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INXS/『Live Baby Live』 [CD]

LiveBabyLive.jpgオーストラリア出身の INXS が通算7枚目のスタジオ・アルバム『X』リリース後に行なったワールド・ツアーから音源を集めたアルバムが、この1991年暮れにリリースした INXS 初のライブ盤『Live Baby Live』だった。

全米チャートでは最高72位どまりだったが、セールス面ではプラティナ・ディスク (100万枚) を獲得。全英チャートでは最高8位、地元オーストラリアのアルバム・チャートでは最高3位をマークした。

アルバム中盤には唯一の新曲『Shining Star』を収録。ライブ盤に新曲を入れる場合、1曲目か最後に持ってくるのは、よくあるパターンだが、この『Live Baby Live』のようなかたちで新曲をフューチャーするのは珍しいパターンだった。

INXS のスタジオ・アルバムは幾つか手元にあるが、2011年の夏には、これまでにリリースした10枚のスタジオ・アルバムをボックス化した『Remastered』もリリースされた。だが、そのボックスには残念ながら『Live Baby Live』は収められていないので、唯一のスタジオ・テイク『Shining Star』は、この『Live Baby Live』だけでしか聴けない。

ライブ盤グレイテスト・ヒッツ的な存在の『Live Baby Live』は、初期のヒット曲『The One Thing』から最新のシングル『The Stairs』まで15曲のライブ・バージョンを収録。特にスタジオ・アルバム『Kick』からの『New Sensation』で始まるオープニングは本当にライブが始まる際の高揚感がゾクゾクと感じられる。

各曲の収録地はそれぞれ異なり、欧州圏ではパリ、ロンドン、ダブリン、グラスゴーから選ばれ、南半球からはリオデジャネイロ、メルボルン、シドニーが。そして北米からはシカゴ、トロント、ラスベガスなどで行われたライブから音源が選ばれていた。

『Live Baby Live』は同名タイトルのビデオもあるが、そちらは1991年7月13日のロンドン、Wembley Stadium で72,000人を超える観衆を集めたステージがまるまる収められ、曲順も異なっていた。

ライブとしての統一感は、このビデオ版に譲るものの、約1時間少々のライブ盤 CD の『Live Baby Live』も人気がピークの頃のファンの凄い歓声と共に、一聴の価値があるライブ盤にまとまっている。

このライブ盤を聴くと、オリジナルのスタジオ・アルバムで、そのオリジナル・テイクをもう一度聴いてみたくなる。前述のボックス『Remastered』が、もう少し手頃な価格だったら…、もしくは近頃流行りの廉価版ボックスとして過去の INXS のアルバムがリリースされたら、1980年代絶頂期の INXS を聴くために注文してしまいそうだ。

LiveBabyLive.jpgLive Baby Live
New Sensation
Guns In The Sky
Mystify
By My Side
Shining Star
Need You Tonight
Mediate
One x One
Burn For You
The One Thing
This Time
The Stairs
Suicide Blonde
Hear That Sound
Never Tear Us Apart
What You Need


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