Simon & Garfunkel／『Bridge Over Troubled Water』

Simon & Garfunkel が1970年の年明け早々にリリースした通算5枚目のスタジオ・アルバム『Bridge Over Troubled Water』は、中学の授業で一枚の LP を聴く機会に友人がこのアルバムを持ってきて、約1時間の授業で全11曲を通して聴いた思い出がある。

既に Simon & Garfunkel の曲は『The Sound of Silence』や、映画『The Graduate (邦題:卒業)』で使われた『Mrs. Robinson』などを知っていたが、このとき初めてアルバムのタイトル曲や『El Condor Pasa』『The Boxer』という曲を耳にした。

その中学の頃は1970年代終盤だったが、今、このアルバムのいろいろなチャートの記録を振り返ると、1970年代の10年間を対象にした全英アルバム・チャートでは堂々の No.1 に輝いたアルバムとも紹介されていた。

それ以来、『Bridge Over Troubled Water』にある全11曲を通して聴いたのは、2001年にそれまでのスタジオ・アルバム5枚をセットにしたボックス『The Columbia Studio Recordings』がリリースされるまでなかった。

その後、2007年には紙ジャケット仕様として『Bridge Over Troubled Water』を含む全てのスタジオ・アルバムや、『The Graduate』のサウンドトラック盤、ベスト盤、ライブ盤がリイシューされ、それらと共に手に入れて改めてアルバムにある11曲と、追加された2曲のボーナス・トラックを聴いた。

アルバム『Bridge Over Troubled Water』には1曲目のタイトル曲を筆頭に、アルバムに先行してリリースされた『The Boxer』、『Cecilia』『El Condor Pasa (If I Could)』も収録され、これらの曲の幾つかは Simon & Garfunkel と知らずに聴いたことのある曲だった。

アルバムとシングルの双方で『Bridge Over Troubled Water』は英米のチャートで No.1 を記録。アルバムはイギリスでリリース直後の2月中旬から13週連続 No.1 を含めて1971年9月まで合計33週間もの No.1 を記録した。アメリカでも1970年3月から連続10週間の No.1 を記録して800万枚以上のセールスをマークしている。

シングルの『Bridge Over Troubled Water』は全米チャートで6週間 No.1 を記録。全英チャートでは3週間 No.1 を記録した。

Grammy 賞でアルバム『Bridge Over Troubled Water』は Album of the Year に選出され、同時に Best Engineered Recording にも選ばれた。そしてシングルとしての『Bridge Over Troubled Water』は Record of the Year と Song of the Year という Grammy の主要2部門に選ばれ、さらに Contemporary Song of the Year と Instrumental Arrangement of the Year の2部門でも同曲は選ばれている。

Bridge Over Troubled Water
Bridge Over Troubled Water
El Condor Pasa (If I Could)
Cecilia
Keep The Customer Satisfied
So Long, Frank Lloyd Wright
The Boxer
Baby Driver
The Only Living Boy In New York
Why Don't You Write Me
Bye Bye Love
Song For The Asking
【2001 Bonus Tracks】
Feuilles-O (Demo)
Bridge Over Troubled Water (Demo Take 6)

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