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Manic Street Preachers/『The Masses Against The Classes』 [CD]

TheMassesAgainstTheClasses.jpgアメリカの哲学者 Noam Chomsky のコメントで始まる Manic Street Preachers の『The Masses Against The Classes』は、21世紀に入った2000年の1月に突如リリースされた。

1999年7月リリースの『Tsunami』以来、約半年ぶりに届けられた Manics の新曲は、デビュー当時のスタイルを思い起こさせるスタイルで、全英チャートでは『If You Tolerate This Your Children Will Be Next』以来となる2曲目の No.1 をマークした。

1999年の暮れにこのシングルが数量限定のシングルとしてリリースされると知り、2000年へと切替る喧騒の中、都内でイギリス盤を多く取り扱う HMV のリアル店舗を毎週訪れ、苦労して手に入れた思い出がある。

アルバム『This Is My Truth Tell Me Yours』のジャケットで Manics 3人の姿はあったが、そこからカットされた4枚のシングルには、いずれもメンバーの画像はなく、この『The Masses Against The Classes』で3人の最新の姿が見られると期待をしたが、ジャケットはキューバの国旗から★を取っただけのシンプルなデザインだった。

『The Masses Against The Classes』のカップリングには、ベースの Nicky Wire が書いた『Close My Eyes』と、Chuck Berry のカバー『Rock And Roll Music』が収められていた。

The Beatles のバージョンでも有名な『Rock And Roll Music』が Manics として聴ける! というのも当時、このシングル盤の魅力だったので、それもあって『The Masses Against The Classes』は是が非でも手に入れたいシングルだった。

2000年に Manics がリリースした曲は結局、この1曲だけで、1998年の『This Is My Truth Tell Me Yours』以来のスタジオ・アルバムがリリースされると期待を当初はしていたが、時間が経つに連れ、そのアルバムの噂もなく、Manics はこのまま活動をストップしてしまうのでは…? という不安が増えてもいった。

このシングル盤に収録された3曲はどれもがこのシングルでしか聴けない曲だったが、タイトル曲の『The Masses Against The Classes』だけは2001年春にリリースされた通算5枚目のスタジオ・アルバム『Know Your Enemy』の日本盤でいち早くボーナス曲として収録された。

日本以外で『The Masses Against The Classes』がアルバムに収録されたのは、2002年にリリースされたベスト盤『Forever Delayed』が最初で、カップリングされた2曲はその翌年にリリースされた2枚組の裏ベスト盤『Lipstick Traces』に収録され、限定盤のシングルを手に入れられなかったファンも3曲を手軽に聴くことができるようになった。

そして『The Masses Against The Classes』だけは、2011年リリースの最新2枚組ベスト盤『National Treasures - The Complete Singles』でも聴くことができる。




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