Queen/『Complete Works』 [いろいろと…]
このタイトルだけを紹介すると、ファンの方は14枚組みのLPレコードセットを連想されると思うが、今回紹介するのは洋書の『Complete Works』になる。
2007年に出版された本書を手に入れたのは2008年の年明けだった。全424ページにも及ぶ本書は全て英語で記され、その上、写真は一切なくカラーページもない。まさに文字情報の集まりといった体裁だが、その内容は限りなくオフィシャルな本に近い。
本書では、Queen結成前の活動紹介からから始まり、全てのアルバム紹介ではメンバーのソロ・アルバムも紹介。そして曲ごとの紹介、ライブ活動の紹介、ベスト盤とメンバーが参加した活動の紹介、BBCラジオやビデオ作品の紹介、Queen以外の活動紹介、各国シングル情報紹介と、全8章で構成されている。
曲ごとの紹介までで約2/3を占める本書だが、それぞれの記事では、当時のQueenの活動内容からメンバーのコメント、メディアの評価などが事細かに記されている。曲ごとの紹介では、アルバムに収録されシングルにはならなかった曲も全て解説されているので、「あの曲は~…」と思いつくままに本書を片手に調べてみるのも面白い。
また、ライブ活動紹介の章では、ツアー日程に加えて代表的なセットリストも掲載されている。Queenのライブは日によって微妙にセットリストが変わっていたので、その詳細まで全て記されていれば完璧だったのだが、本書ではツアーごとに区切り、その間にプレイされた一般的なセットリストを紹介している。また、そのツアーで起きたイベントも記述に大小の差はあるが記されている。
最後の章となる各国シングル情報では、6月にリリースされる『Single Collection 2』の対象シングルが本来どのような形態でリリースされていたのかを知ることもできる。この章を見ると『Single Collection 2』に含まれるシングルでは12インチ・バージョンがあると記されているが、今回のボックスではその12インチ・バージョンが含まれていないようだ。
と、パラパラと面白そうな記事だけを拾い読みしても十分楽しめる本書だが、英語が理解できるとより一層楽しめる。特にメンバーが当時語ったコメントや、メディア評など細かいニュアンスを理解するには英語の読解力が必要だろう。
しかし、有名、無名を問わずQueenのあらゆる記録が詰まっている本書を、辞書を片手に時間をかけてゆっくり楽しむのも面白い。
『Queen Complete Works』
◆Forward MODERN TIMES ROCK'N'ROLL
◆Part One PRE-QUEEN
◆Part Two THE ALBUMS
A. Queen Albums
B. Solo Albums
◆Part Three THE SONGS
◆Part Four QUEEN LIVE
◆Part Five COMPILATIONS AND COLLABORATIONS
A. Compilation Albums
B. Collaborations
◆Part Six OTHER MEDIA:
RADIO,VIDEO,INTERACTIVE,STAGE
A. BBC Radio Sessions
B. Video
C. Interactive
D. We Will Rock You... The Musical
◆Part Seven POST-QUEEN
Freddie Mercury
The Cross
Brian May
Roger Taylor
Other Events
46664 - Long Walk To Freedom
Queen + Paul Rodgers
Guest Appearances
◆Part Eight SINGLES DISCOGRAPHY
◆Afterwards WAS IT ALL WORTH IT?
2007年に出版された本書を手に入れたのは2008年の年明けだった。全424ページにも及ぶ本書は全て英語で記され、その上、写真は一切なくカラーページもない。まさに文字情報の集まりといった体裁だが、その内容は限りなくオフィシャルな本に近い。
本書では、Queen結成前の活動紹介からから始まり、全てのアルバム紹介ではメンバーのソロ・アルバムも紹介。そして曲ごとの紹介、ライブ活動の紹介、ベスト盤とメンバーが参加した活動の紹介、BBCラジオやビデオ作品の紹介、Queen以外の活動紹介、各国シングル情報紹介と、全8章で構成されている。
曲ごとの紹介までで約2/3を占める本書だが、それぞれの記事では、当時のQueenの活動内容からメンバーのコメント、メディアの評価などが事細かに記されている。曲ごとの紹介では、アルバムに収録されシングルにはならなかった曲も全て解説されているので、「あの曲は~…」と思いつくままに本書を片手に調べてみるのも面白い。
また、ライブ活動紹介の章では、ツアー日程に加えて代表的なセットリストも掲載されている。Queenのライブは日によって微妙にセットリストが変わっていたので、その詳細まで全て記されていれば完璧だったのだが、本書ではツアーごとに区切り、その間にプレイされた一般的なセットリストを紹介している。また、そのツアーで起きたイベントも記述に大小の差はあるが記されている。
最後の章となる各国シングル情報では、6月にリリースされる『Single Collection 2』の対象シングルが本来どのような形態でリリースされていたのかを知ることもできる。この章を見ると『Single Collection 2』に含まれるシングルでは12インチ・バージョンがあると記されているが、今回のボックスではその12インチ・バージョンが含まれていないようだ。
と、パラパラと面白そうな記事だけを拾い読みしても十分楽しめる本書だが、英語が理解できるとより一層楽しめる。特にメンバーが当時語ったコメントや、メディア評など細かいニュアンスを理解するには英語の読解力が必要だろう。
しかし、有名、無名を問わずQueenのあらゆる記録が詰まっている本書を、辞書を片手に時間をかけてゆっくり楽しむのも面白い。
『Queen Complete Works』
◆Forward MODERN TIMES ROCK'N'ROLL
◆Part One PRE-QUEEN
◆Part Two THE ALBUMS
A. Queen Albums
B. Solo Albums
◆Part Three THE SONGS
◆Part Four QUEEN LIVE
◆Part Five COMPILATIONS AND COLLABORATIONS
A. Compilation Albums
B. Collaborations
◆Part Six OTHER MEDIA:
RADIO,VIDEO,INTERACTIVE,STAGE
A. BBC Radio Sessions
B. Video
C. Interactive
D. We Will Rock You... The Musical
◆Part Seven POST-QUEEN
Freddie Mercury
The Cross
Brian May
Roger Taylor
Other Events
46664 - Long Walk To Freedom
Queen + Paul Rodgers
Guest Appearances
◆Part Eight SINGLES DISCOGRAPHY
◆Afterwards WAS IT ALL WORTH IT?
2009-06-06 13:29
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