Styx/『Edge Of The Century』 [CD]
今日は文化の日で祝日だが、土曜日が重なり、そんなことに全く気づかず、普通の土曜日という感じ。そんなこととは全く関係なく、今日も Styx のスタジオ・アルバムを久しぶりに…と思い、1990年にリリースされた全10曲入りの『Edge Of The Century』を聴いた。
きのう紹介したデビュー盤の『Styx』も Tommy Shaw の名前がなかったアルバムだが、この『Edge Of The Century』も Tommy Shaw の名前はなく、代わりに Jan Hammer が Hammer というバンドで活動していたときのギター兼ボーカル Glen Burtnick が参加したアルバムだった。
その Glen が参加した Styx のスタジオ・アルバムは結局この『Edge Of The Century』一枚だけで、ここで Glen はアルバムの1曲目を飾る『Love Is The Ritual』など5曲に関わり、リード・シングルに選ばれた『Love Is The Ritual』ではリード・ボーカルも務めた。
オリジナル・メンバーの Dennis DeYoung は2ndシングル『Show Me The Way』など6曲に関わり、『Show Me The Way』は当時開戦した第一次湾岸戦争を報じる際の BGM などにも使われ、全米シングル・チャートでは最高3位まで上昇した。
Styx のハード・ロックな面を象徴する James Young が Dennis DeYoung と書き、リード・ボーカルも務めた『Homewrecker』は従来の Styx を思わせるような曲だったが、アルバム全体の雰囲気は1980年前後の Styx 全盛期を知る者にはあまりに物足りないものだった。
これ以前の Styx として最後のアルバムでライブ盤の『Caught In The Act』以降、Tommy Shaw と Dennis DeYoung、James Young の3人はそれぞれのソロ活動を行い、実質 Styx は活動停止状態にあった。
そんな状況の中、1989年には Tommy Shaw が Damn Yankees というバンドを結成。1990年にはシングル『High Enough』が全米チャートで最高3位という結果を残し、それに呼応するように Tommy Shaw 抜きの Styx が活動を再開させた。
しかし、その復帰作だった『Edge Of The Century』は全米アルバム・チャートで最高63位で、アメリカではかろうじてゴールド・ディスクを獲得するに留まった。
そして、この『Edge Of The Century』は、1996年に過度のアルコール依存から肝硬変を悪化させ47歳の若さで亡くなったドラムの John Panozzo にとっても最後の Styx としてのアルバムになってしまった。
『Edge Of The Century』は、1975年暮れにリリースされた『Equinox』以降のスタジオ・アルバムと、ライブ盤の『Caught In The Act』を含めて2009年に一気に紙ジャケット仕様でリイシューされ、そのときに手に入れたが、これも Styx のアルバムの中ではほとんど聴く機会のないアルバムで、Tommy Shaw の不在を大きく印象づけるアルバムでもあった。
Edge Of The Century
Love Is The Ritual
Show Me The Way
Edge Of The Century
Love At First Sight
All In A Day's Work
Not Dead Yet
World Tonite
Carrie Ann
Homewrecker
Back To Chicago
きのう紹介したデビュー盤の『Styx』も Tommy Shaw の名前がなかったアルバムだが、この『Edge Of The Century』も Tommy Shaw の名前はなく、代わりに Jan Hammer が Hammer というバンドで活動していたときのギター兼ボーカル Glen Burtnick が参加したアルバムだった。
その Glen が参加した Styx のスタジオ・アルバムは結局この『Edge Of The Century』一枚だけで、ここで Glen はアルバムの1曲目を飾る『Love Is The Ritual』など5曲に関わり、リード・シングルに選ばれた『Love Is The Ritual』ではリード・ボーカルも務めた。
オリジナル・メンバーの Dennis DeYoung は2ndシングル『Show Me The Way』など6曲に関わり、『Show Me The Way』は当時開戦した第一次湾岸戦争を報じる際の BGM などにも使われ、全米シングル・チャートでは最高3位まで上昇した。
Styx のハード・ロックな面を象徴する James Young が Dennis DeYoung と書き、リード・ボーカルも務めた『Homewrecker』は従来の Styx を思わせるような曲だったが、アルバム全体の雰囲気は1980年前後の Styx 全盛期を知る者にはあまりに物足りないものだった。
これ以前の Styx として最後のアルバムでライブ盤の『Caught In The Act』以降、Tommy Shaw と Dennis DeYoung、James Young の3人はそれぞれのソロ活動を行い、実質 Styx は活動停止状態にあった。
そんな状況の中、1989年には Tommy Shaw が Damn Yankees というバンドを結成。1990年にはシングル『High Enough』が全米チャートで最高3位という結果を残し、それに呼応するように Tommy Shaw 抜きの Styx が活動を再開させた。
しかし、その復帰作だった『Edge Of The Century』は全米アルバム・チャートで最高63位で、アメリカではかろうじてゴールド・ディスクを獲得するに留まった。
そして、この『Edge Of The Century』は、1996年に過度のアルコール依存から肝硬変を悪化させ47歳の若さで亡くなったドラムの John Panozzo にとっても最後の Styx としてのアルバムになってしまった。
『Edge Of The Century』は、1975年暮れにリリースされた『Equinox』以降のスタジオ・アルバムと、ライブ盤の『Caught In The Act』を含めて2009年に一気に紙ジャケット仕様でリイシューされ、そのときに手に入れたが、これも Styx のアルバムの中ではほとんど聴く機会のないアルバムで、Tommy Shaw の不在を大きく印象づけるアルバムでもあった。
Edge Of The Century
Love Is The Ritual
Show Me The Way
Edge Of The Century
Love At First Sight
All In A Day's Work
Not Dead Yet
World Tonite
Carrie Ann
Homewrecker
Back To Chicago
2012-11-03 09:56
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