Heart／『Bad Animals』

最近見ているスカパー!の海外ドラマでは、過去のヒット曲がそのドラマの中で流れることがあり、FOXで始まった『ジャーニーマン』でも1987年が舞台として登場した。

そこで、この1987年に買ったアルバムは何か? と、探してみるとHeartがリリースした『Bad Animals』が出てきた。

最近、紙ジャケット仕様で再リリースされたのを機に、もう一度、当時聴いた曲をジャケットも含め楽しみたいと思い、購入した。

前作『HEART』で見事シーンに復活したHeartは、その勢いで間を置かずに2年連続でこの『Bad Animals』をリリース。そして、第1弾シングル『Alone』は全米チャートのNo.1に輝いた。

前作からバラードの『These Dreams』がNo.1になったことで、バラードが得意なバンドと思われがちだが、Heartの魅力はAnn Wilsonのボーカルと、妹のNancyが時にハードに鳴らすギターが魅力で、決してバラード寄りのバンドではない。

正統派のロックにHeartの魅力はあると思うので、この『Bad Animals』でも1曲目の『Who Will You Run To』や、前作の『If Looks Could Kill』、『Nothin' at All』がお気に入りの曲だった。

それでは、このアルバムが嫌いかと言うとそんなことはなく、このアルバムのリリースの頃は来日公演はなかったはずだが、いつかは、Heartのステージをナマで観たいと思っていた。

その後、いつかは忘れてしまったが、代々木オリンピックプールでようやくHeartのコンサートを観ることができ、やはりロック系のハードな曲が多くプレイされ、約2時間のステージを楽しんだ記憶がある。

この頃のHeartは外部のソングライターを起用していた時期でもあり、その為、Heart本来のスタイルから離れているというファンもいる。だが、『Bad Animals』も含めて前後のアルバムはどれも好きでよく聴いたアルバムだった。

『Bad Animals』
Who Will You Run To
Alone
There's the Girl
I Want You So Bad
Wait For An Answer
Bad Animals
You Ain't So Tough
Strangers Of The Heart
Easy Target
RSVP

タグ：1987 heart