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Electric Light Orchestra/『LIVE』 [CD]

ElectricLightOrchestraLive.jpg2012年に突然、Electric Light Orchestra (以下、ELO と略) のヒット曲をセルフ・リメイクし、自身のソロ・アルバムも同時リリースした Jeff Lynne が、この春、ELO 名義で2枚、そして自らのソロ・アルバムをリリースした。

リリースと言っても、ソロ・アルバムは1990年にリリースしたデビュー盤のリマスター。そして、ELO 名義の2枚は2001年リリースのスタジオ・アルバム『ZOOM』のリマスター盤と、その『ZOOM』リリース後に行われたライブを収めた、その名もシンプルな『LIVE』だ。

この3枚のアルバムで新作 (純然たる『新作』と呼ぶのはどうかと思うが…) は、この約45分、全11曲のライブを収めた『LIVE』だけ。ここには2曲の未発表のスタジオ・テイクもボーナス曲として収録されている。

ELO 名義でのライブ盤を、こういう CD というかたちで手にするのは初。『ZOOM』のリリース後、当初は北米ツアーが予定され、この『LIVE』が収録されたロサンゼルスの CBS Television City でのライブは、そのプロモーションを兼ねていた。

しかし、予定されていた北米ツアーはチケット売行きの不振からキャンセル。結果、このライブだけが後に DVD 化され、その一部を聴くことができた。

この時のステージに Jeff Lynne 以外の ELO のメンバーはキーボードの Richard Tandy だけが参加。1曲目の『Evil Woman』では Jeff が Richard を紹介する MC が入っている。

『ZOOM』リリース後のライブだが、その新作からは1曲もプレイされず、1970年代、1980年代のヒット曲ばかりがプレイされている。個人的には終盤に登場する『Twilight』から『Don't Bring Me Down』の3曲が特にお気に入り。

この3曲の頃の ELO はストリングス部隊がバンドからなくなり、シンセサイザーの効果を前面に押し出した頃で、往年の ELO とかなりスタイルが違ってしまったが、この頃が ELO をリアルタイムに聴いていた時期なので、とても懐かしい想いだ。

DVD 化された際の収録曲には『Twilight』と『Confusion』、そして『Secret Messages』の3曲が含まれていなかった。それもあって、今回のこれらの曲の収録は、さらに嬉しい点だった。

『LIVE』と同時リリースの『ZOOM』リマスター盤のボーナス曲として、この CBS Television City でのライブから『Turn To Stone』が入っているが、この曲も『LIVE』に素直に入れてくれれば…と思ったのが、残念な点でもあった。

同時にリイシューされた Jeff のソロ・デビュー盤と、2001年の『ZOOM』は共に2012年にリリースされた ELO のベスト盤や、Jeff の2ndソロ・アルバムと同じ紙ジャケット仕様だったが、この『LIVE』だけはブックレットが綴じ込まれたハード・カバー仕様のデジパックだった。

今回のリリースが発表されたとき、この『LIVE』だけが同時リリースの3枚の中で価格が少し高く疑問だったが、その理由はこの仕様のためなのだろう。

ElectricLightOrchestraLive.jpgLIVE
Evil Woman
Showdown
Secret Messages
Livin' Thing
Sweet Talkin' Woman
Mr. Blue Sky
Can't Get It Out Of My Head
Twilight
Confusion
Don't Bring Me Down
Roll Over Beethoven
【Bonus Tracks】
Out Of Luck
Cold Feet


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