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Heart/『HEART』 [CD]

Heart1985年にリリースされたHeart通算8枚目のアルバム『HEART』。今月末から来月にかけ、1980年代によく聴いていたアルバムの数々が紙ジャケット仕様でリリースされるので、今、手元にある同年代のアルバムが聴きたくなり、この『HEART』を引っ張り出してきた。

全10曲という収録数曲は今となっては物足りなさを感じさせる曲数だが、このアルバム『HEART』には捨て曲と言われるような曲がなく、収録曲のどれもに懐かしい思い出がある。

このアルバムからはシングルが4枚リリースされ、『These Dreams』はHeart初のシングルNo.1を記録。他のシングル、『If Looks Could Kill』、『What About Love』、『Nothin' At All』も、それぞれTop10ヒットを記録した。

『What About Love』でバラードが得意なバンドという印象をつけてしまったHeartだが、元来、Heartのサウンドはもっとハード・ロック寄りで、その傾向でもある『If Looks Could Kill』や『Nothin' At All』の方が好きだった。しかし、この2曲も比較的ポップな曲で、昔からのファンには物足りなさや、Heartも時代に迎合してしまった…と、当時は結構思われた。

シングル・カットされた曲は何れも外部のライターを招いての曲だったので、余計、この1980年という時代に沿った曲になってしまったのかもしれない。

しかし、当時低迷していたHeartにとって、この外部ライターの起用、レーベル移籍による心機一転は多くのシングル・ヒットが示すようにバンドに再び成功をもたらし、このセルフ・タイトルのアルバムは全米で500万枚のセールスを記録し、カナダでは全米のセールスを上回る600万枚のセールスを記録した。この両国で大きなセールスを記録したのは、1978年にリリースされた『Dog And Butterfly』以来でもあった。

Heartはこのアルバム以降、『Bad Animals』と『Brigade』でも大きな成功を収め、『Bad Animals』からはシングル『Alone』が全米シングルNo.1に。『Brigade』からは6枚のシングルがチャートを賑わせた。

この『HEART』と『Bad Animals』に加え、『Dreamboat Annie』と『Magazine』の4枚が紙ジャケット仕様で以前に再リリースされたが、ライブで定番の曲がこれらのアルバム以外にも数多くあるので、『Brigade』も含め他のアルバムもぜひリマスターをして、再発して欲しいものだ。

『HEART』
If Looks Could Kill
What About Love
Never
These Dreams
The Wolf
All Eyes
Nobody Home
Nothin' At All
What He Don't Know
Shell Shock


タグ:1985 heart


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