Phil Collins/『...Hits』 [CD]
年末が近くなると、やたらとベスト盤のリリースが続き食傷気味になるが、Phil Collins が活動に少し陰りが見え始めた頃の1998年秋にリリースしたキャリアとして初、かつ (メジャーな活動期間中にリリースした) 唯一のベスト盤が、この16曲入りで約75分のアルバム『...Hits』だった。
1981年のソロ・デビュー盤『Face Value』から、通算6枚目のこの時点での最新スタジオ・アルバム『Dance Into The Light』までのヒット曲が目白押しなのに加えて、それらのソロ・アルバムに未収録な曲も満載と、ベスト盤とはこうあるべきという、いい例えのようなアルバムだった。
英米のチャートで No.1 になった曲も The Supremes の1966年のカバー『You Can't Hurry Love』を筆頭に、『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』『Easy Lover』『Sussudio』『One More Night』『Separate Lives』『A Groovy Kind Of Love』『Two Hearts』『Another Day In Paradise』と、9曲も収録。
それらの中にはオリジナルのスタジオ・アルバムに未収録で、映画の挿入歌としてヒットした曲も、初めて Phil のアルバムに取り上げられ、まさに、ベスト盤の見本のようなアルバムだった。
個人的にはふたりのアーティストとデュエットした、スタイルは異なるが、英米のチャートで No.1 を記録した『Easy Lover』と『Separate Lives』の収録が嬉しかった。
収録された16曲は、そのリリース順ではなく、このベスト盤で初お目見えの Cyndi Lauper の1986年の全米 No.1 曲『True Colors』を含め、かなり練り上げられたようで、ひとつのアルバムとしての構成も、まさにベストと呼べる内容だった。
『...Hits』は英米のアルバム・チャートでそれぞれ最高1位と6位を記録。イギリスでは120万枚、アメリカでは300万枚のセールスも記録した。
Phil のスタジオ・アルバムは『Face Value』から『Dance Into The Light』まで都度、手に入れていたが、それらだけでは Phil のヒット曲は全て網羅できない。
また、CD として手元にある『Face Value』は CD 黎明期の頃のモノで、『Dance Into The Light』に比べると音質も劣り、PC でプレイリストを作っても、それぞれの曲のレベル差がとても気になっていた。なので、各曲のレベル差も統一された『...Hits』は、まさに待望の1枚だった。
さらに、映画『Buster』のサウンドトラック盤は既に手元にあったので、『Two Hearts』と『A Groovy Kind Of Love』の2曲は CD で持っていたが、それ以外の映画挿入歌で『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』は1980年代のヒット曲を集めた編集盤の類でしか聴けなかったし、全米 No.1 をマークした『Separate Lives』は、それ以上に収録されたアルバムが少なく、手軽に聴けない状態だった。
『...Hits』のジャケットは、それまでの6枚のソロ・アルバムをコラージュし、デザインとしては今ひとつだったが、その内容は二重丸だった。
1990年にリリースされたライブ盤『Serious Hits... Live!』もベストな選曲で良かったが、そのオリジナルのスタジオ・テイクが満載の『...Hits』は、今でも好きなベスト盤のひとつだ。
...Hits
Another Day In Paradise
True Colors
Easy Lover (with Philip Bailey)
You Can't Hurry Love
Two Hearts (from『Buster』)
I Wish It Would Rain Down
Against All Odds (Take A Look At Me Now) (from『Against All Odds』)
Something Happened On The Way To Heaven
Separate Lives (with Marilyn Martin) (from『White Nights』)
Both Sides Of The Story
One More Night
Sussudio
Dance Into The Light
A Groovy Kind Of Love (from『Buster』)
In The Air Tonight
Take Me Home
1981年のソロ・デビュー盤『Face Value』から、通算6枚目のこの時点での最新スタジオ・アルバム『Dance Into The Light』までのヒット曲が目白押しなのに加えて、それらのソロ・アルバムに未収録な曲も満載と、ベスト盤とはこうあるべきという、いい例えのようなアルバムだった。
英米のチャートで No.1 になった曲も The Supremes の1966年のカバー『You Can't Hurry Love』を筆頭に、『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』『Easy Lover』『Sussudio』『One More Night』『Separate Lives』『A Groovy Kind Of Love』『Two Hearts』『Another Day In Paradise』と、9曲も収録。
それらの中にはオリジナルのスタジオ・アルバムに未収録で、映画の挿入歌としてヒットした曲も、初めて Phil のアルバムに取り上げられ、まさに、ベスト盤の見本のようなアルバムだった。
個人的にはふたりのアーティストとデュエットした、スタイルは異なるが、英米のチャートで No.1 を記録した『Easy Lover』と『Separate Lives』の収録が嬉しかった。
収録された16曲は、そのリリース順ではなく、このベスト盤で初お目見えの Cyndi Lauper の1986年の全米 No.1 曲『True Colors』を含め、かなり練り上げられたようで、ひとつのアルバムとしての構成も、まさにベストと呼べる内容だった。
『...Hits』は英米のアルバム・チャートでそれぞれ最高1位と6位を記録。イギリスでは120万枚、アメリカでは300万枚のセールスも記録した。
Phil のスタジオ・アルバムは『Face Value』から『Dance Into The Light』まで都度、手に入れていたが、それらだけでは Phil のヒット曲は全て網羅できない。
また、CD として手元にある『Face Value』は CD 黎明期の頃のモノで、『Dance Into The Light』に比べると音質も劣り、PC でプレイリストを作っても、それぞれの曲のレベル差がとても気になっていた。なので、各曲のレベル差も統一された『...Hits』は、まさに待望の1枚だった。
さらに、映画『Buster』のサウンドトラック盤は既に手元にあったので、『Two Hearts』と『A Groovy Kind Of Love』の2曲は CD で持っていたが、それ以外の映画挿入歌で『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』は1980年代のヒット曲を集めた編集盤の類でしか聴けなかったし、全米 No.1 をマークした『Separate Lives』は、それ以上に収録されたアルバムが少なく、手軽に聴けない状態だった。
『...Hits』のジャケットは、それまでの6枚のソロ・アルバムをコラージュし、デザインとしては今ひとつだったが、その内容は二重丸だった。
1990年にリリースされたライブ盤『Serious Hits... Live!』もベストな選曲で良かったが、そのオリジナルのスタジオ・テイクが満載の『...Hits』は、今でも好きなベスト盤のひとつだ。
...Hits
Another Day In Paradise
True Colors
Easy Lover (with Philip Bailey)
You Can't Hurry Love
Two Hearts (from『Buster』)
I Wish It Would Rain Down
Against All Odds (Take A Look At Me Now) (from『Against All Odds』)
Something Happened On The Way To Heaven
Separate Lives (with Marilyn Martin) (from『White Nights』)
Both Sides Of The Story
One More Night
Sussudio
Dance Into The Light
A Groovy Kind Of Love (from『Buster』)
In The Air Tonight
Take Me Home
タグ:Phil Collins 1998
2012-12-08 12:32
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