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Rupert Holmes/『Pursuit Of Happiness』 [CD]

Pursuit-Of-Happiness.jpgRupert Holmes と言えばこの『Pursuit Of Happiness』リリースの翌年、1979年にリリースされたスタジオ・アルバム『Partners In Crime』とシングル『Escape』が有名で、それ以前のアルバムを聴く機会は数年前まで全くなかった。

『Pursuit Of Happiness』は Rupert Holmes にとって通算4枚目のスタジオ・アルバムで、ここからは『Bedside Companions』と『Let's Get Crazy Tonight』とスタイルの異なる2曲がシングル・カットされ、後者は初の全米チャート入りを果たし、最高72位を記録した。

このアルバムにある10曲は全て Rupert Holmes が作詞作曲し、『Let's Get Crazy Tonight』のチャート入りが後の『Escape』の全米 No.1 への布石にもなったようにも思えた。

と、言うものの、この『Pursuit Of Happiness』や、シングル『Let's Get Crazy Tonight』を1978年当時にリアルタイムで聴いたことはなく、『Escape』や『Him』のヒットを知った後から遡って聴いたので、この様な推測ができるのだろう。

このアルバムがリリースされた1978年頃は初めて洋楽を聴き始めた時期で、Billy Joel の曲をアルバム『52nd Street』で知りはしたものの、スタイルの似た Rupert Holmes にまで当時興味が及ぶことはなかった。

『Pursuit Of Happiness』には当時『浪漫』という邦題が付けられていた。他のスタジオ・アルバム共々、数年前に紙ジャケット仕様でリイシューされ、それを機会に改めてこのアルバムを聴いたり、初めて聴いた方も多いのではないだろうか。

アルバム・ジャケットのように落ち着いた雰囲気の曲が多い『Pursuit Of Happiness』には、Steely Dan のアルバムにも関わったギタリストの Elliott Randall や、Billy Joel のアルバムでギターを弾いていた Steve Khan が参加。

LP 時代のA面最後の曲『So Beautiful It Hurts』には、Bruce Springsteen の1975年のアルバム『Born To Run』に収録の『Tenth Avenue Freeze Out』でホーン・セクションとして参加していた Michael Brecker と Randy Brecker の兄弟がそれぞれソロでのプレイも披露していた。

そんなアーティストを纏めていたのがプロデュースも務めた Rupert Holmes 自身で、このアルバムのミキサーには Bob Clearmountain の名前もあった。

『Pursuit Of Happiness』はA面にあたる『So Beautiful It Hurts』までは『Speechless』を除いて比較的テンポのいい曲が並び、B面はそんなA面から一転、ソフトな曲が並んでいた。これからの季節を思わせるようなジャケットの『Pursuit Of Happiness』はその見た目だけでなく、収められた10曲もこれからの季節に合う曲が揃っているように思う。

Pursuit-Of-Happiness.jpgPursuit Of Happiness
Less Is More
Show Me Where It Says
Speechless
Cradle Me
So Beautiful It Hurts
Let's Get Crazy Tonight
Bedside Companions
Guitars
The Long Way Home
Town Square
The Old School


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