Lily Allen/『It's Not Me, It's You』 [CD]
デビュー盤『Alright, Still』から3年。前作は多くのライターと共作し、スカやレゲエを取り入れたアルバムだったが、2ndアルバムの『It's Not Me, It's You』では『Who'd Have Known』の1曲を除いて The Bird and The Bee の Greg Kurstin とふたりだけで作り、アルバムのプロデュースも Greg が手掛けた。
結果、デビュー盤にあったスカやレゲエのスタイルはほとんど姿を消し、The Bird and The Bee が好きならハマるエレクトロ・ポップな雰囲気でアルバム全体を統一。これはこれで、いい方向にまとまったと思えるアルバムだった。
Lily はインタビューで、ひとつのことを最初から最後までひとりの人物としたいと発言していたので、Greg とのアルバム作りは、まさにその願いが叶ったものだった。
前作から3年の間にいろいろなゴシップも提供し、この2ndアルバムでは『Fuck You』というタイトルの曲もあるように、歌詞の面では Lily らしさは健在。『Fuck You』の PV では、その4文字のタイトル部分がマスクもされて公開された。
一曲ずつのサウンドを聴くと『Alright, Still』からスタイルはガラリと変わってしまったので、デビュー盤にある曲を期待すると、この『It's Not Me, It's You』の内容にはガッカリしてしまうかもしれない。だが、シングル・カットされた『Not Fair』も含め、このアルバムには英国流の甘いポップな曲が多く、この2枚目のアルバムのお気に入りの一枚だった。
『Not Fair』や『Fuck You』を含め『It's Not Me, It's You』からは合計6枚ものシングルがカットされ、リード・シングルに選ばれた『The Fear』はデビュー盤の『Smile』以来、2曲目の全英チャート No.1 を記録し、4週連続でその座をキープ。『The Fear』は全米のシングル総合チャートでは奮わなかったが、Billboard 誌の Hot Dance Club Play 部門では2週間 No.1 を記録した。
以降も、2ndシングルの『Not Fair』が全英チャートで最高5位、『22』が最高14位をマークし、『Fuck You』は同チャートで最高104位だったが、ベルギーでは No.1 に、南半球のニュージーランドでも3位を記録し、英語圏でないフランスのチャートでも最高14位まで上昇してゴールド・ディスクにも認定された。
各シングルの評価はいろいろ意見の分かれることもあったが、アルバムとしての『It's Not Me, It's You』はメディアの受けも良かった。チャート面でも母国イギリスでは No.1 に初登場、全米チャートでも初登場で5位にランクされた。
前作に続いてイギリスではトリプル・プラティナ (90万枚) に輝き、『It's Not Me, It's You』は南半球のオーストラリア、北米カナダのアルバム・チャートでも No.1 になり、世界中のトータル・セールスも200万枚を突破した。
今年 (2012年) の4月初めには久々の音楽活動再開が報じられ、年末、もしくは2013年の年明けに3rdアルバムをリリースしたいとも伝えられた。そうすると『Alright, Still』から3年おきのアルバム・リリースになるが、2ndアルバムの『It's Not Me, It's You』もいい意味でその予想を覆してくれたので、3枚目のアルバムもこれまでの2枚と全く違うスタイルになる…? と、期待してしまう。(でも、歌われる歌詞の内容は全然変わらないだろう)
It's Not Me, It's You
Everyone's At It
The Fear
Not Fair
22
I Could Say
Back To The Start
Never Gonna Happen
Fuck You
Who'd Have Known
Chinese
Him
He Wasn't There
結果、デビュー盤にあったスカやレゲエのスタイルはほとんど姿を消し、The Bird and The Bee が好きならハマるエレクトロ・ポップな雰囲気でアルバム全体を統一。これはこれで、いい方向にまとまったと思えるアルバムだった。
Lily はインタビューで、ひとつのことを最初から最後までひとりの人物としたいと発言していたので、Greg とのアルバム作りは、まさにその願いが叶ったものだった。
前作から3年の間にいろいろなゴシップも提供し、この2ndアルバムでは『Fuck You』というタイトルの曲もあるように、歌詞の面では Lily らしさは健在。『Fuck You』の PV では、その4文字のタイトル部分がマスクもされて公開された。
一曲ずつのサウンドを聴くと『Alright, Still』からスタイルはガラリと変わってしまったので、デビュー盤にある曲を期待すると、この『It's Not Me, It's You』の内容にはガッカリしてしまうかもしれない。だが、シングル・カットされた『Not Fair』も含め、このアルバムには英国流の甘いポップな曲が多く、この2枚目のアルバムのお気に入りの一枚だった。
『Not Fair』や『Fuck You』を含め『It's Not Me, It's You』からは合計6枚ものシングルがカットされ、リード・シングルに選ばれた『The Fear』はデビュー盤の『Smile』以来、2曲目の全英チャート No.1 を記録し、4週連続でその座をキープ。『The Fear』は全米のシングル総合チャートでは奮わなかったが、Billboard 誌の Hot Dance Club Play 部門では2週間 No.1 を記録した。
以降も、2ndシングルの『Not Fair』が全英チャートで最高5位、『22』が最高14位をマークし、『Fuck You』は同チャートで最高104位だったが、ベルギーでは No.1 に、南半球のニュージーランドでも3位を記録し、英語圏でないフランスのチャートでも最高14位まで上昇してゴールド・ディスクにも認定された。
各シングルの評価はいろいろ意見の分かれることもあったが、アルバムとしての『It's Not Me, It's You』はメディアの受けも良かった。チャート面でも母国イギリスでは No.1 に初登場、全米チャートでも初登場で5位にランクされた。
前作に続いてイギリスではトリプル・プラティナ (90万枚) に輝き、『It's Not Me, It's You』は南半球のオーストラリア、北米カナダのアルバム・チャートでも No.1 になり、世界中のトータル・セールスも200万枚を突破した。
今年 (2012年) の4月初めには久々の音楽活動再開が報じられ、年末、もしくは2013年の年明けに3rdアルバムをリリースしたいとも伝えられた。そうすると『Alright, Still』から3年おきのアルバム・リリースになるが、2ndアルバムの『It's Not Me, It's You』もいい意味でその予想を覆してくれたので、3枚目のアルバムもこれまでの2枚と全く違うスタイルになる…? と、期待してしまう。(でも、歌われる歌詞の内容は全然変わらないだろう)
It's Not Me, It's You
Everyone's At It
The Fear
Not Fair
22
I Could Say
Back To The Start
Never Gonna Happen
Fuck You
Who'd Have Known
Chinese
Him
He Wasn't There
タグ:2009 Lily Allen
2012-04-30 14:03
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