公演も見に行った。その時も感じたことは、レコードで聴ける以上にライブが楽しいバンドだということだった。
『Sports』から残念ながらシングルにならなかった『Finally Found A Home』と『You Crack Me Up』、『Honky Tonk Blues』の3曲もいい曲ばかりで、シングル・カットされた『Bad Is Bad』と『If This Is It』よりロックな曲だった。もしシングルになっていたらこの3曲も間違いなくヒットしていただろう。
前回紹介した Roxette のアルバムと同じく無駄と思える曲が1つもないアルバムで素晴らしい『Sports』だが、あまりにも売れ過ぎて、そして1980年代的ということで、今、このアルバムを敬遠する方が多いと聞く。
だが『Sports』は Huey Lewis and The News というバンドにおいても転換期のアルバムだったし、ポップス史上で間違いなく歴史に残る1枚として注目されて然るべきアルバムだと思う。
Sports
The Heart Of Rock & Roll
Heart And Soul
Bad Is Bad
I Want A New Drug
Walking On A Thin Line
Finally Found A Home
If This Is It
You Crack Me Up
Honky Tonk Blues
このアルバムがリリースされたのは1983年の9月だが、発売当初は全米アルバム・チャートでの動きも鈍く、今でこそ当たり前となった「◎◎位に初登場!」というアルバムではなかった。
しかし、アルバムに先行してカットされたシングル『Heart And Soul』を始めとしたこのアルバムからカットされたシングルが次々ヒットを記録すると、アルバム・チャートでの順位も次第に上昇カーブを描き、アルバム・リリースから9か月後の1984年6月、とうとう全米アルバム・チャートのトップに躍り出た。
アルバムに収録された全9曲中5曲がシングル・カットされ、そのうちの4枚が全米チャートで Top10 ヒットを記録。その4枚はどれも No.1 にならなかったが、この時代ならではのキャッチーなサウンドとメロディは多くのファンを魅了した。
その結果、アルバム『Sports』はアメリカだけで1000万枚以上のセールスを達成し、1984年の Billboard 誌の年間アルバム・チャートでは2位にランクされた。(ちなみに1984年の年間アルバム・チャート No.1 は Michael Jackson の『Thriller』)
Huey Lewis のしゃがれ声が特徴の『Sports』は、The News の5人の個々のプレイにも魅力があり、そして Huey Lewis とのコーラス・ワークも見事だった。ライブでの個々のソロ・プレイは見せどころの1つでもあった。
レコードでも楽しめた Huey Lewis and The News のライブは幸運にも2度足を運ぶことができ、まだ後楽園球場時代のスタジアム公演も見に行った。その時も感じたことは、レコードで聴ける以上にライブが楽しいバンドだということだった。
『Sports』から残念ながらシングルにならなかった『Finally Found A Home』と『You Crack Me Up』、『Honky Tonk Blues』の3曲もいい曲ばかりで、シングル・カットされた『Bad Is Bad』と『If This Is It』よりロックな曲だった。もしシングルになっていたらこの3曲も間違いなくヒットしていただろう。
前回紹介した Roxette のアルバムと同じく無駄と思える曲が1つもないアルバムで素晴らしい『Sports』だが、あまりにも売れ過ぎて、そして1980年代的ということで、今、このアルバムを敬遠する方が多いと聞く。
だが『Sports』は Huey Lewis and The News というバンドにおいても転換期のアルバムだったし、ポップス史上で間違いなく歴史に残る1枚として注目されて然るべきアルバムだと思う。
Sports
The Heart Of Rock & Roll
Heart And Soul
Bad Is Bad
I Want A New Drug
Walking On A Thin Line
Finally Found A Home
If This Is It
You Crack Me Up
Honky Tonk Blues
2010-07-19 12:40
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コメント(2)
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こんばんは。
私もコレはよく聴きましたし、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースは大好きなバンドでした。コンサートも行きましたね~。
このアルバムでは「If This Is It」のコーラスワークが大好き。
前作の「Do you Believe in Love」(オリジナルではないけど)も大好き。
確かにブックオフではゴミ扱いのバンドになってしまったけど、やっぱりいい音楽やってましたね。
ツイッター、フォローリストに入れさせて頂きました。
by 240 (2010-07-19 21:37)
240さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。『Do you Believe in Love』もありましたねぇ~。あのコーラス・ワークも聞き惚れてしまう素晴らしさがありました!! その流れを汲むのが『If This Is It』でしたネ!
何でこんなにいいバンドが中古店で溢れてしまっているのか。そのおかげで、たいしたことのないバンドと見られているかと思うと寂しいです…。
Twitterのフォローもありがとうございます。ブログにするほどのボリュームでないときに活用していますので、こっちもお楽しみ頂ければ嬉しいです。^^
by MCMLXV_65 (2010-07-19 21:47)