Pat Benatar/『In The Heat Of The Night』 [CD]
この Pat Benatar のデビュー盤も先日紹介した『Crimes Of Passion』と併せて HMV から1000円均一セールで購入した1枚だが、2006年にデジタル・リマスターされた盤だけあって、1曲目の『Heartbreaker』からそのリマスター効果が顕著で、Pat の特徴であるメゾ・ソプラノまで伸びる高音がとてもクリアに聴こえる。
アルバムのトップを飾る『Heartbreaker』の印象がとても強いので、今までこの曲がデビュー・シングルだと思っていたが、実際には3rdシングルで、本来のデビュー・シングルは続く2曲目の『I Need A Lover』だった。そして、アルバムでは3曲目に配された『If You Think You Know How To Love Me』が2ndシングルだった。
この2枚のシングルがリリースされた頃に、デビュー・アルバムの『In The Heat Of The Night』がリリースされ、1979年の暮れに『Heartbreaker』が3rdシングルとしてカットされた。その『Heartbreaker』は瞬く間に全米チャートを駆け上がり、最高23位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。
ちなみに1stシングルの『I Need A Lover』は John Cougar Mellencamp のカバーで、また2ndシングルはあの Blondie や The Knack をプロデュースした Mike Chapman が手掛けた曲だった。Pat のデビュー盤プロデュースにも名を連ねた Mike Chapman はタイトル曲の『In The Heat Of The Night』と『No You Don't』でも作曲陣のひとりとしてこのアルバムに参加している。
過去に Blondie などで名を挙げた Mike Chapman が関わった Pat のデビュー盤だが、その効果は Blondie や The Knack のアルバムほど感じられず、むしろ Mike Chapman 以外が関与した曲にいい曲が多い。
Pat 自身も最初に聴いた時からお気に入りの曲だったという『Heartbreaker』は Pat が詩を一部書き直している。そして4thシングルの『We Live For Love』は後に生涯の伴侶となる Neil Giraldo が書いた曲で、1980年の初めにシングル・カットされたこの曲は全米チャートで最高27位を記録。Neil は Pat について書いた曲というが、Pat によればふたりが出逢う前に書かれた曲で、「他の女性のことよ」とコメントしている。
このデビュー盤には『I Need A Lover』以外にも他のアーティストの曲が取り上げられ、『Rated X』は1970年代後半にソロで活動していた Nick Gilder のカバーで、続く『Don't Let It Show』は The Alan Parsons Project が1977年にリリースした『I Robot』に含まれていた曲。『Don't Let It Show』はとても The Alan Parsons Project のカバーだと思えない感じに仕上がっている。
カバー曲に頼ったデビュー盤ながらも全米アルバム・チャートで『In The Heat Of The Night』は最高12位を記録と、まずまずの結果を残し、セールス面でも100万枚の売上げを記録してプラチナ・アルバムを獲得した。
Pat と Neil、そしてバンドのメンバーが作曲に関わった曲は『We Live For Love』の他、『My Clone Sleeps Alone』と『So Sincere』の2曲しかないアルバムだが、Pat のロック・ボーカリストとしての一面が十分に発揮されたデビュー盤として、今も聴きごたえのあるアルバムだ。
『In The Heat Of The Night』
Heartbreaker
I Need A Lover
If You Think You Know How To Love Me
In The Heat Of The Night
My Clone Sleeps Alone
We Live For Love
Rated X
Don't Let It Show
No You Don't
So Sincere
アルバムのトップを飾る『Heartbreaker』の印象がとても強いので、今までこの曲がデビュー・シングルだと思っていたが、実際には3rdシングルで、本来のデビュー・シングルは続く2曲目の『I Need A Lover』だった。そして、アルバムでは3曲目に配された『If You Think You Know How To Love Me』が2ndシングルだった。
この2枚のシングルがリリースされた頃に、デビュー・アルバムの『In The Heat Of The Night』がリリースされ、1979年の暮れに『Heartbreaker』が3rdシングルとしてカットされた。その『Heartbreaker』は瞬く間に全米チャートを駆け上がり、最高23位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。
ちなみに1stシングルの『I Need A Lover』は John Cougar Mellencamp のカバーで、また2ndシングルはあの Blondie や The Knack をプロデュースした Mike Chapman が手掛けた曲だった。Pat のデビュー盤プロデュースにも名を連ねた Mike Chapman はタイトル曲の『In The Heat Of The Night』と『No You Don't』でも作曲陣のひとりとしてこのアルバムに参加している。
過去に Blondie などで名を挙げた Mike Chapman が関わった Pat のデビュー盤だが、その効果は Blondie や The Knack のアルバムほど感じられず、むしろ Mike Chapman 以外が関与した曲にいい曲が多い。
Pat 自身も最初に聴いた時からお気に入りの曲だったという『Heartbreaker』は Pat が詩を一部書き直している。そして4thシングルの『We Live For Love』は後に生涯の伴侶となる Neil Giraldo が書いた曲で、1980年の初めにシングル・カットされたこの曲は全米チャートで最高27位を記録。Neil は Pat について書いた曲というが、Pat によればふたりが出逢う前に書かれた曲で、「他の女性のことよ」とコメントしている。
このデビュー盤には『I Need A Lover』以外にも他のアーティストの曲が取り上げられ、『Rated X』は1970年代後半にソロで活動していた Nick Gilder のカバーで、続く『Don't Let It Show』は The Alan Parsons Project が1977年にリリースした『I Robot』に含まれていた曲。『Don't Let It Show』はとても The Alan Parsons Project のカバーだと思えない感じに仕上がっている。
カバー曲に頼ったデビュー盤ながらも全米アルバム・チャートで『In The Heat Of The Night』は最高12位を記録と、まずまずの結果を残し、セールス面でも100万枚の売上げを記録してプラチナ・アルバムを獲得した。
Pat と Neil、そしてバンドのメンバーが作曲に関わった曲は『We Live For Love』の他、『My Clone Sleeps Alone』と『So Sincere』の2曲しかないアルバムだが、Pat のロック・ボーカリストとしての一面が十分に発揮されたデビュー盤として、今も聴きごたえのあるアルバムだ。
『In The Heat Of The Night』
Heartbreaker
I Need A Lover
If You Think You Know How To Love Me
In The Heat Of The Night
My Clone Sleeps Alone
We Live For Love
Rated X
Don't Let It Show
No You Don't
So Sincere
タグ:Pat Benatar 1979
2010-02-28 14:07
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