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Styx/『Paradise Theatre』 [CD]

パラダイス・シアター1981年にリリースされたStyx通算10枚目のスタジオ・アルバム『Paradise Theatre』が、今年頭に紙ジャケ仕様でリリースされた。このアルバムを含む全9枚が紙ジャケとして今回リリースされている。

このアルバムはStyx唯一の全米No.1アルバム。1977年リリースの7作目『The Grand Illusion』から続く連続200万枚というセールスも達成と、Styxの(セールスとしての)頂点を極めたアルバムだった。

中学3年の冬にリリースされたこのアルバムもまた、友人から借りて聴いたのだが、このLPはB面にレーザーエッチング加工されたロゴが刻まれ、光にかざすとロゴが七色にキラキラ輝く綺麗なモノだった。

今回の紙ジャケでこの点がどう復刻されるか興味があったが、CDのレーベル面に似たような加工が施され、当時の雰囲気を楽しめるようになっていた。

アルバムに収録されている内容は、シカゴに実在したと言われる劇場の栄枯衰退をなぞった内容のコンセプト・アルバムで、そのオープニングを飾る2曲のメドレーは幕開けを飾るのにこれ以上ない展開だ。

このアルバムの象徴とも言える5曲目の『The Best Of Times』のメロディは、オープニングとエンディングの2曲にも使われ、同じメロディながら片や幕開けを、一方で閉幕を告げる雰囲気をよく表している。

シングルとしてTommy Shawがリードボーカルの『Too Much Time On My Hands』もヒット。James Youngのボーカルが印象的な『Snowblind』は麻薬を連想させると話題になり、テープを逆回転させると悪魔的メッセージが聴こえるとも。しかし、バンド側はこれを当然否定した。

そんな否定的なコメントに対するバンド側の声が、次作『Kilroy Was Here』に繋がったとも言われている。

『Paradise Theatre』
A.D.1928
Rockin' The Paradise
Too Much Time On My Hands
Nothing Ever Goes As Planned
The Best Of Times
Lonely People
She Cares
Snowblind
Half-Penny, Two-Penny
A.D.1958
State Street Sadie (instrumental)

紙ジャケでのリリースではリマスターも期待したが、残念ながら今回新たなリマスターはなかった。ジャケットとレーベル面ロゴの復刻があっただけに、最新の技術で音質の改善もぜひとも行なってほしかったところだ。

タグ:1981 Styx


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