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Paul McCartney/『Maybe I'm Amazed』 [いろいろと…]


このブログで個人的な出来事について記すことは、これまであまりしてこなかったが、今日はこの Paul McCartney が1970年にリリースしたソロ・デビュー盤『McCartney』に収録された『Maybe I'm Amazed』で歌われている内容がとても染みているので、今回はこの曲についてちょっとだけ触れてみたい。

上に紹介した PV は Paul McCartney & Wings の1976年のアメリカ・ツアーから Seattle 公演でプレイされた『Maybe I'm Amazed』で、このときの Wings のメンバーは Paul の他に妻の Linda がキーボード、ギターに Denny Laine と Jimmy McCulloch、ドラムに Joe English という5人だった。

Maybe-Im-Amazed.jpgそして、このライブ・バージョンはアナログで3枚組のライブ盤『Wings over America』からシングル・カットされて英28位/米10位を記録した。カップリング曲には『Soily』という『Wings over America』に最後に収められた曲が選ばれ、この『Soily』は Wings や Paul のそれまでのアルバムに未収録の曲だった。

『Maybe I'm Amazed』は1970年のアルバム『McCartney』収録当時の邦題は『恋することのもどかしさ』とあったが、『Wings over America』からのシングル・カットでは『ハートのささやき』とされてリリースされた。

アルバム『McCartney』の収録曲の多くは Paul のスコットランドにある農場でレコーディングされたが、この『Maybe I'm Amazed』はロンドンにある Abbey Road でほぼレコーディングが行われ、このスタジオ・バージョンではギターやピアノの他にドラムなどを含め全ての楽器を Paul がプレイした。

この曲は The Beatles の解散という Paul にとって厳しいときに傍に寄り添っていた Linda に捧げられた曲で、その PV には Paul と Linda の連れ子だった Heather、そして Linda の3人の様子が多く映っていた。


タイトルである『Maybe I'm Amazed』というフレーズが何度も登場するこの曲は、そのフレーズに続いて「君 (Linda) を必要としている自分 (Paul) 」「僕 (Paul) は寂しい男なのかもしれない」「君 (Linda) から去る自分 (Paul) 」など、 Paul の Linda に対するいろいろな思いが綴られていた。

その中の全部ではないが、幾つかのフレーズが今の個人的なある思いにぴたりと合い、この『Maybe I'm Amazed』を今日は何度も聴いてしまう。

邦題の『恋することのもどかしさ』も今の心境にピタリ。なんで、こんな思いになってしまったんだろう。それを何度も、何度も繰り返し思ってしまう。



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コメント 2

デライラ

たまには個人的な事を書くのもいいんじゃないですか。

『恋することのもどかしさ』が今の心境にピタリだなんて、そんな心境になれるなんて、素敵じゃないですか~( ´艸`)
by デライラ (2012-02-09 13:24) 

MCMLXV_65

デライラさん。いや、お恥ずかしい限りです。このブログの最後の一文、書こうか、書くまいかを悩んだのですが、このブログを知っているようなので、そこで、今のこの想いが伝われば…と、思って書きました。

でも、やっぱり、こういうのを公けに記すのって、いつのときも勇気がいります…ね。
by MCMLXV_65 (2012-02-09 20:29) 

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