Lisa Stansfield/『Face Up』 [CD]
薄曇りな日曜の昼、なんとなく Lisa Stansfield の声が聴きたくなって、まだここで取り上げていないスタジオ・アルバム『Face Up』を引っ張り出してきた。セルフ・タイトルの『Lisa Stansfield』以降、1999年には映画『Swing』のサウンドトラック盤もリリースしていたが、純粋なスタジオ・アルバムは1997年の前作以来、4年ぶりのことだった。
3枚目のスタジオ・アルバム『So Natural』以降、ソウルフルなスタイルの曲が多かったが、この『Face Up』では世界的にヒットした2ndアルバム『Real Love』の頃にも通じるポップなスタイルの曲が再び多くなっていた。
『Face Up』のジャケットは Lisa の上半身に一筋の光を当てたデザインの他に、裏ジャケットにある Lisa のアップになった表情をジャケットの表に使ったモノもある。そして、オリジナルの『Face Up』は『When The Last Sun Goes Down』で終わる13曲構成だったが、当時の日本版には2曲のボーナス曲が追加されていた。
また、2003年には他のスタジオ・アルバムと共にリマスター盤がリイシューされ、そこにはオリジナルに未収録だった3曲がボーナス曲として追加されていた。これから『Face Up』を手に入れようと思う方はジャケットやボーナス曲の違いに注意が必要だろう。
1993年の『So Natural』ではしっとりと聴かせるスタイルの曲が多くなり、それまでのアルバムでも度々聴かれたソウルフルなボーカルが一層前面に押し出され、その傾向は続く『Lisa Stansfield』でも引き継がれたが、セールスは意外に伸びなかったようだ。
そして初期のスタイルに再び立ち戻り、アップテンポな曲が多く収録した『Face Up』だったが、全英チャートではキャリアで初めての Top10 入りを逃して最高38位止まり。1stシングルの『Let's Just Call It Love』も全英チャートでは48位が最高だった。
2ndシングルには『8-3-1』が予定されていたがシングル・カットは見送られ、デビュー以来属していたレーベル Arista との関係もこの『Face Up』が最後になってしまった。ちなみに『8-3-1』というタイトルは8つの文字から成る3つの単語で1つの意味を持つ「I Love You」のことだった。
アップテンポな曲が多かった『Face Up』だが、最後の『When The Last Sun Goes Down』では Lisa のソウルフルなボーカルが聴け、これで締め括られる『Face Up』は改めて聴いてもそれ程悪いアルバムに思えなかった。
Arista 時代の活動をまとめた『Biography: The Greatest Hits』を2003年にリリースした後、2004年にレーベルを ZTT に移籍して『The Moment』をリリースしたが、これを最後に Lisa のスタジオ・アルバムはリリースされていない。今ならもっとソウルフルなスタイルが似合っていそうに思え、『Face Up』を聴いてまた Lisa のボーカルがもっと聴きたくなった。
Face Up
I've Got Something Better
Let's Just Call It Love
You Can Do That
How Could You?
Candy
I'm Coming To Get You
8-3-1
Wish On Me
Boyfriend
Don't Leave Now I'm In Love
Didn't I
Face Up
When The Last Sun Goes Down
【Bonus Tracks】
Let's Just Call It Love (Dreemhouse Mix - Full Extended Version)
Can't Wait To
3枚目のスタジオ・アルバム『So Natural』以降、ソウルフルなスタイルの曲が多かったが、この『Face Up』では世界的にヒットした2ndアルバム『Real Love』の頃にも通じるポップなスタイルの曲が再び多くなっていた。
『Face Up』のジャケットは Lisa の上半身に一筋の光を当てたデザインの他に、裏ジャケットにある Lisa のアップになった表情をジャケットの表に使ったモノもある。そして、オリジナルの『Face Up』は『When The Last Sun Goes Down』で終わる13曲構成だったが、当時の日本版には2曲のボーナス曲が追加されていた。
また、2003年には他のスタジオ・アルバムと共にリマスター盤がリイシューされ、そこにはオリジナルに未収録だった3曲がボーナス曲として追加されていた。これから『Face Up』を手に入れようと思う方はジャケットやボーナス曲の違いに注意が必要だろう。
1993年の『So Natural』ではしっとりと聴かせるスタイルの曲が多くなり、それまでのアルバムでも度々聴かれたソウルフルなボーカルが一層前面に押し出され、その傾向は続く『Lisa Stansfield』でも引き継がれたが、セールスは意外に伸びなかったようだ。
そして初期のスタイルに再び立ち戻り、アップテンポな曲が多く収録した『Face Up』だったが、全英チャートではキャリアで初めての Top10 入りを逃して最高38位止まり。1stシングルの『Let's Just Call It Love』も全英チャートでは48位が最高だった。
2ndシングルには『8-3-1』が予定されていたがシングル・カットは見送られ、デビュー以来属していたレーベル Arista との関係もこの『Face Up』が最後になってしまった。ちなみに『8-3-1』というタイトルは8つの文字から成る3つの単語で1つの意味を持つ「I Love You」のことだった。
アップテンポな曲が多かった『Face Up』だが、最後の『When The Last Sun Goes Down』では Lisa のソウルフルなボーカルが聴け、これで締め括られる『Face Up』は改めて聴いてもそれ程悪いアルバムに思えなかった。
Arista 時代の活動をまとめた『Biography: The Greatest Hits』を2003年にリリースした後、2004年にレーベルを ZTT に移籍して『The Moment』をリリースしたが、これを最後に Lisa のスタジオ・アルバムはリリースされていない。今ならもっとソウルフルなスタイルが似合っていそうに思え、『Face Up』を聴いてまた Lisa のボーカルがもっと聴きたくなった。
Face Up
I've Got Something Better
Let's Just Call It Love
You Can Do That
How Could You?
Candy
I'm Coming To Get You
8-3-1
Wish On Me
Boyfriend
Don't Leave Now I'm In Love
Didn't I
Face Up
When The Last Sun Goes Down
【Bonus Tracks】
Let's Just Call It Love (Dreemhouse Mix - Full Extended Version)
Can't Wait To
2011-10-02 13:51
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