SSブログ

Eagles/『EAGLES』 [CD]

EAGLES.jpg1972年に Linda Ronstadt がリリースした3rdアルバム『Linda Ronstadt』のレコーディングに参加した Glenn Frey、Don Henley、Bernie Leadon、そして Randy Meisner の4人で結成された Eagles。

その Eagles がプロデューサーに Glyn Johns を迎え、ロンドンでレコーディングしたデビュー盤が、バンド名をそのまま冠した『EAGLES』。

1972年の初夏にリリースされたこのデビュー盤からのリード・シングル『Take It Easy』は、Glenn と、その当時に近所に住んでいた Jackson Browne のふたりで作った曲。デビュー盤のトップを飾る『Take It Easy』は、いきなり全米チャートで最高12位をマークし、Eagles は幸先のいいスタートを切った。

アルバム・リリース後の8月には2ndシングルとして『Witchy Woman』をカット。Bernie が元々温めていたこの曲は、Bernie の Eagles に加入後に Don とふたりで完成させた。

『Witchy Woman』は意外にもデビュー盤で Don がリード・ボーカルを務める唯一の曲。全米チャートでは『Take It Easy』の12位を上回る最高9位を記録した。

そして、この1972年の暮れ。デビュー盤から3枚目のシングル『Peaceful Easy Feeling』がカットされた。この曲は Eagles のメンバーが書いた曲ではなく、Jack Tempchin による曲。リード・ボーカルを務めるのは Glenn で、Bernie と Randy がボーカルを重ね、Eagles の特徴とも言える綺麗なハーモニーを奏でた曲だった。

『Peaceful Easy Feeling』は全米チャートで最高22位止まりだったが、デビュー盤からは Top40 シングルが3枚も生まれ、そして、そのデビュー盤も全米チャートで最高22をマークと、Eagles はいきなりその一枚目から好調な滑り出しだった。

『Peaceful Easy Feeling』の作者 Jack Tempchin は、Eagles が1980年代に活動休止期間中に Glenn のソロ活動に大きく貢献。1982年リリースの Glenn のソロ・デビュー盤『No Fun Aloud』から多くの曲を Glenn と共作し、TV ドラマ『Miami Vice』に提供し、全米チャートで最高2位を記録した『You Belong To The City』も共作した。

The Studio Albums 1972-1979』に含まれたアルバムをリリース順と逆に聴いてきたのも、このデビュー盤『EAGLES』で最後。ここには後に完成度が高まる一方で生まれるメンバー間の軋みは全く感じられず、後のアルバムとは、また別の意味で違う完成したアルバムという趣きがある。

Eagles と言えばアメリカ西海岸を代表するイメージだが、それを印象づけるこのデビュー盤が、そのアメリカ西海岸ではなく、アメリカ大陸を横断し、大西洋を渡ったイギリスのロンドンでレコーディングされた点も、また、面白い事実だった。

EAGLES.jpgEAGLES Eagles - イーグルス
【SIDE ONE】
Take It Easy
Witchy Woman
Chug All Night
Most Of Us Are Sad
Nightingale
【SIDE TWO】
Train Leaves Here This Morning
Take The Devil
Earlybird
Peaceful Easy Feeling
Tryin'
タグ:1972 Eagles


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。