Led Zeppelin/『Houses Of The Holy』 [CD]
1969年のデビュー盤以来、最もリリース間隔の空いた Led Zeppelin 通算5枚目のスタジオ・アルバムの『Houses Of The Holy』。
Hipgnosis がジャケットのデザインを手掛けたことでも有名なアルバムは、前作に続きバンド名とアルバム名がジャケットになく、海外でのリリースは当時として珍しい、日本盤によくあった帯 (のようなモノ) にそれらが描かれ、ジャケットに巻かれていた。
このアルバムは LP でのリリース当時、A/B面にそれぞれ4曲ずつの計8曲を収録。アルバム全体を通しての時間はわずか41分弱で、これは1969年リリースの2ndアルバム『II』よりも短い、Led Zeppelin の全てのスタジオ・アルバムを通しても最も短い収録時間のアルバムだった。
それまでの4枚のスタジオ・アルバムのリリース間隔より長い、前作から1年以上の間があった『Houses Of The Holy』を最初に聴いた印象は、Robert Plant のボーカルが随分と変わったということだった。
そして、Led Zeppelin といえばハード・ロックな面が強調されがちだが、『Houses Of The Holy』ではそれを意識する曲が少なく、普段はベースでクレジットされている John Paul Jones が弾くメロトロンやシンセサイザーなどキーボードの音が多くの曲で取り入れられ、Led Zeppelin というバンドが新しい方向に向かっているように感じたアルバムでもあった。
Jimmy Page のギターも派手なソロが少ない印象のアルバムで、1973年にリリースされた当時は、それまでのアルバムのスタイルを新作に期待していたファンには、『Houses Of The Holy』は物足りなくも感じたのではないだろうか。
LP 時代に両サイドのトップを飾った『The Song Remains The Same』と『Dancing Days』には、従来の Led Zeppelin らしさを感じるが、『D'yer Mak'er』では Robert Plant が1980年代中盤に手掛けたソロ・プロジェクト The Honeydrippers の雰囲気も感じた。
The Honeydrippers には Jimmy Page も参加し、4曲が入った EP 盤『volume one』を『Houses Of The Holy』より先に聴いていたので、『D'yer Mak'er』を初めて聴いても驚かなかったが、1973年という時代に Led Zeppelin からこんなスタイルの曲が飛び出すとは当時は思いもよらなかっただろう。
『Houses Of The Holy』は意外にも全ての曲のライターに John Bonham も含めた4人のメンバーだけで構成されたアルバムだった。そして、個人的には John Paul Jones の役割が、それまでの4枚のアルバムより、大きくなったと思うスタジオ・アルバムだった。
Houses Of The Holy
【Side One】
The Song Remains The Same
The Rain Song
Over The Hills And Far Away
The Crunge
【Side Two】
Dancing Days
D'yer Mak'er
No Quarter
The Ocean
Hipgnosis がジャケットのデザインを手掛けたことでも有名なアルバムは、前作に続きバンド名とアルバム名がジャケットになく、海外でのリリースは当時として珍しい、日本盤によくあった帯 (のようなモノ) にそれらが描かれ、ジャケットに巻かれていた。
このアルバムは LP でのリリース当時、A/B面にそれぞれ4曲ずつの計8曲を収録。アルバム全体を通しての時間はわずか41分弱で、これは1969年リリースの2ndアルバム『II』よりも短い、Led Zeppelin の全てのスタジオ・アルバムを通しても最も短い収録時間のアルバムだった。
それまでの4枚のスタジオ・アルバムのリリース間隔より長い、前作から1年以上の間があった『Houses Of The Holy』を最初に聴いた印象は、Robert Plant のボーカルが随分と変わったということだった。
そして、Led Zeppelin といえばハード・ロックな面が強調されがちだが、『Houses Of The Holy』ではそれを意識する曲が少なく、普段はベースでクレジットされている John Paul Jones が弾くメロトロンやシンセサイザーなどキーボードの音が多くの曲で取り入れられ、Led Zeppelin というバンドが新しい方向に向かっているように感じたアルバムでもあった。
Jimmy Page のギターも派手なソロが少ない印象のアルバムで、1973年にリリースされた当時は、それまでのアルバムのスタイルを新作に期待していたファンには、『Houses Of The Holy』は物足りなくも感じたのではないだろうか。
LP 時代に両サイドのトップを飾った『The Song Remains The Same』と『Dancing Days』には、従来の Led Zeppelin らしさを感じるが、『D'yer Mak'er』では Robert Plant が1980年代中盤に手掛けたソロ・プロジェクト The Honeydrippers の雰囲気も感じた。
The Honeydrippers には Jimmy Page も参加し、4曲が入った EP 盤『volume one』を『Houses Of The Holy』より先に聴いていたので、『D'yer Mak'er』を初めて聴いても驚かなかったが、1973年という時代に Led Zeppelin からこんなスタイルの曲が飛び出すとは当時は思いもよらなかっただろう。
『Houses Of The Holy』は意外にも全ての曲のライターに John Bonham も含めた4人のメンバーだけで構成されたアルバムだった。そして、個人的には John Paul Jones の役割が、それまでの4枚のアルバムより、大きくなったと思うスタジオ・アルバムだった。
Houses Of The Holy
【Side One】
The Song Remains The Same
The Rain Song
Over The Hills And Far Away
The Crunge
【Side Two】
Dancing Days
D'yer Mak'er
No Quarter
The Ocean
タグ:Led Zeppelin 1973
2013-02-02 15:01
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