Duran Duran/『RIO』 [CD]
1982年リリースの Duran Duran の2ndアルバム『RIO』を、メンバー自らの口で制作当時の状況を語る番組をスカパー! のミュージック・エア ch で見たのをきっかけに久しぶりに聴いてみたが、ここにある全9曲は1つも捨て曲と呼ぶような存在がなく、約30年近く経った今でもこのアルバムにあるサウンドは新鮮に聴こえた。
1980年代序盤のニュー・ロマンティクのブーム真っ只中、その中心にあるような曲が次から次へと出てくる『RIO』は英2位/米6位を記録。アメリカでは200万枚のセールスも挙げて、ブリティッシュ・インベイジョンという流れでもその中心に位置するアルバムだった。
デビュー盤ではルックスのいいメンバー5人の画像をジャケット表に採用していたが、この『RIO』では敢えてその路線を踏襲せず、Patrick Nagel の描いた女性のイラストを起用。このジャケットも『RIO』というアルバムを印象づけるのに大きな効果を発揮した。
そして『RIO』からは多くのシングルがカットされた。アルバムがリリースされる前年の1981年暮れには『My Own Way』がリリースされ、Duran Duran のシングルの特徴である Night Version と呼ばれるロング・バージョンもあり、これは当時12インチ・シングルでしか聴けない貴重なリミックス・バージョンだった。
アルバム・リリースと同時にリリースされた『Hungry Like The Wolf』は Duran Duran の名前をイギリス以外の地域で広く知らしめるシングルになり、英5位/米3位を記録してアメリカでは50万枚以上のセールスも挙げた。『Hungry Like The Wolf』は Russell Mulcahy の手掛けた PV も当時の MTV でヘビー・ローテーションされ、Grammy 賞では Best Short Form Music Video にも選ばれた。
『RIO』からの3rdシングルには『Save A Prayer』が選ばれ、イギリスで最高2位を記録。Duran Duran のイギリスでの最大のヒットを記録したシングルになった。この曲でも Russell Mulcahy が監督の PV が作られ、『RIO』に収録された5分半のオリジナルと異なる様々なリミックス・バージョンも作られた。
『RIO』からの最後のシングルにはアルバムのトップを飾るタイトル曲が選ばれ、これも英9位/米14位とヒットを記録し、Duran Duran のアメリカでの成功も目前に迫っていた。
この『RIO』のオリジナルは全9曲で40分ちょっとしかないアルバムだが、アメリカでリリースされた『RIO』は当時 LP のA面にあった『Hold Back The Rain』までの5曲がオリジナルと異なるリミックス・バージョンに差し替えられたり、『Hungry Like The Wolf』が12インチ・シングルに収録された Night Version に差し替えられたりもした。
2009年にリリースされた CD 2枚組の『RIO』はイギリスでリリースされたオリジナルの9曲に加えて、Night Version やアメリカ版『RIO』に使われたリミックスなどが多数収録された。オリジナルの『RIO』の雰囲気も楽しめ、凝った作りの様々な別リミックスも数多いので、今ならこの2枚組がお勧めだろう。
ミュージック・エアの番組では Duran Duran のメンバー5人がそれぞれ制作当時を振り返ってコメントしていたが、この5人がただのルックスのいいアイドルではなく、5人の優れたアーティストだという面もよく表れていた。5人のメンバーが語る制作当時の話を聴いた後で『RIO』を再び聴くと、それぞれの曲にあった印象がまた変わって聴こえてきて、とても面白く聴けた。
RIO
Rio
My Own Way
Lonely In Your Nightmare
Hungry Like The Wolf
Hold Back The Rain
New Religion
Last Chance On The Stairway
Save A Prayer
The Chauffeur
1980年代序盤のニュー・ロマンティクのブーム真っ只中、その中心にあるような曲が次から次へと出てくる『RIO』は英2位/米6位を記録。アメリカでは200万枚のセールスも挙げて、ブリティッシュ・インベイジョンという流れでもその中心に位置するアルバムだった。
デビュー盤ではルックスのいいメンバー5人の画像をジャケット表に採用していたが、この『RIO』では敢えてその路線を踏襲せず、Patrick Nagel の描いた女性のイラストを起用。このジャケットも『RIO』というアルバムを印象づけるのに大きな効果を発揮した。
そして『RIO』からは多くのシングルがカットされた。アルバムがリリースされる前年の1981年暮れには『My Own Way』がリリースされ、Duran Duran のシングルの特徴である Night Version と呼ばれるロング・バージョンもあり、これは当時12インチ・シングルでしか聴けない貴重なリミックス・バージョンだった。
アルバム・リリースと同時にリリースされた『Hungry Like The Wolf』は Duran Duran の名前をイギリス以外の地域で広く知らしめるシングルになり、英5位/米3位を記録してアメリカでは50万枚以上のセールスも挙げた。『Hungry Like The Wolf』は Russell Mulcahy の手掛けた PV も当時の MTV でヘビー・ローテーションされ、Grammy 賞では Best Short Form Music Video にも選ばれた。
『RIO』からの3rdシングルには『Save A Prayer』が選ばれ、イギリスで最高2位を記録。Duran Duran のイギリスでの最大のヒットを記録したシングルになった。この曲でも Russell Mulcahy が監督の PV が作られ、『RIO』に収録された5分半のオリジナルと異なる様々なリミックス・バージョンも作られた。
『RIO』からの最後のシングルにはアルバムのトップを飾るタイトル曲が選ばれ、これも英9位/米14位とヒットを記録し、Duran Duran のアメリカでの成功も目前に迫っていた。
この『RIO』のオリジナルは全9曲で40分ちょっとしかないアルバムだが、アメリカでリリースされた『RIO』は当時 LP のA面にあった『Hold Back The Rain』までの5曲がオリジナルと異なるリミックス・バージョンに差し替えられたり、『Hungry Like The Wolf』が12インチ・シングルに収録された Night Version に差し替えられたりもした。
2009年にリリースされた CD 2枚組の『RIO』はイギリスでリリースされたオリジナルの9曲に加えて、Night Version やアメリカ版『RIO』に使われたリミックスなどが多数収録された。オリジナルの『RIO』の雰囲気も楽しめ、凝った作りの様々な別リミックスも数多いので、今ならこの2枚組がお勧めだろう。
ミュージック・エアの番組では Duran Duran のメンバー5人がそれぞれ制作当時を振り返ってコメントしていたが、この5人がただのルックスのいいアイドルではなく、5人の優れたアーティストだという面もよく表れていた。5人のメンバーが語る制作当時の話を聴いた後で『RIO』を再び聴くと、それぞれの曲にあった印象がまた変わって聴こえてきて、とても面白く聴けた。
RIO
Rio
My Own Way
Lonely In Your Nightmare
Hungry Like The Wolf
Hold Back The Rain
New Religion
Last Chance On The Stairway
Save A Prayer
The Chauffeur
タグ:DURAN DURAN 1982
2011-02-05 15:10
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コメント(2)
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いや~、懐かしい!
次作と並んでDURAN2の中では、好きなアルバムです。
特に「Save A Prayer」の世界観は素晴らしいです。
by seawind335 (2011-02-06 09:20)
懐かしいでしょう、このアルバム! 私のこのアルバムで好きな曲は『Hungry Like The Wolf』ですねぇ。この曲はイントロの最初の出だしから好きです!! ホントに色褪せないアルバムだと思います!!!
by MCMLXV_65 (2011-02-06 12:41)