SSブログ

Billy Joel/『Greatest Hits Volume I & Volume II』 [CD]

GreatestHitsVolumeI_II.jpg先日開催されたハリケーン・サンディ被害者支援のコンサート『121212 The Concert For Sandy Relief』でも、地元出身のアーティストとして一際歓声の大きかった Billy Joel。

1985年に初めてリリースされたベスト盤は LP と CD の両方で2枚組だった『Greatest Hits Volume I & Volume II』で、1枚目には1973年から1977年までのヒット曲、2枚目には1978年から1985年までのヒット曲、プラス2つの新曲が収められていた。

ベスト盤のお手本のような『Greatest Hits Volume I & Volume II』は、まさに、それまでの Billy の足跡を辿る曲が満載。CD 版では曲数が増えて、全部で25曲が収められていた。

CD でも2枚組だが、それぞれの収録時間は約1時間弱と、まだ収録時間に余裕はあったが、選曲の面では十分満足と言える内容。もし、他に漏れた曲を聴きたければ、それらを含むオリジナルのスタジオ・アルバムを聴くことをお薦めしたい。

LP でのリリースもまだ1985年当時は考慮されていたので、『Just The Way You Are』と『My Life』『Big Shot』『Pressure』『Tell Her About It』の5曲は編集された短縮バージョンで収録され、各曲を収録したオリジナルのスタジオ・アルバムを聴き込んだ耳には、このベスト盤にある5曲は少し変な感じもした。

CD 版の『Greatest Hits Volume I & Volume II』には初期のスタジオ・アルバムからも曲が追加され、『She's Got A Way』はオリジナル版ではなく、ライブ盤『Songs In The Attic』からのバージョンが選ばれた。

CD 版ではシングル・カットされていない曲として、7分を超す『Scenes From An Italian Restaurant』も追加された。Billy のストーリーテラーとしての面を代表する曲が入っていたのは素直に嬉しく、これでスタジオ・アルバム『The Stranger』の LP のA面曲は全てこのベスト盤に収録されたことにもなった。

Billy のベスト盤は後に、この2枚組の続編的な位置づけで『Greatest Hits Volume III』が1997年にリリースされ、こちらは2枚組の時期と少しだけ被る、1983年から1997年までのヒット曲、プラス3つのカバー曲が入っていた。

また、その後にもこの3枚のベスト盤と、Billy が Q&A に答えるシーンを収録した CD を含む4枚組のボックス『The Complete Hits Collection: 1973-1997』もリリースされた。もし、このボックスが今でもあるなら、Billy のベスト盤では一番内容的に充実したモノといえるだろう。

Billy のポップ・アルバムは1993年のスタジオ・アルバム『River Of Dreams』が現時点で最後なので、上記ベスト盤で、ほぼ有名な曲は全て網羅できる。

だが、ここで興味を持った曲を含むオリジナル・アルバムも、ぜひ、日本語の歌詞を見ながら聴くことをお薦めしたい。なぜ、Billy の曲が今でも愛されるのか、その理由がわかることだろう。

Greatest Hits Volume I & Volume II Billy Joel - Greatest Hits, Vol. 1 & Vol. 2 - ビリー・ジョエル
GreatestHitsVolumeI_II.jpg【Greatest Hits Volume I 1973-1977】
Piano Man
Captain Jack
The Entertainer
Say Goodbye To Hollywood
New York State Of Mind
The Stranger
Scenes From An Italian Restaurant
Just The Way You Are
Movin' Out (Anthony's Song)
Only The Good Die Young
She's Always A Woman
【Greatest Hits Volume II 1978-1985】
My Life
Big Shot
Honesty
You May Be Right
It's Still Rock And Roll To Me
She's Got A Way
Pressure
Allentown
Goodnight Saigon
Tell Her About It
Uptown Girl
The Longest Time
You're Only Human (Second Wind)
The Night Is Still Young
タグ:Billy Joel 1985


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 2

mangohboy

こんばんわ、コレは発売時凄く話題になりましたね。
人気絶頂時にBestを出せる人って僅かだと思いますが
Billyのコレ程ジャストなタイミングで出たBestは無いのでは・・・
あと日本では最も人気がある「Honesty」が米盤未収録だったのが
当時の自分には衝撃でした。その後にでたBest「Essential」では
今度は「Stranger」が入ってなかったり。
その辺はBestなら絶対入ってて欲しいですよね。
by mangohboy (2012-12-17 20:11) 

MCMLXV_65

mangohboyさん、コメントありがとうございます。このベスト盤、本当にリリースした時期も、内容も、まさに「ベスト」という言葉がふさわしかったですね。売れに売れた理由が納得できます。
『Honesty』がない海外盤は『Don't Ask Me Why』が収録されたようで、これもBillyの名曲の1つ。やっぱり他の曲も聴きたければオリジナルのスタジオ・アルバムを引っ張りだしてこないと、いけないです…。^^;
by MCMLXV_65 (2012-12-18 15:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。