Queen/『Hot Space』 [CD]
前作『The Game』で初めてシンセサイザーを大胆に導入したQueenが、この『Hot Space』では1曲目の『Staying Power』で、これもバンド初となるホーン・セクションを導入。この曲がFMで初めて紹介されたとき、「えぇ~、これがQueenの新作??」と、目を丸くした。
『Another One Bites The Dust』が全米No.1になり、その路線を更に進めたとも言われた『Hot Space』。2曲目の『Dancer』はBrian Mayによる曲だが、今迄のBrian主導の曲とは傾向が全然違う。
『Another One Bites The Dust』でNo.1を獲得したJohn Deaconによる3曲目『Back Chat』も、今迄にJohnが手掛けてきたメロディが美しい曲と比べると、やはりどこか違う。途中にあるBrianのギターソロを聴くと、曲作りに積極的に関わったのはBrianだったのでは? とも感じた。
そして、問題作の『Body Language』。シンセ・ベースのイントロで幕を開けるこの曲が『Hot Space』のリリースに先駆けた第1弾シングルだったが、この曲ではギターが一切入っていない。PVはその内容から放映禁止処分も受けた。
当時のLP、A面最後を飾る『Action This Day』は、Roger Taylor作。A面はFreddie Mercuryが2曲、Brian、John、Rogerの曲がそれぞれ1曲ずつ入っているが、唯一、今迄のQueenらしいと感じたのは、この『Action This Day』だった。しかし、この曲も中盤のきらびやからシンセサイザーを聴いたとき、ここまで派手にしなくても…と思った。
B面に入ると、過激なA面に慣れてしまったせいか、それ程の違和感は感じなかったが、それでも、5曲目の『Cool Cat』は異質だった。JohnとFreddieの共作であるこの曲では、全編でFreddieがファルセットを切々と聴かせる。当初、David Bowieがバックコーラスも付けていた。
そして『Hot Space』の最後は、そのBowieとの共作『Under Pressure』で幕を降ろす。当時、メディアに相当非難された『Hot Space』。このアルバムを最後にQueenを聴くのを止めたファンも、周囲には結構いた。
今でこそ再評価の対象に上がる『Hot Space』は、Queenのベストとは言えないが、いろいろな聴き方があるアルバムの1つとは言えるだろう。
『Hot Space』
Staying Power
Dancer
Back Chat
Body Language
Action This Day
Put Out The Fire
Life Is Real (Song For Lennon)
Calling All Girls
Las Palabras De Amor (The Words Of Love)
Cool Cat
Under Pressure
『Another One Bites The Dust』が全米No.1になり、その路線を更に進めたとも言われた『Hot Space』。2曲目の『Dancer』はBrian Mayによる曲だが、今迄のBrian主導の曲とは傾向が全然違う。
『Another One Bites The Dust』でNo.1を獲得したJohn Deaconによる3曲目『Back Chat』も、今迄にJohnが手掛けてきたメロディが美しい曲と比べると、やはりどこか違う。途中にあるBrianのギターソロを聴くと、曲作りに積極的に関わったのはBrianだったのでは? とも感じた。
そして、問題作の『Body Language』。シンセ・ベースのイントロで幕を開けるこの曲が『Hot Space』のリリースに先駆けた第1弾シングルだったが、この曲ではギターが一切入っていない。PVはその内容から放映禁止処分も受けた。
当時のLP、A面最後を飾る『Action This Day』は、Roger Taylor作。A面はFreddie Mercuryが2曲、Brian、John、Rogerの曲がそれぞれ1曲ずつ入っているが、唯一、今迄のQueenらしいと感じたのは、この『Action This Day』だった。しかし、この曲も中盤のきらびやからシンセサイザーを聴いたとき、ここまで派手にしなくても…と思った。
B面に入ると、過激なA面に慣れてしまったせいか、それ程の違和感は感じなかったが、それでも、5曲目の『Cool Cat』は異質だった。JohnとFreddieの共作であるこの曲では、全編でFreddieがファルセットを切々と聴かせる。当初、David Bowieがバックコーラスも付けていた。
そして『Hot Space』の最後は、そのBowieとの共作『Under Pressure』で幕を降ろす。当時、メディアに相当非難された『Hot Space』。このアルバムを最後にQueenを聴くのを止めたファンも、周囲には結構いた。
今でこそ再評価の対象に上がる『Hot Space』は、Queenのベストとは言えないが、いろいろな聴き方があるアルバムの1つとは言えるだろう。
『Hot Space』
Staying Power
Dancer
Back Chat
Body Language
Action This Day
Put Out The Fire
Life Is Real (Song For Lennon)
Calling All Girls
Las Palabras De Amor (The Words Of Love)
Cool Cat
Under Pressure
2009-04-21 15:25
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コメント(2)
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こんばんは♪
この辺はまさに「Real Time」で聴いていたので、昨日の事の
様に思い出します。でも前作で、ファンになった人たちは驚き
ますよね^^;私は『Hot Space』の大ファンでしたけど^^
【John Deacon】はやっと好きな音楽が出来たんだと思います
よ。『Another One Bites The Dust』での成功で。とにかく、
自分は【Side-1】ばかり聴いてました。[Queen Sound]と、
ブラ・コンの融合、私は大歓迎でした!
でもセールス的に駄目だったので、次作でまた元のQueenに
戻っちゃいましたね^^;それはそれで良かったんでしょうけど。
【Side-2】は今でも好きになれないなぁ^^;
by chan_yukky (2009-04-21 18:27)
リアルタイムでこのアルバムをchan_yuukkyさんも
聴いていらしたとは! ほぼ、世代が同じかもしれない
ですネ。
私は『Jazz』辺りがリアルタイムで聴いたQueenの
アルバムで、そこから過去に溯っていったので、この
『Hot Space』には「???」と驚くばかりでした。聴いては
いましたが、「スキか?」と聞かれると「…」と言葉に
詰まってしまいましたね。
次のアルバムはその反動もあって、これまたよく聴いた
アルバムですが、また近々紹介したいと思います!
by MCMLXV_65 (2009-04-21 19:06)