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Freddie Mercury/『Mr. Bad Guy』 [CD]

Freddie_Mercury_s.jpgQueenのFreddie Mercuryが1985年にリリースした初のソロ・アルバム『Mr. Bad Guy』。この頃、Queenは前年の1984年に『The Works』をリリース。その後、バンド活動は一時休止状態にあった。

そんな状態の中、発表されたFreddieのソロは当時とても興味深く聴いた。というのも、「もし、これがQueenとして聴けたら…」という曲が何曲かあり、それがソロという舞台で発表されたことで、「Queenとしてバンドは継続できるのか?」という疑問がわいてきたからでもあった。

アルバム『The Game』から表立って使われるようになったシンセサイザーも『Mr. Bad Guy』ではふんだんに使用され、「もし、このシンセサイザーがBrian Mayのギターでプレイされたら…」という思いも少なからずあった。

事実、Queenとして過去のレコーディングでプレイされた曲もあり、それらはQueenとして発表されることなく、この『Mr. Bad Guy』で初めて陽の目を浴びることになった。

『Mr. Bad Guy』が発表される前にFreddieは、映画『Metropolis』のサウンドトラックに『Love Kills』を提供している。『Metropolis』の映像はQueenの『Radio Ga Ga』でも一部流用されていた。

『Love Kills』も『Mr. Bad Guy』に収録して欲しかったと当時は思ったが、その1曲がなくても『Mr. Bad Guy』はFreddieらしい華やかさと少しおどけた雰囲気を持っていた。タイトル曲である『Mr. Bad Guy』は、Freddie以外には似合わない曲だろう。

『Living On My Own』は当時シングルとしてリリースされたが、全英のチャートで50位止まりだった。しかし、1993年に再リリースされたときは、よりダンサブルなミックスが施され、全英シングル・チャートで見事1位に輝いた。

また、『Mr. Bad Guy』からの1stシングル『I Was Born To Love You』は全英11位のヒットを記録。当時はぜひQueenとして聴きたかった! と思った曲で、「もし、Queenバージョンが存在したら、Queenの歴史は変わっていたのでは…?」とも思ったほどだった。

他にも以前記した『Buried Treasures』で紹介した『There Must Be More To Life Than This』は、Michael Jacksonとのボーカルも残されていて、「もし、Michaelバージョンがこの『Mr. Bad Guy』に含まれていたら、Freddieはもっとソロに重点を置いたのでは…」とも考えてしまう。

しかし、Queenは1985年7月13日に行なわれたLive AidでLondonのWembley Stadiumに登場し、この日のベストとも言われるパフォーマンスを披露。Queenは再びバンドとしての活動に自信を取り戻していった。

『Mr. Bad Guy』
Let's Turn It On
Made In Heaven
I Was Born To Love You
Foolin' Around
Your Kind Of Lover
Mr. Bad Guy
Man Made Paradise
There Must Be More To Life Than This
Living On My Own
My Love Is Dangerous
Love Me Like There's No Tomorrow



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