SSブログ

Various Artists/『Fire & Skill - The Songs of The Jam』 [CD]

Fire-Skill.jpgこの CD も久しぶりに棚から見つけてきた懐かしいアルバムの1つで、1999年にリリースされた The Jam のカバー曲集『Fire & Skill - The Songs of The Jam』には全部で(ジャケット表記上)11曲が収められている。

1曲目の『Carnation』は Oasis の Liam Gallagher と Ocean Colour Scene のギタリスト Steve Cradock がクレジットされた曲で、Paul Weller のバンドのギタリストとしても活躍する Steve Cradock が参加した『Carnation』は Buffalo Tom のカバーした『Going Underground』と共にこのアルバムからシングル・カットもされた。

2曲目の『Start!』では Beastie Boys と Miho Hatori の名前もあった。Miho Hatori こと羽鳥美保は Gorillaz のメンバー Noodle としてもこの後、知られていく。

他にこのアルバムで参加しているメンバーやバンドの中では Everything But The Girl による『English Rose』が Tracey Thorn によるボーカルが意外に合っていた。また、この当時はあまり知らなかった Garbage による『The Butterfly Collector』では気だるい Shirley Manson のボーカルが The Jam の曲に意外な新鮮さを与えていた。

The Jam の曲は1曲が短いので、このカバー集は12曲もあるにも関わらず40分足らずしかない。アルバムの表記で最後の曲は Oasis の Noel Gallagher による『To Be Someone』となっている。The Jam のカバー集に Oasis としてではなく Gallagher 兄弟がそれぞれソロで参加し、そしてアルバムの最初と最後という、一番位置が離れた場所に配置されていたのも面白い構成だと当時は思った。(ここでもお互いの仲が悪いと露呈しているようだった)

そしてこのアルバムには意外な人物の曲が『To Be Someone』の後に隠されていた。それは The Jam のメンバーであった Paul Weller による『No One In The World』だった。

The Jam 時代のオリジナル・アルバムには未収録の『No One In The World』は、1992年にリリースされた『Extras』でそのデモ音源が明らかになった曲で、このカバー集の『Carnation』に参加した Steve Cradock が『No One In The World』のレコーディングにも参加していた。

ちなみにこの『Fire & Skill - The Songs of The Jam』がリリースされた前後には、1997年に『The Very Best Of The Jam』が、2002年には『The Sound Of The Jam』というベスト盤がそれぞれリリースされ、この頃に再び The Jam の曲に注目が集まっていた。

このアルバムを手にした頃は The Jam という名前より、Gallagher 兄弟が参加したカバー集ということで興味を持っていた。その後、しばらくは棚の肥やしになっていたが、The Jam のアルバムを後追いで聴いていった後に再びこのカバー集を聴き、その印象はまた違ったものになった。

今回またこのアルバムを聴いたが、Noel の歌う『To Be Someone』が意外にも Paul Weller の歌い方に少し似ているようにも感じられた。弟の Liam は一足早く音楽活動を始めたが、このカバー集の Noel の曲を聴いたことで Noel のソロ活動による曲も早く聴きたいと感じてしまった。

Fire & Skill - The Songs of The Jam
Carnation (Liam Gallagher & Steve Cradock)
Start! (Beastie Boys featuring Miho Hatori)
That's Entertainment (Reef)
The Gift (Heavy Stereo)
Art School (Silver Sun)
English Rose (Everything But The Girl)
Going Underground (Buffalo Tom)
The Butterfly Collector (Garbage)
The Modern World (Ben Harper)
A Town Called Malice (Gene)
To Be Someone (Noel Gallagher)
No One In The World (hidden track) (Paul Weller)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。