Paul Weller/『Live Wood』 [CD]
ソロ・アルバム『Paul Weller』と2作目の『Wild Wood』をリリースした後の1993年から1994年にかけてのライブ音源を集めた『Live Wood』。ロンドンのRoyal Albert Hallなどで収録された13曲が収められている。
『Live Wood』にはデビュー盤から4曲が、2作目から8曲が、カバー3曲がメドレーというかたちで、そしてこのツアーの頃にリリースされた『The Weaver』のカップリング曲でアルバム未収録の『This Is No Time』が含まれている。
Paul Wellerは意外と多くのライブ盤をリリースしていて、『Live Wood』以降、2001年に『Days Of Speed』を、2006年に2枚組みの『Catch-Flame!』を、2008年には4枚組みの大作『Weller at the BBC』を、そしてDVDの『Just a Dream』に付属というかたちでBrixton Academyでのライブ13曲を、つい先頃発表している。
Paul Wellerのライブ盤ではMCが極端に少なく淡々とステージが進むような印象を与えるガ、実際のライブを聴いた後だと、マイク・スタンドの前でギターをあるときは爪弾きながら、あるときはかきむしるように弾くPaul Wellerの姿が思い浮かぶ。
観客に媚を売るようなアドリブもないステージは、淡々と進行するというイメージが確かにあるが、ステージ上のPaul Wellerからはアルバムで聴ける以上に、感情を歌に込めるという印象がヒシヒシと伝わってくる。その時々でバンド編成に変化はあるが、常に中心にいるのはPaul Wellerで、その動きにいつも釘付けになってしまう。
最近、The Jam時代やThe Style Council時代のライブDVDをまた見ているが、ソロ時代に入ってのライブはThe Jam時代初期の頃とイメージがダブる。特にこの『Live Wood』はそんな感じがある。サウンドとしてはThe Style Council時代後期のイメージの曲もあるが、ステージ上での佇まいはThe Jam時代のようだ。
『Live Wood』の頃は、ソロ活動以前の曲をやることはほとんどなかったが、時折、挿入されるカバー曲はPaul Wellerのルーツを辿るような曲が多い。そして、それらの曲がPaul Wellerのオリジナルのように聴こえくるのは、Paul Weller自身の思い入れもかなり反映されているからなのだろう。
翌1995年には傑作『Stanly Road』をリリースするPaul Wellerだが、『Wild Wood』と『Stanly Road』は後年、デラックス・エディションとして数多くのデモや未発表曲を含んでいる。ソロとしての活動に自信を深め、創作意欲も多いにあった頃の『Live Wood』では、ステージ上でのパフォーマンスもとても充実している。
『Live Wood』
Bull Rush / Magic Bus ※I
This Is No Time
All The Pictures On The Wall ※II
Remember How We Started / Dominoes ※I
Above The Clouds ※I
Wild Wood ※II
Shadow Of The Sun ※II
(Can You Heal Us) Holy Man / War ※II
5th Season ※II
Into Tomorrow ※I
Foot Of The Mountain ※II
Sunflower ※II
Has My Fire Really Gone Out? ※II
※I:『Paul Weller』収録
※II:『Wild Wood』収録
『Live Wood』にはデビュー盤から4曲が、2作目から8曲が、カバー3曲がメドレーというかたちで、そしてこのツアーの頃にリリースされた『The Weaver』のカップリング曲でアルバム未収録の『This Is No Time』が含まれている。
Paul Wellerは意外と多くのライブ盤をリリースしていて、『Live Wood』以降、2001年に『Days Of Speed』を、2006年に2枚組みの『Catch-Flame!』を、2008年には4枚組みの大作『Weller at the BBC』を、そしてDVDの『Just a Dream』に付属というかたちでBrixton Academyでのライブ13曲を、つい先頃発表している。
Paul Wellerのライブ盤ではMCが極端に少なく淡々とステージが進むような印象を与えるガ、実際のライブを聴いた後だと、マイク・スタンドの前でギターをあるときは爪弾きながら、あるときはかきむしるように弾くPaul Wellerの姿が思い浮かぶ。
観客に媚を売るようなアドリブもないステージは、淡々と進行するというイメージが確かにあるが、ステージ上のPaul Wellerからはアルバムで聴ける以上に、感情を歌に込めるという印象がヒシヒシと伝わってくる。その時々でバンド編成に変化はあるが、常に中心にいるのはPaul Wellerで、その動きにいつも釘付けになってしまう。
最近、The Jam時代やThe Style Council時代のライブDVDをまた見ているが、ソロ時代に入ってのライブはThe Jam時代初期の頃とイメージがダブる。特にこの『Live Wood』はそんな感じがある。サウンドとしてはThe Style Council時代後期のイメージの曲もあるが、ステージ上での佇まいはThe Jam時代のようだ。
『Live Wood』の頃は、ソロ活動以前の曲をやることはほとんどなかったが、時折、挿入されるカバー曲はPaul Wellerのルーツを辿るような曲が多い。そして、それらの曲がPaul Wellerのオリジナルのように聴こえくるのは、Paul Weller自身の思い入れもかなり反映されているからなのだろう。
翌1995年には傑作『Stanly Road』をリリースするPaul Wellerだが、『Wild Wood』と『Stanly Road』は後年、デラックス・エディションとして数多くのデモや未発表曲を含んでいる。ソロとしての活動に自信を深め、創作意欲も多いにあった頃の『Live Wood』では、ステージ上でのパフォーマンスもとても充実している。
『Live Wood』
Bull Rush / Magic Bus ※I
This Is No Time
All The Pictures On The Wall ※II
Remember How We Started / Dominoes ※I
Above The Clouds ※I
Wild Wood ※II
Shadow Of The Sun ※II
(Can You Heal Us) Holy Man / War ※II
5th Season ※II
Into Tomorrow ※I
Foot Of The Mountain ※II
Sunflower ※II
Has My Fire Really Gone Out? ※II
※I:『Paul Weller』収録
※II:『Wild Wood』収録
2009-06-11 12:39
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