Stevie Nicks/『Timespace』 [CD]
Fleetwood Mac の Stevie Nicks が1991年にリリースした初のソロ・ベスト盤には『Timespace』というタイトルが付けられていた。Stevie Nicks のコンピレーション・アルバムはこれ以降、3枚組の『Enchanted』と『Crystal Visions』があり、後者は現時点での最新スタジオ・アルバム『In Your Dreams』を除く6枚のスタジオ・アルバムから広く選曲されているので、今となっては『Timespace』より Stevie のソロ活動を手軽に知るには格好のアイテムだろう。
この『Timespace』は1981年のソロ・デビュー盤『Bella Donna』から1989年の『The Other Side Of The Mirror』にある曲と、3つの新曲を含めた全14曲入りで、1980年代の Stevie のキャリアを網羅している点では『Crystal Visions』よりこちらが好きだという方もいるかもしれない。
収録曲の内訳は『Bella Donna』『The Wild Heart』『Rock A Little』という初期3枚のスタジオ・アルバムからそれぞれ3曲ずつが選ばれ、『The Other Side Of The Mirror』からは2曲が選ばれていた。
Tom Petty & The Heartbreakers と共演した『Stop Draggin' My Heart Around』や Don Henley とのデュエット『Leather And Lace』を始めとして、ロック色の強い『Stand Back』や『I Can't Wait』『Talk To Me』が全て収録されているのは、リアルタイムに Stevie のソロ活動を見聴きしてきたファンとしては嬉しいところだった。
Stevie の1980年代のスタジオ・アルバムはそのどれもが素晴らしい内容なのだが、意外とリマスターの恩恵に与っていないアーティストの中のひとりであって、特に『Bella Donna』と『The Wild Heart』の2枚は LP 時代によく聴いていたお気に入りのアルバムだった。
最初のソロ・アルバム『Bella Donna』がリリースされた頃の Stevie はまだ33歳で、このアルバムの成功でひとりのアーティストとしても注目されていた頃だった。『Bella Donna』でソロ活動に弾みをつけた Stevie は翌1982年にリリースされた Fleetwood Mac のアルバム『Mirage』でも大きな存在感を放ち、このアルバムからの『Gypsy』は全米チャートで最高12位をマークした。
『Mirage』の後、再びソロ活動に入った Stevie は『The Wild Heart』と『Rock A Little』をリリースし、その後にまた Fleetwood Mac の活動に戻って一時ラスト・アルバムとも呼ばれた『Tango In The Night』をリリース。このアルバムでも『Seven Wonders』というシングルで Stevie らしいボーカルがたっぷり聴けた。
1980年代序盤の Stevie のソロ活動がお気に入りだったため、この Fleetwood Mac の2枚のアルバムでも Stevie がリード・ボーカルの曲が気に入り、それらを聴くと、もう Stevie にはバンドという形態がなくても独り立ちできるとも思えた。
この『Timespace』に収録された新曲のうち、トップに登場する『Sometimes It's A Bitch』はライターに Jon Bon Jovi の名前があり、Jon はこの曲でアコースティック・ギターも弾いていた。そして Bon Jovi のドラマー Tico Torres もこの曲に参加していた。2つ目の新曲『Love's A Hard Game To Play』は Poison のボーカル Bret Michaels が書いた曲だった。そして最後の新曲『Desert Angel』も新曲で、この曲では当時の湾岸戦争が謳われていた。
こうして1980年代の Stevie のヒット・シングルを聴くと、またこの当時のソロ・アルバムを通して聴きたくなる。Stevie のアルバムも丁寧なリマスターを施してリイシューしてほしいものだ。
Timespace
Sometimes It's A Bitch
Stop Draggin' My Heart Around ※
Whole Lotta Trouble ◆
Talk To Me ▽
Stand Back ★
Beauty And The Beast ★
If Anyone Falls ★
Rooms On Fire ◆
Love's A Hard Game To Play
Edge Of Seventeen ※
Leather And Lace ※
I Can't Wait ▽
Has Anyone Ever Written Anything For You ▽
Desert Angel
※:『Bella Donna』収録
★:『The Wild Heart』収録
▽:『Rock A Little』収録
◆:『The Other Side Of The Mirror』収録
この『Timespace』は1981年のソロ・デビュー盤『Bella Donna』から1989年の『The Other Side Of The Mirror』にある曲と、3つの新曲を含めた全14曲入りで、1980年代の Stevie のキャリアを網羅している点では『Crystal Visions』よりこちらが好きだという方もいるかもしれない。
収録曲の内訳は『Bella Donna』『The Wild Heart』『Rock A Little』という初期3枚のスタジオ・アルバムからそれぞれ3曲ずつが選ばれ、『The Other Side Of The Mirror』からは2曲が選ばれていた。
Tom Petty & The Heartbreakers と共演した『Stop Draggin' My Heart Around』や Don Henley とのデュエット『Leather And Lace』を始めとして、ロック色の強い『Stand Back』や『I Can't Wait』『Talk To Me』が全て収録されているのは、リアルタイムに Stevie のソロ活動を見聴きしてきたファンとしては嬉しいところだった。
Stevie の1980年代のスタジオ・アルバムはそのどれもが素晴らしい内容なのだが、意外とリマスターの恩恵に与っていないアーティストの中のひとりであって、特に『Bella Donna』と『The Wild Heart』の2枚は LP 時代によく聴いていたお気に入りのアルバムだった。
最初のソロ・アルバム『Bella Donna』がリリースされた頃の Stevie はまだ33歳で、このアルバムの成功でひとりのアーティストとしても注目されていた頃だった。『Bella Donna』でソロ活動に弾みをつけた Stevie は翌1982年にリリースされた Fleetwood Mac のアルバム『Mirage』でも大きな存在感を放ち、このアルバムからの『Gypsy』は全米チャートで最高12位をマークした。
『Mirage』の後、再びソロ活動に入った Stevie は『The Wild Heart』と『Rock A Little』をリリースし、その後にまた Fleetwood Mac の活動に戻って一時ラスト・アルバムとも呼ばれた『Tango In The Night』をリリース。このアルバムでも『Seven Wonders』というシングルで Stevie らしいボーカルがたっぷり聴けた。
1980年代序盤の Stevie のソロ活動がお気に入りだったため、この Fleetwood Mac の2枚のアルバムでも Stevie がリード・ボーカルの曲が気に入り、それらを聴くと、もう Stevie にはバンドという形態がなくても独り立ちできるとも思えた。
この『Timespace』に収録された新曲のうち、トップに登場する『Sometimes It's A Bitch』はライターに Jon Bon Jovi の名前があり、Jon はこの曲でアコースティック・ギターも弾いていた。そして Bon Jovi のドラマー Tico Torres もこの曲に参加していた。2つ目の新曲『Love's A Hard Game To Play』は Poison のボーカル Bret Michaels が書いた曲だった。そして最後の新曲『Desert Angel』も新曲で、この曲では当時の湾岸戦争が謳われていた。
こうして1980年代の Stevie のヒット・シングルを聴くと、またこの当時のソロ・アルバムを通して聴きたくなる。Stevie のアルバムも丁寧なリマスターを施してリイシューしてほしいものだ。
Timespace
Sometimes It's A Bitch
Stop Draggin' My Heart Around ※
Whole Lotta Trouble ◆
Talk To Me ▽
Stand Back ★
Beauty And The Beast ★
If Anyone Falls ★
Rooms On Fire ◆
Love's A Hard Game To Play
Edge Of Seventeen ※
Leather And Lace ※
I Can't Wait ▽
Has Anyone Ever Written Anything For You ▽
Desert Angel
※:『Bella Donna』収録
★:『The Wild Heart』収録
▽:『Rock A Little』収録
◆:『The Other Side Of The Mirror』収録
タグ:Stevie Nicks 1991
2011-11-02 14:12
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