アメリカン・アイドル、Top3

シーズン8もファイナル目前。今夜のTop3は持ち歌が2曲ずつ。まずは審査員が選んだ曲を3人が披露した。(★印は個人的な感想)

Danny Gokey 『Dance Little Sister』★★
Kris Allen 『Apologize』★★
Adam Lambert 『One』★★

この夜のトップを務めたダニーの曲はポーラが選曲。ダニーの特徴ある声量の広さを活かした歌い方は、ダニーの魅力が十分溢れていた! ダニーの存在がまだまだ注目と思わせるに十分なステージ&選曲だった。

クリスの曲を選んだのはランディとカーラのふたり。ダニーと対照的に抑え気味に歌うクリスの姿勢は、こちらもクリスらしさがよく表れていた。ピアノでの弾き語りに対して、カーラはギターで挑んで欲しかったと注文をつけたが、このステージもクリスの個性がよく表れていた。

アダムの曲を選んだのはサイモン。始めはスローに、そして中盤以降はアダムらしく高音を生かしたスタイルでまとめたステージに言うことは何もないが、このアダムのスタイルも、いささか聴き慣れてきた感じも…。

Danny Gokey 『You Are So Beautiful』★★
Kris Allen 『Heartless』★★★
Adam Lambert 『Cryin'』★★

後半の3曲はTop3が自ら選曲。そして、後半もダニーからスタート。1曲目のパワフルな歌い方から、弦楽器をバックに2曲目を歌いあげたダニー。ハスキーな声がどちらのスタイルにもピタリとハマり、情感に溢れていた。

クリスの2曲目は最近のヒット曲。原曲のイメージが強いだけに、この選曲はマズいのでは…? と思ったが、ギター1本だけのアレンジが見事当たり、全く違う曲に仕上がっていた。ランディの言うとおり、オリジナルを越えたクリスのアレンジは、ここまでのTop3で最高のステージ!

アダムの2曲目は原曲に忠実なアレンジ。いつものアダムらしいステージだったが、クリスほどの新鮮さは正直なかった。完成度は高いが、もう1つ工夫があっても良かったのでは…?

シーズン8のTop3は甲乙がつけ難い存在だが、この夜のステージで光っていたのはクリスではないだろうか…? アダムは抜けた存在だと思うが、ここにきてクリスのアレンジ力と、その抑揚を抑えた歌い方はシーズン8の優勝者にも相応しいと思う。

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