Earth, Wind & Fire/『RAISE!』 [CD]
今年になってから Earth, Wind & Fire のアルバムを CD で少しずつ集めている。といっても、そのほとんどは Original Album Classics という5枚の CD をボックスに収めたシリーズで手に入れているのだが、このシリーズはとても手頃な価格で、Earth, Wind & Fire 以外のアーティストでもよく利用している。
8月には Earth, Wind & Fire の Original Album Classics の第2弾がリリース予定で、こちらには第1弾の前後のアルバム5枚を収録予定で、中にはオリジナルで2枚組だった1980年リリースの『Faces』も含まれている。
だが『Faces』の次にリリースされたレーベル ARC 時代最後のアルバム『RAISE!』が、この第2弾には含まれず、このアルバムを飛ばして1983年リリースの『Powerlight』が収められている。
『RAISE!』はアメリカでも再びプラティナ・ディスクに輝いたアルバムだったのに、なぜ第2弾の5枚に含まれなかったのか不思議に思って調べてみると、今年になって Sony レーベル系のリイシュー専門 Icon Classic レーベルからリマスター盤がリイシューされていた。これがあったので第2弾の5枚に『RAISE!』は含まれなかったのだろう。
今回の『RAISE!』のリマスター盤にはオリジナルに収録された9曲に加えて、1981年当時リリースされたシングル盤でB面に収録された3曲の別バージョンも併せて収録されている。
第2弾の5枚が揃えば Earth, Wind & Fire のアルバムは Columbia に移籍して1972年にリリースした最初のアルバム『Last Days And Time』から1983年のアルバム『Powerlight』までが一気に揃い、Earth, Wind & Fire の全盛期のオリジナル音源が全て揃う。(『September』など新曲2曲を含むベスト盤の『The Best of Earth, Wind & Fire, Vol.1』を除く)
なぜ、今年 Earth, Wind & Fire のアルバムがこれだけまとめてリイシューされるのかと思っていたら、Earth, Wind & Fire も今年でデビュー盤『Earth, Wind & Fire』のリリースから40年という節目の年になり、それもあっていろいろな企画が催されているようだ。
新規リマスター盤としてリイシューされたのは、この『RAISE!』の一枚だけというのは寂しいが、5枚組の Original Album Classics を2つ揃えれば手軽に Earth, Wind & Fire の全盛期のアルバムが楽しめるのだから、これはこれでいいのかもしれない。
そこで『RAISE!』だが、このアルバムのジャケットもこの頃の Earth, Wind & Fire でお馴染みだった長岡秀星のイラストが使われ、バンド名だけが入った表はエジプトのスフィンクス風、アルバム名と曲名のある裏は未来風な石棺に女性が入っているようなイラストが描かれていた。
『RAISE!』は全米 R&B チャートで久々に No.1 になった『Let's Groove』で始まる。この曲は英米の総合シングル・チャートでも共に最高3位をマークし、アメリカではダンス系のチャートでも最高3位を記録した。
この1曲のイメージがとても強い通算11枚目のスタジオ・アルバム『RAISE!』だが、The Phenix Horns を含めたホーン・セクションが全編にわたってフューチャーされ、1970年代のソウル/ファンク系な Earth, Wind & Fire という面影はほとんどなくなってしまった。
Grammy 賞の Best R&B Performance by a Duo or Group with Vocals に選ばれた『Wanna Be With You』という曲もある『RAISE!』だが、路線としては1979年のアルバム『I AM』で切り開いた新しい方向をさらに推し進めた印象のアルバムだった。
『RAISE!』には好きな曲として『My Love』『Evolution Orange』『You Are A Winner』などシングル・カットされなかった曲もあったが、『I AM』の収録曲ほど記憶に残るものは少なく、どうしても『Let's Groove』だけが独り歩きしてしまうアルバムだった。
今回改めて聴いても2つの別バージョンを含む『Let's Groove』が、やはり目立っていて、悪い意味で他の曲から浮いた存在のようにも感じてしまった。
ボーナス・トラックで収録されたロング・バージョンの『Kalimba Tree』はアルバムでは僅か25秒のバージョンが収録されたが、これはロング・バージョンが断然出来が良かった。
ジャケットの雰囲気から邦題を『天空の女神』と付けられた『RAISE!』は全米の Black Albums チャートで No.1 になり、総合アルバム・チャートでは最高3位まで上昇。全英チャートでは最高11位を記録している。
RAISE!
Let's Groove
Lady Sun
My Love
Evolution Orange
Kalimba Tree
You Are A Winner
I've Had Enough
Wanna Be With You
The Changing Times
【Bonus Tracks】
Let's Groove (Special Remixed Holiday Version)
Kalimba Tree (Long Version)
Let's Groove (Instrumental)
8月には Earth, Wind & Fire の Original Album Classics の第2弾がリリース予定で、こちらには第1弾の前後のアルバム5枚を収録予定で、中にはオリジナルで2枚組だった1980年リリースの『Faces』も含まれている。
だが『Faces』の次にリリースされたレーベル ARC 時代最後のアルバム『RAISE!』が、この第2弾には含まれず、このアルバムを飛ばして1983年リリースの『Powerlight』が収められている。
『RAISE!』はアメリカでも再びプラティナ・ディスクに輝いたアルバムだったのに、なぜ第2弾の5枚に含まれなかったのか不思議に思って調べてみると、今年になって Sony レーベル系のリイシュー専門 Icon Classic レーベルからリマスター盤がリイシューされていた。これがあったので第2弾の5枚に『RAISE!』は含まれなかったのだろう。
今回の『RAISE!』のリマスター盤にはオリジナルに収録された9曲に加えて、1981年当時リリースされたシングル盤でB面に収録された3曲の別バージョンも併せて収録されている。
第2弾の5枚が揃えば Earth, Wind & Fire のアルバムは Columbia に移籍して1972年にリリースした最初のアルバム『Last Days And Time』から1983年のアルバム『Powerlight』までが一気に揃い、Earth, Wind & Fire の全盛期のオリジナル音源が全て揃う。(『September』など新曲2曲を含むベスト盤の『The Best of Earth, Wind & Fire, Vol.1』を除く)
なぜ、今年 Earth, Wind & Fire のアルバムがこれだけまとめてリイシューされるのかと思っていたら、Earth, Wind & Fire も今年でデビュー盤『Earth, Wind & Fire』のリリースから40年という節目の年になり、それもあっていろいろな企画が催されているようだ。
新規リマスター盤としてリイシューされたのは、この『RAISE!』の一枚だけというのは寂しいが、5枚組の Original Album Classics を2つ揃えれば手軽に Earth, Wind & Fire の全盛期のアルバムが楽しめるのだから、これはこれでいいのかもしれない。
そこで『RAISE!』だが、このアルバムのジャケットもこの頃の Earth, Wind & Fire でお馴染みだった長岡秀星のイラストが使われ、バンド名だけが入った表はエジプトのスフィンクス風、アルバム名と曲名のある裏は未来風な石棺に女性が入っているようなイラストが描かれていた。
『RAISE!』は全米 R&B チャートで久々に No.1 になった『Let's Groove』で始まる。この曲は英米の総合シングル・チャートでも共に最高3位をマークし、アメリカではダンス系のチャートでも最高3位を記録した。
この1曲のイメージがとても強い通算11枚目のスタジオ・アルバム『RAISE!』だが、The Phenix Horns を含めたホーン・セクションが全編にわたってフューチャーされ、1970年代のソウル/ファンク系な Earth, Wind & Fire という面影はほとんどなくなってしまった。
Grammy 賞の Best R&B Performance by a Duo or Group with Vocals に選ばれた『Wanna Be With You』という曲もある『RAISE!』だが、路線としては1979年のアルバム『I AM』で切り開いた新しい方向をさらに推し進めた印象のアルバムだった。
『RAISE!』には好きな曲として『My Love』『Evolution Orange』『You Are A Winner』などシングル・カットされなかった曲もあったが、『I AM』の収録曲ほど記憶に残るものは少なく、どうしても『Let's Groove』だけが独り歩きしてしまうアルバムだった。
今回改めて聴いても2つの別バージョンを含む『Let's Groove』が、やはり目立っていて、悪い意味で他の曲から浮いた存在のようにも感じてしまった。
ボーナス・トラックで収録されたロング・バージョンの『Kalimba Tree』はアルバムでは僅か25秒のバージョンが収録されたが、これはロング・バージョンが断然出来が良かった。
ジャケットの雰囲気から邦題を『天空の女神』と付けられた『RAISE!』は全米の Black Albums チャートで No.1 になり、総合アルバム・チャートでは最高3位まで上昇。全英チャートでは最高11位を記録している。
RAISE!
Let's Groove
Lady Sun
My Love
Evolution Orange
Kalimba Tree
You Are A Winner
I've Had Enough
Wanna Be With You
The Changing Times
【Bonus Tracks】
Let's Groove (Special Remixed Holiday Version)
Kalimba Tree (Long Version)
Let's Groove (Instrumental)
2011-07-09 12:54
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