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enya/『Shepherd Moons』 [CD]

ShepherdMoons.jpg英語詩の曲以外に、ラテン語とゲール語による詩もあり、そしてインストルメンタル曲もある enya が1991年11月にリリースしたメジャー・レーベルからの2ndアルバム『Shepherd Moons』。

前作『Watermark』が全世界で1100万枚ものセールスをマークし、全英チャートでは No.1 も記録。欧米各国でマルチ・プラティナ・アルバムに輝いた『Watermark』から約3年のインターバルを経て、この『Shepherd Moons』はリリースされた。

『Watermark』がこれだけ売れれば、enya にかかるプレッシャーも相当なモノだったろうと思うが、『Shepherd Moons』の売上げは前作を更に上回る1300万枚ものセールスに達し、全英チャートでは引続き No.1 を記録した。

アメリカでのセールスも順調に増え、リリースの翌年、1992年春には100万枚の大台を突破。それ以降も毎年100万枚ものセールスを積上げて、1996年3月には前作『Watermark』のセールスを超える500万枚に達した。

Grammy 賞では集計期間の関係から1993年に Best New Age Album のカテゴリーで『Shepherd Moons』は選出。全米チャートでの最高は17位だったが、息の長いアルバムとして、199週間連続チャートインの記録も作った。

enya のアルバムと言えば、enya 自らが全ての楽器やボーカルを重ね、あの独特のスタイルを作り上げていると思っていたが、この『Shepherd Moons』までは、まだ enya 以外の外部ミュージシャンが起用され、アルバム最後の曲『Smaointe...』ではバグパイプの音も添えられていた。

『Shepherd Moons』は青をベースにしたジャケットも綺麗なアルバムで、ブックレットの装丁もシンプルだが、enya というアーティストの世界観が反映された素晴らしい内容だった。輸入盤 CD では曲名など表記された面が雪を思わせるようなシルバーで、これも品のいいデザインだった。

『Shepherd Moons』からのシングル『Book Of Days』は日本でも CM に使われ、お馴染みの曲だが、これは『Shepherd Moons』の中で一番テンポの速い曲。この曲の持つ印象が『Shepherd Moons』というアルバムの雰囲気と捉えると、それは間違いで、このアルバムの中にあって『Book Of Days』は他の曲と少しスタイルの異なる曲だった。

その『Book Of Days』、アメリカでリリースされた初期プレスの『Shepherd Moons』ではゲール語バージョンが収録されていたようだ。

寒い冬の時期になると enya の曲が似合う。それも、enya の曲以外に他に何の音もなく、ただ enya の曲だけが流れているような状況で。enya の曲には物悲しい雰囲気もあるが、わずか1時間だけでも日々の喧騒を忘れさせてくれるような存在でもある。

ShepherdMoons.jpgShepherd Moons Shepherd Moons (Remastered) - エンヤ
Shepherd Moons
Caribbean Blue
How Can I Keep From Singing?
Ebudæ
Angeles
No Holly For Miss Quinn
Book Of Days
Evacuee
Lothlórien
Marble Halls
Afer Ventus
Smaointe...
タグ:Enya 1991


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