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Marcella Detroit/『Feeler』 [CD]

Feeler.jpgロックなアルバムばかり聴いていて、女性ボーカリストが聴きたくなって引っ張り出してきたのが、これまた久しぶり、Marcella Detroit が1996年にリリースした『Feeler』というアルバム。

Marcy Levy と言うと分かる方が多いかもしれない Marcella Detroit は、元 Shakespears Sister として活躍。そして、それ以前には Eric Clapton と活動していた時期もあり、1977年に全米チャート最高3位を記録した『Lay Down Sally』のライターにも、その名前があった。

そんなキャリアを持つ Marcella の『Feeler』は前作『Jewel』から約2年半後にリリースされたアルバム。日本盤では Marcella の上半身を写した、この (↑) でデザインでリリースされたが、イギリス盤は全く違うデザインで、『Miss Anne Throp』がない12曲入りで、その曲順も日本盤と違っていた。

この『Feeler』、扱うメディアによって評価が異なっていたアルバムだったが、Marcella のちょっと囁くようでいて、艶のあるボーカルが好きで、それがたっぷりと聴ける『Feeler』は、個人的になかなかいい好きなアルバムだった。

このアルバムで Marcella はボーカルの他にギターやハーモニカ、キーボード、ベースなども自らプレイ。ライターとして3曲を共作している以外、全曲をひとりで書き上げていた。

その数少ない共作曲、5曲目の『Without Medication』では Marcella だと思える口笛の音も聴け、7曲目の『Kidd』ではおそらく Marcella がアコースティック・ギターを弾いていると思うが、その音色がとても綺麗!『Kidd』で吹いているハーモニカもたぶん Marcelle だろう。バック・ボーカルの重ね具合もアコースティックな雰囲気に合わせ、とても上品。このアルバムで一番好きな曲だ。

イギリスでは『Feeler』から『I Hate You Now』や『Somebody's Mother』『Boy』『Flower』がシングル・カットされたが、そのどれもが大きな結果を残せなかった。

Marcella は一度ソロのステージを生で見る機会があった。それは MTV 主催のステージで、都内のスタジオでひっそりと行われたシンプルなモノだった。応募で当選したファンが囲むステージで、最前席で幸運にも見ることができた。

そんな思い出もあった Marcella なので、この『Feeler』も、もっと評価されて欲しかったが、残念ながらメディアからはあまり注目もされず、知る人ぞ知るような存在のアルバムになってしまった。

Feeler.jpgFeeler Feeler - Marcella Detroit
Boy
Flower
I Hate You Now
Miss Ann Throp
Elaine's Addiction
Without Medication
Somebody's Mother
Kidd
Gasoline
Scared Silent
The Same Father
Waiting
Sunday


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nasumayo

こんにちは。お久しぶりです。

これいいアルバムですよね。
そういや今までレビューしてなかったな。

結構バーゲンの棚とかで見かけるからそこそこ売れたようですが、今このアルバムを取り上げる人は滅多にいないでしょう(笑)

by nasumayo (2013-01-14 16:04) 

MCMLXV_65

nasumayoさん、こんにちは! おっしゃるとおり、改めて聴きましたが、今でも「いい」アルバムだと思えました!!
日本盤は別ジャケットでリリースされたことからも、そこそこ売れる! と踏んでいたんじゃないでしょうか? nasumayoさんのレビューも期待しています! (^^)
by MCMLXV_65 (2013-01-14 16:18) 

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