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Pearl Jam/『Live On Ten Legs』 [CD]

Live-on-Ten-Legs.jpg20周年記念プロジェクトの一環として今年の始めにリリースされた Pearl Jam のライブ盤『Live On Ten Legs』は、1998年リリースの『Live On Two Legs』とタイトルは似ていたが収録曲では1つも重複がなかった。

『Live On Ten Legs』にある18曲は2003年から2010年までのツアーから選ばれ、Pearl Jam のエンジニアを長いこと担当してきた Brett Eliason の手で収録にあたって新たなリミックスとリストアが施された。

『Live On Two Legs』にある曲とダブりがないので聴き比べることにあまり意味はないかもしれないが、『Live On Two Legs』の頃から格段の進歩を遂げた技術のおかげで『Live On Ten Legs』に収録された曲の音質はとてもいい。

ライブの臨場感も豊かで Eddie Vedder のボーカルにも一切の曇りがなく、一発勝負のライブで多少のマイナス点があってもいいはずなのに、この『Live On Ten Legs』にはマイナス点と思えるようなミスがほとんどない。

20周年記念プロジェクトの1つとしてクォリティに拘ったおかげなのかもしれないが、この『Live On Ten Legs』には一連の Offcial Bootleg のシリーズとはまた違う Pearl Jam のライブの魅力があるように思う。

Pearl Jam のライブは機会があればぜひ一度はナマで見て欲しいが、それが叶わなければ好きなツアーの Offcial Bootleg の中から一枚を選んで聴いてもらえれば、そのライブn素晴らしさの一部を楽しめるが、そこに至る前に『Live On Ten Legs』のようなダイジェスト版のライブでも Pearl Jam のライブに於ける熱気は十分に伝わってくる。

『Live On Ten Legs』はライブでプレイされたセットリストと順番も違うし、2時間を超えるライブに比べれば遥かに短い。そしてよく知るヒット曲の多くも『Live On Two Legs』の収録曲と重複を避ける意味合いから省かれている。

2009年の『Backspacer』からの曲が少し多いが、Pearl Jam を代表する『Animal』や『Nothing As It Seems』『Jeremy』『Alive』というヒット曲もある。そして Pearl Jam のライブで最後にプレイされる定番の『Yellow Ledbetter』もこの『Live On Ten Legs』では最後に収められている。

Pearl Jam にはお勧めのベスト盤と呼べる存在が2003年の『Rearviewmirror』という2枚組しかないので、最近 Pearl Jam を知った方にはこの『Live On Ten Legs』が Pearl Jam というバンドの勢いを知る意味では最適なアルバムなのかもしれない。

この『Live On Ten Legs』にはバンド結成から20年を経てもなお衰えることのない Pearl Jam の全てではなく、その極一部が集約されている。このライブ盤で気に入った曲があってそれが初期の曲であれば最近リマスターされたスタジオ・アルバムの『Ten』や『Vs.』『Vitalogy』を聴いてみることをお勧めしたい。

また、もっと Pearl Jam のライブが聴きたい方には一連の Official Bootleg シリーズからメンバーお勧めのライブ盤を選んで聴くことをお勧めしたい。

Live-on-Ten-Legs.jpgLive On Ten Legs Live On 10 Legs - Pearl Jam
Arms Aloft
World Wide Suicide
Animal
Got Some
State Of Love and Trust
I Am Mine
Unthought Known
Rearview Mirror
The Fixer
Nothing As It Seems
In Hiding
Just Breathe
Jeremy
Public Image
Spin The Black Circle
Porch
Alive
Yellow Ledbetter


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