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Kylie Minogue/『Body Language』 [CD]

Body-Language.jpg『Body Language』というタイトルで思い浮かぶのは Queen のシングルの他に、この Kylie Minogue が2003年にリリースした通算9枚目のスタジオ・アルバムもある。このアルバムを含めた Parlophone レーベルに移籍して以降の5枚のアルバムを収めた『Albums 2000-2010』というボックスも先日リリースされた。

最近この手の5枚の CD を簡素な紙ジャケットに収めたボックスのリリースが相次いでいるが、Kylie のボックスにはイギリスでもプラティナ・ディスクに輝き復活を印象づけた2000年の『Light Years』から、先頃ワールド・ツアーも大成功のうち終了した最新作の『Aphrodite』まで、まさに Kylie の21世紀に入ってからの5枚のアルバムが収められている。

『Aphrodite』で Kylie を好きになった方には手頃な価格でここ10年の Kylie のアルバムが全て楽しめるとてもお得なボックスになるだろう。(『Aphrodite』を既にお持ちの方にはこのアルバムだけダブってしまうが…)

21世紀になってからリリースしたアルバムには、どれもいい曲が詰まっていてお勧めのアルバムを1つに絞るのは難しいが、そんな中でもこの2003年リリースの『Body Language』だけは少し評価が分かれるアルバムかもしれない。

イギリスと Kylie の母国オーストラリアでもプラティナ・ディスクを獲得した『Body Language』だが、全豪チャートでは最高2位止まり。全英チャートでは最高6位止まりと、前作『Fever』までの上り調子が一休みしたかのような結果に終わったアルバムだった。

シングルは『Slow』『Red Blooded Woman』『Chocolate』の3枚のシングルが2003年から2004年にかけてカットされ、『Slow』は全豪/全英チャートで初登場 No.1 を記録。2ndシングルの『Red Blooded Woman』も両チャートで Top5 入りを果たし、シングルも決して悪くはない出来だった。

だが『Body Language』の全体的な印象はそれまでのアルバムやシングルにあった煌びやかさが薄れ、落ち着いたトーンの曲が多くなり、Kylie の曲の特徴でもあった弾けるようなポップな曲がこの『Body Language』というアルバムには少なかった。

ひょっとしたら敢えてこういう方向に舵を切ったアルバムだったのかもしれないが、『Light Years』や『Fever』で Kylie の新たなファンになった中にはこの『Body Language』の出来に戸惑ったファンも多かったのではないだろうか?

そして Kylie 自身も『Body Language』のリリース後にいろいろなことを経験して、次のアルバム『X』がリリースされるまでに4年を費やした。その長い期間を経てリリースされた『X』では再び明るいポップな曲が多くなり、『Body Language』での路線はこの一枚だけで終わることにもなった。

Body-Language.jpgBody Language Body Language - カイリー・ミノーグ
Slow
Still Standing
Secret (Take You Home)
Promises
Sweet Music
Red Blooded Woman
Chocolate
Obsession
I Feel For You
Someday
Loving Days
After Dark


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