Bryan Adams/『18 Til I Die』 [CD]
久しぶりの来日公演を果たす Bryan Adams が1996年の夏にリリースした通算7枚目のスタジオ・アルバム『18 Til I Die』。このアルバムは海外出張時に手に入れた思い出のアルバムで、そのときは非英語圏への出張だったこともあって、英語で歌われる Bryan Adams の新譜にいつも以上の親しみを込めて聴いた。
『18 Til I Die』は前作『Waking Up The Neighbours』に続き Robert John "Mutt" Lange と Bryan のふたりのプロデュースで作られ、ミックスには1981年リリースの2ndアルバム『You Want It You Got It』から1987年の『Into The Fire』までプロデュースを共に手掛けた Bob Clearmountain が担当。そしてマスタリングには多くのロック名盤のリマスターでその名前を見る Bob Ludwig がクレジットされていた。
1959年11月5日生まれの Bryan が36歳のときにリリースした『18 Til I Die』というアルバム。リリース当時の Bryan の年齢のちょうど半分である18歳をタイトルにしたこのアルバムを最初に見たときは「なにを、いまさら…」と思ったが、タイトル曲も含めこの『18 Til I Die』にある13曲はとても親しみやすい曲が揃っていて、非英語圏の出張先でいつか口ずさむようになっていた。
収録された13曲は『I Think About You』と『I'll Always Be Right There』の2曲を除いて全てが Bryan と Mutt Lange の共作曲で、映画のサウンドトラックに提供した『Star』と『Have You Ever Really Loved A Woman?』の2曲は多くの映画音楽を手掛けた Michael Kamen も曲作りに加わっていた。
イギリスを含む欧州圏のアルバム・チャートで No.1 を記録した前作『Waking Up The Neighbours』に比べると、『18 Til I Die』は全英チャートでは前作に続き No.1 を記録したが、その他の欧州圏では2位が最高。全米チャートで前作は最高6位まで上昇したが、今回は Top10 にも届かない最高31位止まりと、2ndアルバムの『You Want It You Got It』以来の低い結果だった。
シングルは1曲目の『The Only Thing That Looks Good On Me Is You』が1stシングルになった他にタイトル曲を含めて多くがカットされたが、全米チャートで2ndシングルのバラード『Let's Make A Night To Remember』が24位を記録したのが最高。全英チャートでは『The Only Thing That Looks Good On Me Is You』が Top10 入りして最高6位をマークしたが、それまでの Bryan のアルバムやシングルの成績を思えば『18 Til I Die』のセールスは決していいと言える結果ではなかった。
だが、シングル・カットされなかった曲の中には『We're Gonna Win』や『It Ain't A Party...If You Can't Come 'Round』『Black Pearl』と Bryan のそれまでのロックなスタイルによく合った曲もあり、これらをもしシングル・カットしていたら、もっと違った結果になったかもしれない。個人的にはバラードな曲より、こういうロックな曲やタイトル曲の『18 Til I Die』がこのアルバムでは好きな曲だった。
1996年暮れには映画絡みの『I Finally Found Someone』を Barbra Streisan とデュエットし、これが全米チャートで最高8位を記録と、またも映画音楽絡みでのヒットとなり、ロックな Bryan が好きなファンとしては複雑な思いだった。
既に2曲の映画絡みの曲を含む『18 Til I Die』は『I Finally Found Someone』のヒットを受けて、この曲をバラードの『You're Still Beautiful To Me』と差し替えてリイシューされた。そのリイシュー盤ジャケットは Bryan の背景がオレンジから紫に変更された。
『I Finally Found Someone』は後にリリースされたベスト盤『The Best Of Me』や『Anthology』『Icon』などにも収録されず、リイシュー盤『18 Til I Die』でしか聴けないが、差し替えられた『You're Still Beautiful To Me』こそシングルにもならなかったのでオリジナルの『18 Til I Die』でしか聴けない。生粋のファンには『I Finally Found Someone』のあるなしで2枚の『18 Til I Die』を手に入れるか、『I Finally Found Someone』のシングルを新たに探さなくてはいけないと、ちょっと厄介な曲にもなってしまった。
18 Til I Die
The Only Thing That Looks Good On Me Is You
Do To You
Let's Make A Night To Remember
18 Til I Die
Star
(I Wanna Be) Your Underwear
We're Gonna Win
I Think About You
I'll Always Be Right There
It Ain't A Party...If You Can't Come 'Round
Black Pearl
You're Still Beautiful To Me
Have You Ever Really Loved A Woman?
『18 Til I Die』は前作『Waking Up The Neighbours』に続き Robert John "Mutt" Lange と Bryan のふたりのプロデュースで作られ、ミックスには1981年リリースの2ndアルバム『You Want It You Got It』から1987年の『Into The Fire』までプロデュースを共に手掛けた Bob Clearmountain が担当。そしてマスタリングには多くのロック名盤のリマスターでその名前を見る Bob Ludwig がクレジットされていた。
1959年11月5日生まれの Bryan が36歳のときにリリースした『18 Til I Die』というアルバム。リリース当時の Bryan の年齢のちょうど半分である18歳をタイトルにしたこのアルバムを最初に見たときは「なにを、いまさら…」と思ったが、タイトル曲も含めこの『18 Til I Die』にある13曲はとても親しみやすい曲が揃っていて、非英語圏の出張先でいつか口ずさむようになっていた。
収録された13曲は『I Think About You』と『I'll Always Be Right There』の2曲を除いて全てが Bryan と Mutt Lange の共作曲で、映画のサウンドトラックに提供した『Star』と『Have You Ever Really Loved A Woman?』の2曲は多くの映画音楽を手掛けた Michael Kamen も曲作りに加わっていた。
イギリスを含む欧州圏のアルバム・チャートで No.1 を記録した前作『Waking Up The Neighbours』に比べると、『18 Til I Die』は全英チャートでは前作に続き No.1 を記録したが、その他の欧州圏では2位が最高。全米チャートで前作は最高6位まで上昇したが、今回は Top10 にも届かない最高31位止まりと、2ndアルバムの『You Want It You Got It』以来の低い結果だった。
シングルは1曲目の『The Only Thing That Looks Good On Me Is You』が1stシングルになった他にタイトル曲を含めて多くがカットされたが、全米チャートで2ndシングルのバラード『Let's Make A Night To Remember』が24位を記録したのが最高。全英チャートでは『The Only Thing That Looks Good On Me Is You』が Top10 入りして最高6位をマークしたが、それまでの Bryan のアルバムやシングルの成績を思えば『18 Til I Die』のセールスは決していいと言える結果ではなかった。
だが、シングル・カットされなかった曲の中には『We're Gonna Win』や『It Ain't A Party...If You Can't Come 'Round』『Black Pearl』と Bryan のそれまでのロックなスタイルによく合った曲もあり、これらをもしシングル・カットしていたら、もっと違った結果になったかもしれない。個人的にはバラードな曲より、こういうロックな曲やタイトル曲の『18 Til I Die』がこのアルバムでは好きな曲だった。
1996年暮れには映画絡みの『I Finally Found Someone』を Barbra Streisan とデュエットし、これが全米チャートで最高8位を記録と、またも映画音楽絡みでのヒットとなり、ロックな Bryan が好きなファンとしては複雑な思いだった。
既に2曲の映画絡みの曲を含む『18 Til I Die』は『I Finally Found Someone』のヒットを受けて、この曲をバラードの『You're Still Beautiful To Me』と差し替えてリイシューされた。そのリイシュー盤ジャケットは Bryan の背景がオレンジから紫に変更された。
『I Finally Found Someone』は後にリリースされたベスト盤『The Best Of Me』や『Anthology』『Icon』などにも収録されず、リイシュー盤『18 Til I Die』でしか聴けないが、差し替えられた『You're Still Beautiful To Me』こそシングルにもならなかったのでオリジナルの『18 Til I Die』でしか聴けない。生粋のファンには『I Finally Found Someone』のあるなしで2枚の『18 Til I Die』を手に入れるか、『I Finally Found Someone』のシングルを新たに探さなくてはいけないと、ちょっと厄介な曲にもなってしまった。
18 Til I Die
The Only Thing That Looks Good On Me Is You
Do To You
Let's Make A Night To Remember
18 Til I Die
Star
(I Wanna Be) Your Underwear
We're Gonna Win
I Think About You
I'll Always Be Right There
It Ain't A Party...If You Can't Come 'Round
Black Pearl
You're Still Beautiful To Me
Have You Ever Really Loved A Woman?
タグ:Bryan Adams 1996
2012-02-06 13:55
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