アメリカン・アイドル10 ロサンゼルス予選

オープニングで「葉巻が NG ならやり直そうか?」という Steven Tyler だが、やっぱり悪童は簡単にリテイクしない。シーズン10が始まった頃、おとなしい Steven にちょっとガッカリしたが、ここ数回の予選では徐々にギアが入ってきたようで、今後も Steven の言動には楽しませてもらえそうだ。

また楽屋では Randy Jackson の金ピカの靴に Jennifer Lopez が大爆笑。シーズン10で新しくなった審査員の顔ぶれに不安もあったが、すっかりいいメンバーになったと印象づけるシーンだった。

そして始まったロサンゼルス予選。しかし、トップに登場した挑戦者に Steven は容赦なくシベリア行きを告げる。言われた方も J.Lo は大したことない! と怒り心頭モードで会場を去り、何やら波乱を予感させるスタート…。

Tim Halperin(23) Advertising Sales 『She Will Be Loved』by Maroon 5

Karen Rodriguez(21) Student 『You Give Good Love』by Whitney Houston

J.Lo のファンという Tim の声に Steven は「磨きをかけるといい」とコメントするが Randy は「No」とジャッジ。J.Lo の判断にハリウッド行きが懸かったが、結果はハリウッド行きのチケットをゲット。やっぱり審査員を味方につけると強い…?

そしてロサンゼルス予選は一向に合格者が登場せず、妙な出場者ばかりが続出。遂には J.Lo までもが不穏当な発言を連発し、ロサンゼルス予選初日は Tim しか合格者が紹介されず、予選は2日目に突入。最初の合格者となったニューヨーク出身の Karen は MySpace 経由で応募してきた挑戦者で、高音の伸びが良く、J.Lo は「抑揚のつけ方が良い」とコメント。3人の審査員から「Yes」を貰いハリウッド行きを決めた。

Heidi Khzam(23) Belly Dancer 『Superwoman』by Alicia Keys

Mark Gutierrez(28) Substitute Teacher Aaron Gutierrez(27) Shoe Salesman 『Lean On Me』by Bill Withers

ベリーダンスを披露した Heidi にノリノリな Steven とRandy。ハリウッド行きを告げる Steven と Randy だが、J.Lo の視線は冷ややか。ここは J.Lo の表情が全てを物語っていたかも…。

それにしてもロサンゼルス予選の2日目はひどい挑戦者が続出で、まともな歌を審査する時間がほとんどない中、番組は終盤へと進み、ロサンゼルス予選でもペアでエントリーした挑戦者が紹介された。

今回のペアは Mark と Aaron の兄弟で、紹介を見るとこのふたりも賑やかし系か? と思ったが、見事なハーモニーを披露してハリウッド行きをゲット。しかし、ハリウッド予選でデュエットはあるのか…?

結局ロサンゼルス予選でハリウッド行きを決めた合格者は4組しか紹介されず、もっと多くの合格者を見たかった消化不良気味な地方予選になってしまった。

最後には自称59歳の James Brown もどきの Cooper Robinson が登場したが、ロサンゼルス予選はどちらかと言えばエンターテインメントな面を強調し過ぎた内容だった。(ロサンゼルス予選で落選した者はファイナルのシーズン10を振り返るシーンで再登場する可能性があるかも?)

次回のサンフランシスコ予選でシーズン10の地方予選も最後を迎える。ロサンゼルス予選の不振を吹き飛ばすような挑戦者は現れるだろうか…?

★☆★ アメリカン・アイドル season10 ★☆★
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