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Kylie Minogue/『The Abbey Road Sessions』 [CD]

AbbeyRoadSessions.jpg1987年リリースのシングル『Locomotion』から数えて25年目にあたる2012年、Kylie Minogue はいろいろな企画のアルバムや曲をリリースしているが、この『The Abbey Road Sessions』も、その中の1枚。

タイトルにあるように、イギリスのロンドンにあるスタジオ Abbey Road にて、2011年の11月にフル・オーケストラを交えて過去の代表曲を新たにリメイク。2007年にリリースされた通算10枚目のスタジオ・アルバム『X』に収録予定だった『Flower』をリード・シングルに、全16曲をここに収録している。

デビュー・シングルの『Locomotion』(このアルバムでは『The Locomotion』と表記) から、現時点での最新スタジオ・アルバム『Aphrodite』から1stシングルに選ばれた『All The Lovers』まで、レーベルの枠を超えた選曲が行われているのが、このアルバムの特徴だ。

過去のヒット曲を大胆にアレンジしてプレイすることは、よくライブで行われていることで、古い曲に新鮮さを与えることもあるが、その大胆な変化は時々、不思議な感じを抱くこともある。

それを今回 Kylie は新たにストリングスを大きくフューチャーしたかたちでレコーディングし、アップテンポだった曲もグッとテンポを落としたりと、かなり大胆に原曲の持つイメージを変えてリメイクしている。

中にはその変化が大き過ぎると思う曲もあったが、『Slow』や『The Locomotion』『Come Into My World』では「こんなアレンジもいいな」と、思えた。

では、それ以外の曲の感想は…? と尋ねられると、大きく拒否反応を示すような曲はなく、「まぁ、こういうアレンジもありかな…」という曲が多かった。

ライブという空間で最近のヒット曲に混じって、過去の曲を目先を変えてプレイすることは、ライブという限られた時間に緩急をつける意味からも、『The Abbey Road Sessions』にあるようなかたちでのプレイは「あり」だと思う。

それを一歩進め、アルバムにできるほどの曲を選び作ったのが、この『The Abbey Road Sessions』というアルバムで、25年という長い活動期間で、緩急の「緩」にあたるアルバムが、この『The Abbey Road Sessions』だとも思えた。

ただ、全編にわたってフル・オーケストラやシンプルなアレンジの曲ばかりが並ぶと、Kylie のアルバムらしくないと感じるのも事実で、こういうアレンジでアップテンポなスタイルに変化した曲も何曲か聴いてみたかったというのも正直な感想だ。

The Abbey Road Sessions The Abbey Road Sessions - Kylie Minogue
AbbeyRoadSessions.jpgAll The Lovers
On A Night Like This
Better The Devil You Know
Hand On Your Heart
I Believe In You
Come Into My World
Finer Feelings
Confide In Me
Slow
The Locomotion
Can't Get You Out Of My Head
Where The Wild Roses Grow
Flower
I Should Be So Lucky
Love At First Sight
Never Too Late


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