Paul Weller/『As Is Now』 [CD]
2005年にリリースされた『As Is Now』は、数多いPaul Weller名義のアルバムの中でも好きなアルバムの1つだ。
このアルバムに先行して発表された『From The Floorboards Up』では、僅か2分ちょっとの曲で最高にカッコいいロックンロールを躍動感あるPVと共に聴かせてくれた。カバー曲で固めた『Studio 150』からの第1弾シングル『The Bottle』でも、ストレートなロックへ回帰する兆しがあっただけに、第1弾シングルを聴いく、続いてリリースされる『As Is Now』には大きな期待を寄せていた。
そして、届けられたアルバムは期待以上の出来だった。
以前に『Studio 150』を紹介したとき、Paul Wellerはしばらく曲を書かなかった期間があったと記したが、この『As Is Now』ではそんなブランクがなかったかのように、いい曲が続けて流れてくる。
2ndシングルの『Come On/Let's Go』はグイグイと引っ張られていく感じがライブでも盛り上がること間違いないと思える出来だったし、『Pan』で聴かせるピアノとPaul Wellerのボーカルからはソロ活動初期のような雰囲気が感じられた。ソロ活動を始めた頃に見られた想いを曲にぶつけている感じと似ていると感じた。
曲を書かなかった期間を経て全編カバーのアルバムに取り組み、曲を作らなければいけないというプレッシャーから解放されたPaul Wellerは、ロックな曲だけにもならず、シンプルな曲だけにも偏らず、そしてバラードみたいなスローな曲だけにもならず、この時点で最高のプレイをする4人で出来得る最高のアルバム『As Is Now』を作りあげた。
『Bring Back The Funk (Pts 1 & 2)』でのジャム・セッションは、この時点のメンバーがつくる最高のグルーブを醸し出している。そして『As Is Now』の最後を飾る『The Pebble And The Boy』でのストリングとPaul Wellerの奏でるピアノは、前曲との対比もあってより聴く側にその感情が染み入ってくるようだ。
今もライブで『As Is Now』に収められた曲がプレイされる機会は多く、現時点の最新アルバム『22 Dreams』に続く流れを作ったアルバムだとも思える。個人的にはソロ初期の名盤『Stanley Road』に次いで、Paul Wellerのキャリアの分岐点になったアルバムだと思う。
『As Is Now』
Blink And You'll Miss It
Paper Smile
Come On/Let's Go
Here's The Good News
The Start Of Forever
Pan
All On A Misty Morning
From The Floorboards Up
I Wanna Make It Alright
Savages
Fly Little Bird
Roll Along Summer
Bring Back The Funk (Pts 1 & 2)
The Pebble And The Boy
このアルバムに先行して発表された『From The Floorboards Up』では、僅か2分ちょっとの曲で最高にカッコいいロックンロールを躍動感あるPVと共に聴かせてくれた。カバー曲で固めた『Studio 150』からの第1弾シングル『The Bottle』でも、ストレートなロックへ回帰する兆しがあっただけに、第1弾シングルを聴いく、続いてリリースされる『As Is Now』には大きな期待を寄せていた。
そして、届けられたアルバムは期待以上の出来だった。
以前に『Studio 150』を紹介したとき、Paul Wellerはしばらく曲を書かなかった期間があったと記したが、この『As Is Now』ではそんなブランクがなかったかのように、いい曲が続けて流れてくる。
2ndシングルの『Come On/Let's Go』はグイグイと引っ張られていく感じがライブでも盛り上がること間違いないと思える出来だったし、『Pan』で聴かせるピアノとPaul Wellerのボーカルからはソロ活動初期のような雰囲気が感じられた。ソロ活動を始めた頃に見られた想いを曲にぶつけている感じと似ていると感じた。
曲を書かなかった期間を経て全編カバーのアルバムに取り組み、曲を作らなければいけないというプレッシャーから解放されたPaul Wellerは、ロックな曲だけにもならず、シンプルな曲だけにも偏らず、そしてバラードみたいなスローな曲だけにもならず、この時点で最高のプレイをする4人で出来得る最高のアルバム『As Is Now』を作りあげた。
『Bring Back The Funk (Pts 1 & 2)』でのジャム・セッションは、この時点のメンバーがつくる最高のグルーブを醸し出している。そして『As Is Now』の最後を飾る『The Pebble And The Boy』でのストリングとPaul Wellerの奏でるピアノは、前曲との対比もあってより聴く側にその感情が染み入ってくるようだ。
今もライブで『As Is Now』に収められた曲がプレイされる機会は多く、現時点の最新アルバム『22 Dreams』に続く流れを作ったアルバムだとも思える。個人的にはソロ初期の名盤『Stanley Road』に次いで、Paul Wellerのキャリアの分岐点になったアルバムだと思う。
『As Is Now』
Blink And You'll Miss It
Paper Smile
Come On/Let's Go
Here's The Good News
The Start Of Forever
Pan
All On A Misty Morning
From The Floorboards Up
I Wanna Make It Alright
Savages
Fly Little Bird
Roll Along Summer
Bring Back The Funk (Pts 1 & 2)
The Pebble And The Boy
タグ:Paul Weller 2005
2009-05-20 16:53
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