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Led Zeppelin/『Presence』 [CD]

Presence.jpgこの1週間で1976年にリリースされたアルバムを2枚取り上げたが、この Led Zeppelin の通算7枚目のスタジオ・アルバム『Presence』もまた、1976年にリリースされた。

Led Zeppelin の各スタジオ・アルバムを最初にひと通り聴いたとき、一番気に入ったアルバムが、10分を超える大作『Achilles Last Stand』で始まる、全7曲を収めた約45分の『Presence』だった。

Led Zeppelin のスタジオ・アルバムではデビュー盤4枚目など、他のアルバムを一番に推すファンも多いが、個人的にはアコースティックな曲が1つもない、Jimmy Page がエレクトリック・ギターを弾きまくる『Presence』が、最も Led Zeppelin らしさを感じたアルバムだった。

いろいろなところで語り尽くされている『Presence』は、Robert Plant の自動車事故というアクシデントもあって作られたアルバム。この事故のおかげでバンドはワールド・ツアーのキャンセルも強いられた。

そんな事情もあって『Presence』のレコーディングに Plant は車椅子に乗った状態で参加したが、その逆境の中、レコーディングは僅か18日間で終了。これはデビュー盤に次ぐ短期間でのレコーディングだった。

この間、Page は一日約20時間近くをレコーディングやミックスに費やしたという。

アルバムのジャケットはデザイン集団 Hipgnosis が手掛け、不思議な形状をした黒いオブジェクトが無造作に置かれた何の関係もない画像が、ジャケットの表や裏、ダブル・ジャケットの内側にあった。このデザインは、翌1977年の Grammy 賞で Best Album Package の候補にも挙がった。

この画像以外、何も文字が見当たらない『Presence』に見えたが、表ジャケットの右上にはエンボス加工されたアルバム・タイトルとバンド名があった。後に紙ジャケット仕様でリリースされたときも、このエンボス加工は再現され、この2つが印刷された小さな透明ステッカーも封入されていた。

『Royal Orleans』を除く6曲が Page と Plant によって書かれた『Presence』は、全米チャートに24位で初登場。翌週には全米 No.1 の座に就いた。

全英チャートでも No.1 になった『Presence』は英米双方でプラティナ・アルバムに認定され、アメリカでは300万枚のセールスを記録したが、これは1982年リリースの最後のスタジオ・アルバム『CODE』を除くと、Led Zeppelin の全スタジオ・アルバムの中で最もセールスが低いアルバムでもあった。

Presence.jpgPresence Presence - Led Zeppelin
【SIDE ONE】
Achilles Last Stand
For Your Life
Royal Orleans
【SIDE TWO】
Nobody's Fault But Mine
Candy Store Rock
Hots On For Nowhere
Tea For One
タグ:Led Zeppelin 1976


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