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Shakira/『She Wolf』 [CD]

iconiconきのう放送された『Hope For Haiti Now』でも私的には素晴らしいパフォーマンスだったと思う Shakira が2009年にリリースした『She Wolf』のインターナショナル版には英語歌詞の9曲に加えて3曲のスペイン語バージョンが収められている。英語歌詞を全編に据えたアルバムは2005年の『Oral Fixation Vol. 2』以来、約4年ぶりとなる。

この『She Wolf』は昨年秋にリリースされていたが、ここからの1stシングルでありタイトル・トラックでもある『She Wolf』が今ひとつの印象だったので、アルバム購入のタイミングが後々になり、年明けにようやく他の CD とともに手に入れた。

だが、この『She Wolf』のアルバムとしての感想は、やはりシングルの『She Wolf』に代表されるようなエレクトロ・ポップが中心で、Shakira の艶のある伸びやかなボーカルがアルバムとして、今ひとつ活かしきれていない感じだ。

スペイン語バージョンの曲を除くと実質新曲は9曲だけの『She Wolf』だが、好きな曲はアルバムの最後に配された『Mon Amour』の1曲だけかもしれない。今までのアルバムで Shakira の特徴であったラテンの要素も少なく、『Long Time』の中間部や『Why Wait』の冒頭、『Gypsy』の間奏あたりでしかその雰囲気はない。

また、このアルバムからは2ndシングルが『Did It Again』となっているが、北米市場では Timbaland がプロデュースした『Give It Up To Me』が2ndシングルとされ、この曲は北米市場向けにリリースされた2枚組の『She Wolf』でないと聴けず、アルバムとシングルの戦略も今ひとつはっきりしない印象を受けてしまう。

Shakira も自ら、エレクトロ・ポップの世界に興味があるとして世界中のいろいろなサウンドを試してみたいと話し、その言葉どおりにダンスホールに適した曲は多いが、じっくり聴くような曲が少なく一度聴いたらそれでおしまいというような感もある。

英語圏をベースとした『She Wolf』をリリースした後、2010年にはスペイン語のアルバムをリリースする予定ともあるが、そちらでは今までの Shakira らしいボーカルが聴けるのだろうか。『Hope For Haiti Now』のライブで聴けた Pretenders のカバー『I'll Stand By You』のような素晴らしいボーカルをまた聴きたいと願っている。

『She Wolf』
She Wolf
Did It Again
Long Time
Why Wait
Good Stuff
Men in This Town
Gypsy
Spy (featuring Wyclef Jean)
Mon Amour

タグ:Shakira 2009


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