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Priscilla Ahn/『When You Grow Up』 [CD]

When-You-Grow-Up.jpgPriscilla Ahn の2008年のデビュー盤『A Good Day』に続く2ndアルバム『When You Grow Up』が5月上旬に前作と同じく Blue Note レーベルからリリースされた。

デビュー盤も海外と日本でジャケット・デザインが全く違っていたが、この『When You Grow Up』も再び両者のデザインは異なり、海外盤はイラストのみを使ったデザインのジャケットになっている。

この『When You Grow Up』もあまり話題になることなく、知る人ぞ知るような存在のアルバムだが、タイトル曲の『When You Grow Up』は Billboard 誌の Top Heatseekers という将来が期待されるアーティストを推し量る目安となるチャートで最高11位にランクされた。

リサイクル紙を用いて作られたジャケットの『When You Grow Up』には全部で12曲が収められ、このアルバムでも Priscilla Ahn はメロトロンやピアノといった鍵盤類を始めとして、ギターやバンジョー、ハープといった数多くの楽器をプレイし、ボーカル面でもメインのボーカル以外にバック・ボーカルも自らの声を何層にも重ねて独特の世界を作り出している。

『A Good Day』のときにも記したが Priscilla Ahn はアメリカのジョージア州出身のアーティスト。だが、その奏でるサウンドからアイルランド出身の enya をも連想させる曲もある。

ほとんどの曲でメインとなるのは Priscilla Ahn の澄んだ声で、これをメインにしてアコースティックな楽器やプラグに繋がれた楽器が曲を構成している。楽器の音に埋もれることのない Priscilla Ahn のボーカルはまるで目の前で歌っているような生々しい臨場感がある。

Priscilla Ahn は4曲目の『Vibe So Hot』以外の曲全てで曲作りに関わっている。『Vibe So Hot』は作者である Benji Hughes のデビュー盤に収録された曲で、Priscilla Ahn はデビュー盤でも『Masters In China』という Benji Hughes の曲をカバーしていた。

また Priscilla Ahn は今回のアルバムでは『I Don't Have Time To Be In Love』で Charlie Wadhams とのデュエットも披露している。

この『When You Grow Up』のマスタリングにはデビュー盤のマスタリングも手掛けた Bob Ludwig が再び起用され、これが Priscilla Ahn のボーカルやそれぞれの楽器が生々しく聴こえる理由の1つにもなっているのだろう。

あまり騒がれることなく、目立つこともなくヒッソリとリリースされた Priscilla Ahn の2ndアルバムだが、デビュー盤が好きな方には今回も気に入ってもらえるような内容のアルバムだろう。

When-You-Grow-Up.jpgWhen You Grow Up When You Grow Up - Priscilla Ahn
When You Grow Up
One Day I Will Do
Oo La La
Vibe So Hot
City Lights (Pretty Lights)
I Don't Have Time To Be In Love
Cry Baby
Lost Cause
Empty House
I Will Get Over You
The Elf Song
Torch Song


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