Various Artists/『Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved』 [CD]
KISS のバンド結成20周年を記念して1994年にリリースされたトリビュート盤の『Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved』には、KISS の影響を受けたバンドはもちろんのこと、意外なアーティストの名前も混じっていた。
その一番手は『Hard Luck Woman』をカバーしたカントリー界の大物 Garth Brooks だろう。自らも KISS のファンだとインタビューで公言した Garth Brooks が KISS のメンバーがバックを務める中、『Hard Luck Woman』で見事なボーカルを披露していた。
Lenny Kravitz による『Deuce』も原曲の良さに Lenny Kravitz らしいボーカルがハマった見事なカバー曲に仕上がっていた。他にもハード・ロック系のバンドが KISS の原曲のイメージを大きく崩すことなく、そのバンドらしいカバー曲に仕上げていた。
そんな中で一番ガッカリしたカバーは Toad The Wet Sprocket の『Rock and Roll All Nite』だろうか。原曲が持っていた高揚感が全くなくなってしまったアレンジには、とてもガッカリしてしまった。
Toad The Wet Sprocket に次いで KISS の曲らしくないカバーは、やはり、Yoshiki による『Black Diamond』だろう。壮大なオーケストラによるアレンジに終始する『Black Diamond』に意外性は感じられたが、それ以外のことを感じることは全くなかった。
多くのバンドやアーティストが参加したこのトリビュート盤では、Shandi's Addiction という見慣れないバンドの名前があった。
『Calling Dr. Love』をカバーした Shandi's Addiction とは、Rage Against The Machine の ギタリスト Tom Morello とドラマーの Brad Wilk に Faith No More のベース Billy Gould と Tool の Maynard James Keenan がボーカルに参加した、このトリビュート盤だけの限定のユニットだった。
また Shandi's Addiction の『Shandi』とは、1980年リリースの KISS のアルバム『UNMASKED』に収められた曲から取られたことは容易に想像がついた。
ドイツのパンク・バンド Die Ärzte も参加したこの KISS のトリビュート盤には何種類かの異なるジャケットが存在する。オーストラリア盤(←)では星条旗に代わってのオーストラリアの国旗が採用され、カナダ盤(→)では同様に星条旗がカナダ国旗に差し替えられてリリースされた。また星条旗のアメリカ盤では検閲バージョンのジャケットとして『Kiss My Ass』のタイトルが『Kiss My Axx』と伏字になったバージョンもリリースされていた。
Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved
Deuce / Lenny Kravitz featuring Stevie Wonder
Hard Luck Woman / Garth Brooks featuring KISS
She / Anthrax
Christine Sixteen / Gin Blossoms
Rock and Roll All Nite / Toad The Wet Sprocket
Calling Dr. Love / Shandi's Addiction
Goin' Blind / Dinosaur Jr
Strutter / Extreme
Plaster Caster / The Lemonheads
Detroit Rock City / The Mighty Mighty Bosstones
Black Diamond / Yoshiki
Unholy / Die Ärzte
その一番手は『Hard Luck Woman』をカバーしたカントリー界の大物 Garth Brooks だろう。自らも KISS のファンだとインタビューで公言した Garth Brooks が KISS のメンバーがバックを務める中、『Hard Luck Woman』で見事なボーカルを披露していた。
Lenny Kravitz による『Deuce』も原曲の良さに Lenny Kravitz らしいボーカルがハマった見事なカバー曲に仕上がっていた。他にもハード・ロック系のバンドが KISS の原曲のイメージを大きく崩すことなく、そのバンドらしいカバー曲に仕上げていた。
そんな中で一番ガッカリしたカバーは Toad The Wet Sprocket の『Rock and Roll All Nite』だろうか。原曲が持っていた高揚感が全くなくなってしまったアレンジには、とてもガッカリしてしまった。
Toad The Wet Sprocket に次いで KISS の曲らしくないカバーは、やはり、Yoshiki による『Black Diamond』だろう。壮大なオーケストラによるアレンジに終始する『Black Diamond』に意外性は感じられたが、それ以外のことを感じることは全くなかった。
多くのバンドやアーティストが参加したこのトリビュート盤では、Shandi's Addiction という見慣れないバンドの名前があった。
『Calling Dr. Love』をカバーした Shandi's Addiction とは、Rage Against The Machine の ギタリスト Tom Morello とドラマーの Brad Wilk に Faith No More のベース Billy Gould と Tool の Maynard James Keenan がボーカルに参加した、このトリビュート盤だけの限定のユニットだった。
また Shandi's Addiction の『Shandi』とは、1980年リリースの KISS のアルバム『UNMASKED』に収められた曲から取られたことは容易に想像がついた。
ドイツのパンク・バンド Die Ärzte も参加したこの KISS のトリビュート盤には何種類かの異なるジャケットが存在する。オーストラリア盤(←)では星条旗に代わってのオーストラリアの国旗が採用され、カナダ盤(→)では同様に星条旗がカナダ国旗に差し替えられてリリースされた。また星条旗のアメリカ盤では検閲バージョンのジャケットとして『Kiss My Ass』のタイトルが『Kiss My Axx』と伏字になったバージョンもリリースされていた。
Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved
Deuce / Lenny Kravitz featuring Stevie Wonder
Hard Luck Woman / Garth Brooks featuring KISS
She / Anthrax
Christine Sixteen / Gin Blossoms
Rock and Roll All Nite / Toad The Wet Sprocket
Calling Dr. Love / Shandi's Addiction
Goin' Blind / Dinosaur Jr
Strutter / Extreme
Plaster Caster / The Lemonheads
Detroit Rock City / The Mighty Mighty Bosstones
Black Diamond / Yoshiki
Unholy / Die Ärzte
2010-07-20 19:00
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