Liane Foly／『Caméléon』

昨日紹介した『今日のプレイリスト-07』の中でかかった曲にフランス出身のLiane Folyの『Après Toi』があった。これは1997年にリリースされた『Caméléon』に収録されている。

この当時は仕事の都合で行っていたフランスへの海外出張が終わり帰国した頃で、大手輸入盤店に行くとフランスで初めて聴いたアーティストの新譜を探していた頃でもあった。

そんな時にジャケットを見て「ちょっと聴いてみたいな」と思って購入したのが、このLiane Folyの『Caméléon』だった。

短いイントロの『Pour toi』で始まる『Caméléon』は全編がフランス語で歌われている。残念ながら歌詞の内容はほとんど(いや、正直に全く…)分からないが、それまでに聴いてきた欧米スタイルのアルバムとはやや趣が異なる。

透明感のあるボーカルも魅力の1枚で、この頃のLiane Folyは35歳。アーティストとしても輝いていた頃だったのではないかと思う。

1962年にフランスのリヨンで生まれたLiane Folyは、12歳の頃から両親のオーケストラで歌い始め、その後は地元のクラブやバーでブルースとジャズをミックスした歌い方をトライしていたという。

1980年代中盤にパリに拠点を移したLiane Folyは、1988年にデビュー盤『The Man I Love』をリリース。フランスではTop50入りを果たした。Liane Folyを発掘したAndré Manoukianとはデビュー当時から1990年代初めまで付き合っていたが、その後はマネージャーのLaurent B. Souffirと生活を共に。2003年にはビジネスマンのAugustin Decréと結婚し、ロンドンとパリに住んでいるという。

久しぶりにアルバム全部を聴いてみたLiane Folyだが、欧米以外のアーティストにたまに目を向けてみるのもいいなと、思えた時間だった。

『Caméléon』
Pour toi
Cameléon
L'amour est fort
C'est la Vie
la valse des anges
Ma Huitième Merveille
C'est bon d'aimer
De L'autre Côté Du Temps
L'amour sur mesure
Après Toi
Fantôme De L'amour
Le silence a des ailes
L'allée Sans Retour
September Rain (L'été Est Fini)
Pour toi

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