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the brilliant green/『the brilliant green』 [CD]

the brilliant greenボーカルの川瀬智子、ベースの奥田俊作、ギターの松井亮の3人によるthe brilliant greenのデビュー盤。1998年9月にリリースされたこのアルバムには先にシングル・リリースされた『There will be love there -愛のある場所-』と『冷たい花』が収録されている。

洋楽が好きな層からも注目されたこのデビュー盤には英語で歌われた曲もあり、先のシングル以外の曲を一回聴いただけでは、日本人のバンドによるアルバムだとは気がつかないのではないだろうか?

銀色のちょっと見難いジャケットも、普段ポートレイト写真を多用した邦楽(J-Pop?)のアルバムと少し違う異質な存在で、それがまた、巷に溢れる邦楽と違う雰囲気を出していた。

3人によって作り出された音は意外と厚みがあって、これがメジャー・デビュー盤とは思えないサウンドに仕上がっていた。そこに川瀬智子のちょっと甘いボーカルがミスマッチにも思えたが、この感じがいかにも洋楽のインディ系にありそうなサウンドで、「また、新しいガールズ・バンドが出てきたか?」と、当時は思ったほどだった。

『Always And Always』や『Rock'n Roll』ではアコースティックな感じを出し、他の曲と違うシンプルな構成が、このアルバムにまた新たな魅力を付け加えていた。

邦楽のアルバムの場合、先行シングルを含んでいるが、それ以外の曲にはあまり魅力が感じられない場合が多く、その割に価格が3000円近辺と高くてアルバムは買う気にならないのだが、このthe brilliant greenは全く違っていた。

このthe brilliant greenのデビュー盤は、1995年のバンド結成以来練られてきた3人それぞれの個性が大きく開花し、完成度がとても高かった。このアルバム以降にリリースされたシングルもとても質が高く、また凝ったつくりのPVとともに、邦楽では他に類を見ない存在になっていった。

余程のことがないと邦楽のアルバムを買うことはないのだが、デビュー盤以降、毎回気になり買い続けているのがthe brilliant greenだ。2002年の『THE WINTER ALBUM』を最後にオリジナル・アルバムのリリースはなく、2008年の『complete single collection '97-'08』を最後にアルバムというかたちでのリリースもない。

the brilliant greenの後継者も多く出てきているが、やはりこの3人による新作をまた聴いてみたい。

『the brilliant green』
I'm In Heaven
冷たい花
You & I
Always And Always
Stand by
MAGIC PLACE
“I"
Baby London Star
There will be love there -愛のある場所-
Rock'n Roll



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