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Sheena Easton/『Do You』 [CD]

DoYou.jpgSheena Easton の旧譜『A Private Heaven』との2枚組でリイシューされた、1985年リリースの通算7枚目のスタジオ・アルバム『Do You』。

アメリカで作られた2枚目のスタジオ・アルバム『A Private Heaven』は西海岸の Sunset Sound Factory でレコーディングされたが、この『Do You』は東海岸にある Skyline Studio でレコーディングが行われた。

『Do You』のプロデューサーに起用されたのは、この頃、David Bowie や Madonna のアルバムで大成功を収めた Nile Rodgers で、スローな『Magic Of Love』は、その Nile Rodgers が書いた曲でもあった。

Martha & The Vandellas の1967年の全米 Top10 シングル『Jimmy Mack』も含むアルバム『Do You』は、アメリカでゴールド・ディスクを獲得し、全米チャートでは最高40位をマーク。しかし、これらはいずれも『A Private Heaven』に比べて低い結果だった。

この『Do You』も長いこと廃盤の憂き目にあったアルバムで、今回のリイシューで実に25年ぶり (!) に全10曲を通して聴いてみた。

1stシングルに選ばれた『Do It For Love』や、前述の『Magic Of Love』『Jimmy Mack』は数多くのコンピレーション・アルバムにあったので耳馴染みな曲だったが、その他の曲は率直な感想は、どれも印象が薄く、アルバムとしての印象も散乱な雰囲気に映った。

『A Private Heaven』で Sheena は新しい面を魅せたが、その路線に続くような曲も『Do You』には見当たらず、Bowie や Madonna を手掛けた Nile Rodgers のプロデュースも、ここでは空回りしているようだった。

『Do You』リリースの前年、1994年に映画『Streets Of Fire』に『I Can Dream About You』を書いた Dan Hartman が、アルバム最後の曲『When The Lightning Strikes Again』にあったが、それもこのアルバムに何かを与えるようなものではなかった。

『A Private Heaven』から一転、『Do You』というアルバムは、どこに軸を置いて作ったのかが良く見えず、このアルバムを境にして、再び Prince とのコラボレーションを行う1987年頃まで Sheena の不振は続くことにもなってしまった。

DoYou.jpgDo You
Do It For Love
Don't Break My Heart
Magic Of Love
Don't Turn Your Back
Jimmy Mack
Can't Wait Till Tomorrow
Young Lions
Kisses
Money Back Guarantee
When The Lightning Strikes Again
【Bonus Tracks】
Do It For Love (Extended Mix)
Can't Wait Till Tomorrow (Extended Mix)
Do It For Love (Instrumental)
Jimmy Mack (Extended Version)


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