Van Halen/『Fair Warning』 [CD]
ここ東京も今日は気温が35℃の猛暑で、部屋の中にいてもジリジリとした陽射しを感じる。聴く音楽だけでもスカッとしたモノを…と思い、引っ張りだしてきたのが、Van Halen が1981年にリリースした通算4枚目のスタジオ・アルバム『Fair Warning』だ。
1978年のデビュー盤以来、毎年スタジオ・アルバムをリリースしてきた Van Halen の、この『Fair Warning』には邦題が『戒厳令』とも付けられていた。
ここまでの3枚のスタジオ・アルバムは全米チャートで最高位が19位、6位、6位。この『Fair Warning』は、それをさらに1つだけ更新する最高5位を記録したが、セールス面ではデビュー盤の1000万枚突破以降、アルバム毎に徐々にその数字が減少。それでも、どのアルバムも数百万枚の単位だったが、『Fair Warning』のアメリカ国内でのセールスは200万枚台に留まり、これは Sammy Hagar 時代のスタジオ・アルバムも含めた Van Halen のスタジオ・アルバムの中で最も低い数字だった。(最新作『A Different Kind Of Truth』と、Gary Cherone 時代の『Van Halen III』は除く)
アメリカでのセールスが伸びなかった理由の1つに、この『Fair Warning』はアルバムを牽引するようなヒット・シングルが出なかったこともあると思う。
4人のメンバー名義で作られた9曲の中から『So This Is Love?』『Mean Street』『Push Comes To Shove』『Unchained』の4曲がアメリカのロック系チャートで、それぞれ15位、12位、29位、13位を最高でマークしたが、全米のシングル総合チャートでは『So This Is Love?』が110位を記録しただけだった。
この4曲の中で『Unchained』は後のベスト盤にも収録されたが、それ以外の曲が『Fair Warning』から選ばれることはなかった。セールス面や、ヒット・シングルに恵まれなかったことから『Fair Warning』は、Van Halen のスタジオ・アルバムの中でも一番地味な印象のアルバムだった。
とは言うものの、ギターの Eddie Van Halen のプレイは、このアルバムでも健在で、特にギターをプレイするファンにとって、この『Fair Warning』はまた羨望の一枚だった。
この頃は今のように You Tube でプレイしている映像を即座に見られるようなこともなかったので、あくまでも LP レコードという媒体を通じ、そのプレイを想像するだけだった。このアルバムがリリースされた当時、ギターが好きな友人の中で『Fair Warning』は意外な人気のある一枚だった。
しかし、カナダの画家 William Kurelek が統合失調症の治療で入院していた頃に描いたという『The Maze』をコラージュしたジャケットは Van Halen らしくなく、これまでの3枚のアルバムではメンバーの画像や、バンド・ロゴもあったのに『Fair Warning』では、そのどちらもなかった。
今回改めて聴いてみた『Fair Warning』は『Unchained』の1曲だけは耳馴染みな曲だったが、それ以外の曲はあまり覚えがなかった。加えて、カラッとした感じの曲も少なく、ジャケットのイメージと相まり、重い雰囲気の曲も多く、この猛暑を忘れさせてくれるようなアルバムには残念ながらならなかった。(それでも、少しの間、強い陽射しのことを忘れはさせてくれた…)
Fair Warning
Mean Street
"Dirty Movies"
Sinner's Swing!
Hear About It Later
Unchained
Push Comes To Shove
So This Is Love?
Sunday Afternoon In The Park
One Foot Out The Door
1978年のデビュー盤以来、毎年スタジオ・アルバムをリリースしてきた Van Halen の、この『Fair Warning』には邦題が『戒厳令』とも付けられていた。
ここまでの3枚のスタジオ・アルバムは全米チャートで最高位が19位、6位、6位。この『Fair Warning』は、それをさらに1つだけ更新する最高5位を記録したが、セールス面ではデビュー盤の1000万枚突破以降、アルバム毎に徐々にその数字が減少。それでも、どのアルバムも数百万枚の単位だったが、『Fair Warning』のアメリカ国内でのセールスは200万枚台に留まり、これは Sammy Hagar 時代のスタジオ・アルバムも含めた Van Halen のスタジオ・アルバムの中で最も低い数字だった。(最新作『A Different Kind Of Truth』と、Gary Cherone 時代の『Van Halen III』は除く)
アメリカでのセールスが伸びなかった理由の1つに、この『Fair Warning』はアルバムを牽引するようなヒット・シングルが出なかったこともあると思う。
4人のメンバー名義で作られた9曲の中から『So This Is Love?』『Mean Street』『Push Comes To Shove』『Unchained』の4曲がアメリカのロック系チャートで、それぞれ15位、12位、29位、13位を最高でマークしたが、全米のシングル総合チャートでは『So This Is Love?』が110位を記録しただけだった。
この4曲の中で『Unchained』は後のベスト盤にも収録されたが、それ以外の曲が『Fair Warning』から選ばれることはなかった。セールス面や、ヒット・シングルに恵まれなかったことから『Fair Warning』は、Van Halen のスタジオ・アルバムの中でも一番地味な印象のアルバムだった。
とは言うものの、ギターの Eddie Van Halen のプレイは、このアルバムでも健在で、特にギターをプレイするファンにとって、この『Fair Warning』はまた羨望の一枚だった。
この頃は今のように You Tube でプレイしている映像を即座に見られるようなこともなかったので、あくまでも LP レコードという媒体を通じ、そのプレイを想像するだけだった。このアルバムがリリースされた当時、ギターが好きな友人の中で『Fair Warning』は意外な人気のある一枚だった。
しかし、カナダの画家 William Kurelek が統合失調症の治療で入院していた頃に描いたという『The Maze』をコラージュしたジャケットは Van Halen らしくなく、これまでの3枚のアルバムではメンバーの画像や、バンド・ロゴもあったのに『Fair Warning』では、そのどちらもなかった。
今回改めて聴いてみた『Fair Warning』は『Unchained』の1曲だけは耳馴染みな曲だったが、それ以外の曲はあまり覚えがなかった。加えて、カラッとした感じの曲も少なく、ジャケットのイメージと相まり、重い雰囲気の曲も多く、この猛暑を忘れさせてくれるようなアルバムには残念ながらならなかった。(それでも、少しの間、強い陽射しのことを忘れはさせてくれた…)
Fair Warning
Mean Street
"Dirty Movies"
Sinner's Swing!
Hear About It Later
Unchained
Push Comes To Shove
So This Is Love?
Sunday Afternoon In The Park
One Foot Out The Door
2012-07-26 14:52
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