Gorillaz/『Gorillaz』 [CD]
2001年にリリースされた Gorillaz のデビュー盤『Gorillaz』は直前にリリースされた1stシングルの『Clint Eastwood』がそのタイトルから興味をひかれたが、全編アニメーションの PV が面白かったこともあり、俄然デビュー盤の内容が気になった。
今でこそ Gorillaz は Blur の Damon Albarn によるバーチャル・バンドとして誰もが知る存在だが、当時は 2D と Noodle、Murdoc、Russel というキャラクターを誰が演じているのか、謎に包まれていた。
謎めいたバンドによる『Clint Eastwood』は全英チャートで最高4位まで上昇し、イギリスでは48万枚のセールスを記録。全米のシングル総合チャートでは最高57位止まりだったが、ロック系チャートでは最高3位に、クラブ系チャートでは最高6位まで上昇するヒットを記録した。
2D というキャラクターを演じていたのは Damon だったが、Noodle というギターとコーラスを担当する女性キャラクターを演じていたのはニューヨークを拠点に活躍する羽鳥美保というミュージシャンで、Talking Heads や Tom Tom Club で活動する Tina Weymouth も Noodle の声を担当していた。
ベースを担当する Murdoc は Morgan Nicholls というイギリスのミュージシャンで、最近では Lily Allen のアルバム『It's Not Me, It's You』にも参加し、Murdoc の声はイギリスのコメディアン Phil Cornwell が担当していた。
ドラムの Russel は Danger Mouse という名前でも多くのアルバムに参加している Brian Burton というアメリカのミュージシャンだった。
デビュー盤をリリース後の Gorillaz は2ndシングルに『19-2000』をカットして、これも全英チャートで最高6位まで上昇。全米のロック系チャートも最高23位まで上昇した。
「get the cool shoeshine」というコーラスが耳に残る『19-2000』では再び Jamie Hewlett と Pete Candeland によるアニメーションの PV が作られ、この曲のボーカルは Tina Weymouth と羽鳥美保のふたりによるものだった。
シングルに選ばれた曲の他、このデビュー盤にはレゲエやヒップホップ、ラテンな雰囲気を持つ様々なジャンルの曲が溢れていて、この路線は2010年の3rdアルバム『Plastic Beach』まで受継がれている。
デビュー盤には2ndシングルの『19-2000』のようにタイトルだけではその中身が想像つかない曲が『5/4』『M1 A1』と他にもあり、『Punk』というその名が示すような荒削りなリフが終始刻まれる曲や、『Double Bass』という重いベースの音が曲全体を支配するトリップ感漂う曲もあり、全く飽きの来ない、噛めば噛むほど味が染みるスルメのようなアルバムだった。
この Gorillaz のデビュー盤は今でもたまに引っ張り出して、よく聴くアルバムだ。
Gorillaz
Re-Hash
5/4
Tomorrow Comes Today
New Genious (Brother)
Clint Eastwood
Man Research (Clapper)
Punk
Sound Check (Gravity)
Double Bass
Rock The House
19-2000
Latin Simone (Que Pasa Contigo)
Starshine
Slow Country
M1 A1
今でこそ Gorillaz は Blur の Damon Albarn によるバーチャル・バンドとして誰もが知る存在だが、当時は 2D と Noodle、Murdoc、Russel というキャラクターを誰が演じているのか、謎に包まれていた。
謎めいたバンドによる『Clint Eastwood』は全英チャートで最高4位まで上昇し、イギリスでは48万枚のセールスを記録。全米のシングル総合チャートでは最高57位止まりだったが、ロック系チャートでは最高3位に、クラブ系チャートでは最高6位まで上昇するヒットを記録した。
2D というキャラクターを演じていたのは Damon だったが、Noodle というギターとコーラスを担当する女性キャラクターを演じていたのはニューヨークを拠点に活躍する羽鳥美保というミュージシャンで、Talking Heads や Tom Tom Club で活動する Tina Weymouth も Noodle の声を担当していた。
ベースを担当する Murdoc は Morgan Nicholls というイギリスのミュージシャンで、最近では Lily Allen のアルバム『It's Not Me, It's You』にも参加し、Murdoc の声はイギリスのコメディアン Phil Cornwell が担当していた。
ドラムの Russel は Danger Mouse という名前でも多くのアルバムに参加している Brian Burton というアメリカのミュージシャンだった。
デビュー盤をリリース後の Gorillaz は2ndシングルに『19-2000』をカットして、これも全英チャートで最高6位まで上昇。全米のロック系チャートも最高23位まで上昇した。
「get the cool shoeshine」というコーラスが耳に残る『19-2000』では再び Jamie Hewlett と Pete Candeland によるアニメーションの PV が作られ、この曲のボーカルは Tina Weymouth と羽鳥美保のふたりによるものだった。
シングルに選ばれた曲の他、このデビュー盤にはレゲエやヒップホップ、ラテンな雰囲気を持つ様々なジャンルの曲が溢れていて、この路線は2010年の3rdアルバム『Plastic Beach』まで受継がれている。
デビュー盤には2ndシングルの『19-2000』のようにタイトルだけではその中身が想像つかない曲が『5/4』『M1 A1』と他にもあり、『Punk』というその名が示すような荒削りなリフが終始刻まれる曲や、『Double Bass』という重いベースの音が曲全体を支配するトリップ感漂う曲もあり、全く飽きの来ない、噛めば噛むほど味が染みるスルメのようなアルバムだった。
この Gorillaz のデビュー盤は今でもたまに引っ張り出して、よく聴くアルバムだ。
Gorillaz
Re-Hash
5/4
Tomorrow Comes Today
New Genious (Brother)
Clint Eastwood
Man Research (Clapper)
Punk
Sound Check (Gravity)
Double Bass
Rock The House
19-2000
Latin Simone (Que Pasa Contigo)
Starshine
Slow Country
M1 A1
2011-04-19 21:24
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