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Madonna/『Like a Prayer』 [CD]

Like-a-Prayer.jpgMadonna が1980年代の最後にリリースしたアルバムが、この『Like a Prayer』で通算4枚目のスタジオ・アルバムだった。

このアルバムはいろいろと話題が豊富なアルバムだった。Prince が初めて公式に Madonna とデュエットを果たしたその名も『Love Song』という曲が収録され、この当時に注目されていた Digital Recording が行われたことがジャケットのそれも表に堂々と印刷され、そして初回プレス盤のジャケットには Madonna が好きなお香の匂いが染み込ませてあったりもした。

ちなみに、このお香は今もほんの微かだがジャケットにその香りを確認できた。

このアルバムからのリード・シングルになった冒頭のタイトル曲『Like a Prayer』は Madonna 初のゴスペル・ソングで、教会が舞台の中心に据えられた PV も大きな論争を巻き起こした。Madonna の掌に聖痕が現れたり、十字架が燃やされるシーンなどでは予想されたように関係する団体から反発が起こり、Pepsi と交わした巨額な契約にも大きな影響を与えた。

歌詞の面でも『Till Death Do Us Part』ではいろいろな意味で注目を集めた Sean Penn との離婚を扱ったり、『Oh Father』では10代の頃のことを扱ったりと、これまでのアルバム以上に Madonna の内面に関することが『Like a Prayer』では題材になっていた。

そのような題材を扱いながらも『Like a Prayer』というアルバムには Madonna らしいポップな曲がたくさんあり、2ndシングルの『Express Yourself』は Madonna の代表曲として今も有名で、PV はその当時で最高の制作費が注ぎ込まれたことも話題になった。

1stシングルの『Like a Prayer』は関係各団体からの反発を招きながらも全米チャートで No.1 をマークし、続く『Express Yourself』と『Cherish』のシングルもシングル・チャートでは最高2位を記録した。『Like a Prayer』からは他にもシングルがカットされ、アルバム・リリースから約1年後にカットされた6枚目のシングル『Keep It Togethe』も全米チャートでは最高8位の好結果を残した。

このアルバムの翌年、1990年の4月からは Blond Ambition Tour と題された2回目のワールド・ツアーも敢行。1987年の Who's That Girl Tour に続いて日本が最初のツアー地に選ばれ、風雨が激しい中で行われた千葉マリン・スタジアムでのコンサートを見に行った。

『Like a Prayer』はそれまでの Madonna のアルバムに比べてセールス面での数字は落ちたが、それでもアメリカだけで400万枚のセールスを記録し、Billboard 誌のアルバム・チャートでは1か月以上も No.1 の座を獲得。『Like a Prayer』は著名な音楽誌が選ぶ歴代アルバムの中にもよく挙げられている。

Like a Prayericon
Like a Prayer
Express Yourself
Love Song
Till Death Do Us Part
Promise To Try
Cherish
Dear Jessie
Oh Father
Keep It Together
Spanish Eyes
Act Of Contrition

タグ:Madonna 1989


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