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The Jam/『The Gift』 [CD]

The-Gift.jpg1977年のスタジオ・アルバム『In The City』から数えて6枚目。The Jam として最後のスタジオ・アルバムとなったのが、この1982年にリリースされた全11曲、32分ちょっとの『The Gift』だった。The Jam のスタジオ・アルバムはどれもが30分台の収録時間で、3枚目の『All Mod Cons』でも38分弱しかなく、どのアルバムも最後まで一気に聴けてしまう。

『The Gift』はラスト・アルバムにして The Jam 初の全英 No.1 を記録し、このアルバムからのシングル『Town Called Malice』は3曲目の全英 No.1 を記録した。

このアルバムは1982年にリリースされたが、その当時にリアルタイムで聴くことはなく、Paul Weller のキャリアを後から追いかけて聴いた中の一枚だった。たぶん、The Jam を『In The City』から順番に聴いてきた The Jam のファンにしてみれば、かなり異色なアルバムに映ったのではないかと思う。

サウンドはわずか5年前の『In The City』の頃とはすっかり変わり、Paul Weller、Bruce Foxton、Rick Buckler のギター、ベース、ドラムの3ピース以外の要素が多くなり、キーボードはもちろんのこと、サックスやトランペットのホーンに加えて『The Planners Dream Goes Wrong』ではスティール・ドラムの音もあった。

The Style Council の活動を知った上で Paul Weller のソロ活動を追いかけ、The Jam 時代に遡っていったので、この『The Gift』はまるで The Style Council の前進とも呼べるような曲が多く詰まったアルバムにみえた。

『The Gift』リリース後に Trans-Global Tour も行った The Jam だったが。1982年12月に Paul Weller が解散を表明。The Jam は人気の頂点でその歴史に幕を降ろした。

『In The City』から The Jam のアルバムを続けて聴いていくと『The Gift』にある11曲と『In The City』にあった12曲はまるで別のバンドの曲のようにも思えた。The Style Council としての曲やスタイルを知っているから、あとから『The Gift』にある11曲を聴くとそう不思議に思えないが、このスタイルの変化を1977年から The Jam を知るファンには本当にどう映ったのだろう。

インストルメンタルの『Circus』は The Style Council のアルバムにあっても不思議のない曲に思うが、この『Circus』は Bruce Foxton によるもの。Paul Weller のスタイルの変化が The Jam の解散に繋がったように思っていたが、Bruce Foxton も『Circus』のような曲を手がけていたので、やはり The Jam という枠での活動はこの頃が限界だったのかもしれない。

サウンドに大きな変化があった『The Gift』だったが、その中で歌われていたことは The Jam というバンドがそれまでしてきたことと何ら変わらず、全英 No.1 になった『Town Called Malice』では当時のイギリスの苦しい日々の生活が歌詞にあり、それがファンの共感も呼んだのだろう。

モータウンを意識したとすぐにわかる『Town Called Malice』が持つスタイルも全英チャートでの No.1 に一役買っていたことは間違いないだろう。

The-Gift.jpgThe Gift The Gift (Remastered) - ザ・ジャム
Happy Together
Ghosts
Precious
Just Who Is The Five O'Clock Hero?
Trans-Global Express
Running On The Spot
Circus
The Planners Dream Goes Wrong
Carnation
Town Called Malice
The Gift


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